Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

2週連続で

2018年11月18日 | 歌舞伎

11/10(土)は、昼の部をスポーツクラブのジム友さんと、
11/17(土)は、夜の部をSWIM友達のKさんと、
平成中村座十一月歌舞伎を2週連続で観に行ってきました。
今回は十八世中村勘三郎七回忌追善です。
ワタス、勘三郎さんが大好きでした。
なのでお亡くなりになられてから、歌舞伎を観に行く気にもならず。
いまだ建て直した歌舞伎座にも行っていません。
それがご近所浅草寺の裏に小屋が建つというので久々に行ってみることにしました。
夜の部を観に行く時、自宅から隅田川を渡ると、かつて平成中村座の小屋を建てたこともある桜橋の近くに大勢の人だかり。
何事?と行ってみると女子プロレスの試合がまさに始まるところでした。

「浅草プロレス」って・・・。
そんなのあるんだぁ。

時間もないので見ることもできませんでしたが、まあお天気でよかったですよ。
屋外ですからね。
そして浅草寺仲見世を横切ろうとしたら、かつて呉服屋さんだったところがすっかり様変わり。
こちらはかりんとう屋さんに。

真向いのこちらはおいもやさんに。

その昔着付けを習っていたので、店頭に飾ってある着物をよくチェックしていたんですよ。
浅草もしばらく来なかったので、すっかり変わっちゃいましたね。
浅草寺裏に回り、こちらから入ります。

入口左側には勘三郎さんの写真が飾られていました。

そしてその隣にはこんな看板が!

ふむふむ、十八ヶ所に目があるのね。
小屋の入口。

ここで履き物を脱ぎ、渡されたビニール袋に入れて座席まで。
ゴミ箱にまで小屋の雰囲気を壊さないような配慮が。

初回は2階の舞台向かって左側席。

2回目は同じく2階の右側席。

幕の内側にも席があり、幕間の裏方さんの仕事っぷりを見ることができます。

2階真正面の屏風前にはお大尽席35,000円。
ふかふかのお座布団に肘掛け付き錦織の座椅子。
たった4名しか座れません。

専属のお世話係がお出迎えからお見送り、幕間のお茶・お菓子、食事などのおもてなしをしてくれます。
いいなぁ~。
昼の部も夜の部も勘三郎さんのお孫さん2人が大活躍。
勘九郎さんの次男坊長三郎くんは、セリフも多く重要な役どころ。
声も大きく、しっかり演じていました。
じっとしていなければならない場面では耳をポリポリ掻いていたりして・・・。
でもそれはそれでご愛嬌。
まだ5歳ですもん。
動かないでいること自体が難しい年頃ですからね。
そして夜の部では長男坊の勘太郎くんが牛若に、お父さん勘九郎さんの弁慶と微笑ましい親子共演。
勘太郎くんの踊りはすばらしかったし、
勘九郎さんの台詞回しが勘三郎さんを感じさせるようなところもありました。
ますます息子2人の成長が楽しみになってきました。
そして変わらず妖艶な七之助さんも素敵でした。
勘三郎さんも自分がここにいないことが残念でたまらないことでしょう。
いやいや、十八ヶ所にあるという目でニコニコ眺めていたかしら・・・。
その目なんですが、たったひとつ見つけました。
それが幕の右下。

あとはどこにあるのか、まったくわからず。
休憩時間にお世話係のお茶子さんに勘三郎さんの目ってどこにあるんですか?と聞いてみました。
すると、どこか見つけられました?と聞かれ、ひとつだけ幕の左下にと答えるワタス。
それではここからこの通路を歩いてみてください。
左側に注目ですよと。
お大尽席真裏の細い通路を行くとありました!

これは目立ちます。
そしてお大尽席の屏風にもありますよと。
ちょっと失礼して、入ってみることに。
おっ、ありました!

これはわからない・・・。
結局、2回観に行ってもこの3つしか見つけることはできませんでした。
歌舞伎後は両日共浅草寺にお参り。

11/17(土)は満月が出ていました。
東武線の高架がクリスマスカラーのライティングになっているのを見ながら自転車を飛ばして帰宅。

やっぱり新しい歌舞伎座には足を運びたいと思った夜でした。