8月20日(月)
道の駅・パパスランドさっつる での朝。5時起床。
やはり、晴れている(^^)。
準備。
▲ 登山口へ向かう。
前方には斜里岳が待っている。
斜里岳はアイヌ語ではオンネプリ。「大きい山」という意味らしい。
知床半島の付け根にあって、富士山型の独立峰で山容が美しい。
▲ 登山口にある清岳荘前の駐車場に到着。
実は、登山口までの道は、16日から雨による崩落で通行止めだった。
昨日19日の午後5時にようやく開通になった。
▲ 地図。
左上の清岳荘から下二股へ、ここから旧道(沢)コースを通って、頂上へ。
帰りは上二股から、新道(尾根)コースを使って戻る。
累積標高差1115m、歩行距離10km、コースタイム7時間20分 の中級レベルだ。
コースはそこそこで、問題はないが心配なのは旧道(沢)コースで、沢を横切る徒渉のとき増水しているであろうから、登山靴を濡らすことなく渡れるかだ。
行ってみなければ分からない。
▲ 林道を抜けてまもなく沢が出てきた。
▲ そして一の沢に降り立つ。
ここから上二股まで、ずっと沢伝いに歩くことになり、20回ほど沢を横切る徒渉が必要になるようだ。「増水時でなければ靴を濡らすことはない」とガイドブックには書いてあるが。
ま、勢いよく沢は流れている。
なんとか、露出している岩の上を伝って渡る。
▲ あとは、大小の滝に遭遇しながら、川にそって登り横切りの連続だ。
▲ 中には、どうやっても水の中に足を突っ込まなければ、渡れないところもあった。
しかし、靴紐あたりまでの一瞬の水漬けであれば、撥水で水は侵入しないようだ。
▲ どうしてもこりゃ渡れないなあ(靴がずぶぬれにならなければ)と、水面を眺めながら考えこんでいると・・
若い男女ペアの登山者が、現れた(^^)。
大柄の若いにーさんが、「こっちから(渡ったほうが)いいのではないですか」とアドバイスをくれた。
「じゃあ、お手本を見せて(笑)」
真似をすると、うまくいった。
このにーさんは、地元清里町からで斜里岳は20回以上登っていると。
けれど沢コースは水量が毎回違ってなかなか記憶に残らないとも言っていた。
今日は、やはり水量は多いとも。
▲ とにかく、あとはこの人たちについていったよ。
▲ 沢の淵づたいで、側面に掴まりながら進むところもあって。
体力というよりも、バランスをうまく取れない人は、この沢徒渉は難しいだろうな。
バランスをとるためには、両手のストックで川底を押さえて、体の支えをつくりながら渡るのがポイントか。
▲ 上二股に到着。
旧道(沢)コースはここまでだ。
ホッとする。
▲ ガレ場の登りが始まる。
ひーひー、はーはーいいながら登る。
▲ 斜里岳神社の祠(ほこら)があるところまで来た。
まだガレ場を登らねばならないが、頂上はあそこだ。
▲ 白くかわいいエゾイチゲ。
▲ 斜里岳頂上1547m に到着。11時13分。
6時52分に出発したから、4時間20ぐらい要した。
コースタイムどおりだ。
頂上は当然パノラマの展望だった。
▲ 正面のオホーツク海側。
下には、斜里町、清里町、小清水町等の町並み牧草地が広がる。
▲ 斜里町のあたりをズーム。
右端の海岸ぞいのキャンプ場へ次は移動することに。
▲ 更に右端の方向は、知床半島へ連なっていく。
▲ オホーツクとは逆方向。
阿寒岳の方向になるのだが、山なみは霞でうまく分からなかった。
それよりこの若い男女。
男が言うには、沢で足を滑らして水流に胸の辺りまで浸かってしまったと。
シャツを今仕替えていたのだ。
ありえる。
▲ きょうは自作のお弁当でして。
五目ごはんをチンしたのと、食パン二枚に目玉焼きとハムをはさんだもの。
斜里岳に登るのを決定したのは、昨日5時以降に通行止めが解除されてから。
コンビニはこのあたりは無くて、自分で今朝用意したもの。
味はともかく、腹いっぱいになった。
山頂には50分ほど休憩していた。
▲ 例の地元の二人が下山し始めたので、ボクも降りるか(笑)
もうソロとはいえ、他人任せでは。
またあの沢歩渉をやらないとダメだからな。
▲ 帰りの新道コースは、尾根伝いだ。
前方の尾根を登って、右端の尾根までそのまま下二股へ下っていくのだ。
▲ 後ろを振り返ると。
右端のぽっこりが、斜里岳の頂上だった。
先に追い抜いた地元の二人がやってきていた。
▲ 最後の沢渡りの箇所に戻ってきた。
そうそう、ストックを使って、慎重に渡る。
▲ 駐車場に戻ってきた。15時40分。
10数組が今日は登った感じだったが、みなさんは殆ど下山したようだ。
ボクも、やあやあ、無事終わった、終わったよ。
▲ 道の駅パパスランドに戻ってきた。
斜里岳の山頂は少し雲がかかっていた。
もう構わないさ。終わったから。
今回の旅での山登りは、これで全部終了。
東北で5座、北海道で4座。計9座。
無事終えられて、大きくホッとした。
▲ 道の駅に併設の温泉にゆっくり入って、夕食は道の駅のレストランで。
野菜スープカレー。
普通辛と劇辛で、劇辛を選択。
大きいチキンも入って、うまかったね。
よかった、よかった。
ここは
道の駅・パパスランドさっつる での朝。5時起床。
やはり、晴れている(^^)。
準備。
▲ 登山口へ向かう。
前方には斜里岳が待っている。
斜里岳はアイヌ語ではオンネプリ。「大きい山」という意味らしい。
知床半島の付け根にあって、富士山型の独立峰で山容が美しい。
▲ 登山口にある清岳荘前の駐車場に到着。
実は、登山口までの道は、16日から雨による崩落で通行止めだった。
昨日19日の午後5時にようやく開通になった。
▲ 地図。
左上の清岳荘から下二股へ、ここから旧道(沢)コースを通って、頂上へ。
帰りは上二股から、新道(尾根)コースを使って戻る。
累積標高差1115m、歩行距離10km、コースタイム7時間20分 の中級レベルだ。
コースはそこそこで、問題はないが心配なのは旧道(沢)コースで、沢を横切る徒渉のとき増水しているであろうから、登山靴を濡らすことなく渡れるかだ。
行ってみなければ分からない。
▲ 林道を抜けてまもなく沢が出てきた。
▲ そして一の沢に降り立つ。
ここから上二股まで、ずっと沢伝いに歩くことになり、20回ほど沢を横切る徒渉が必要になるようだ。「増水時でなければ靴を濡らすことはない」とガイドブックには書いてあるが。
ま、勢いよく沢は流れている。
なんとか、露出している岩の上を伝って渡る。
▲ あとは、大小の滝に遭遇しながら、川にそって登り横切りの連続だ。
▲ 中には、どうやっても水の中に足を突っ込まなければ、渡れないところもあった。
しかし、靴紐あたりまでの一瞬の水漬けであれば、撥水で水は侵入しないようだ。
▲ どうしてもこりゃ渡れないなあ(靴がずぶぬれにならなければ)と、水面を眺めながら考えこんでいると・・
若い男女ペアの登山者が、現れた(^^)。
大柄の若いにーさんが、「こっちから(渡ったほうが)いいのではないですか」とアドバイスをくれた。
「じゃあ、お手本を見せて(笑)」
真似をすると、うまくいった。
このにーさんは、地元清里町からで斜里岳は20回以上登っていると。
けれど沢コースは水量が毎回違ってなかなか記憶に残らないとも言っていた。
今日は、やはり水量は多いとも。
▲ とにかく、あとはこの人たちについていったよ。
▲ 沢の淵づたいで、側面に掴まりながら進むところもあって。
体力というよりも、バランスをうまく取れない人は、この沢徒渉は難しいだろうな。
バランスをとるためには、両手のストックで川底を押さえて、体の支えをつくりながら渡るのがポイントか。
▲ 上二股に到着。
旧道(沢)コースはここまでだ。
ホッとする。
▲ ガレ場の登りが始まる。
ひーひー、はーはーいいながら登る。
▲ 斜里岳神社の祠(ほこら)があるところまで来た。
まだガレ場を登らねばならないが、頂上はあそこだ。
▲ 白くかわいいエゾイチゲ。
▲ 斜里岳頂上1547m に到着。11時13分。
6時52分に出発したから、4時間20ぐらい要した。
コースタイムどおりだ。
頂上は当然パノラマの展望だった。
▲ 正面のオホーツク海側。
下には、斜里町、清里町、小清水町等の町並み牧草地が広がる。
▲ 斜里町のあたりをズーム。
右端の海岸ぞいのキャンプ場へ次は移動することに。
▲ 更に右端の方向は、知床半島へ連なっていく。
▲ オホーツクとは逆方向。
阿寒岳の方向になるのだが、山なみは霞でうまく分からなかった。
それよりこの若い男女。
男が言うには、沢で足を滑らして水流に胸の辺りまで浸かってしまったと。
シャツを今仕替えていたのだ。
ありえる。
▲ きょうは自作のお弁当でして。
五目ごはんをチンしたのと、食パン二枚に目玉焼きとハムをはさんだもの。
斜里岳に登るのを決定したのは、昨日5時以降に通行止めが解除されてから。
コンビニはこのあたりは無くて、自分で今朝用意したもの。
味はともかく、腹いっぱいになった。
山頂には50分ほど休憩していた。
▲ 例の地元の二人が下山し始めたので、ボクも降りるか(笑)
もうソロとはいえ、他人任せでは。
またあの沢歩渉をやらないとダメだからな。
▲ 帰りの新道コースは、尾根伝いだ。
前方の尾根を登って、右端の尾根までそのまま下二股へ下っていくのだ。
▲ 後ろを振り返ると。
右端のぽっこりが、斜里岳の頂上だった。
先に追い抜いた地元の二人がやってきていた。
▲ 最後の沢渡りの箇所に戻ってきた。
そうそう、ストックを使って、慎重に渡る。
▲ 駐車場に戻ってきた。15時40分。
10数組が今日は登った感じだったが、みなさんは殆ど下山したようだ。
ボクも、やあやあ、無事終わった、終わったよ。
▲ 道の駅パパスランドに戻ってきた。
斜里岳の山頂は少し雲がかかっていた。
もう構わないさ。終わったから。
今回の旅での山登りは、これで全部終了。
東北で5座、北海道で4座。計9座。
無事終えられて、大きくホッとした。
▲ 道の駅に併設の温泉にゆっくり入って、夕食は道の駅のレストランで。
野菜スープカレー。
普通辛と劇辛で、劇辛を選択。
大きいチキンも入って、うまかったね。
よかった、よかった。
ここは
沢歩渉とは難しい言葉ですね。
みどり工房キャンプ場にいるときには、毎朝その雄姿を眺めていましたよ。
目的達成後は気が楽になりますね。これからどうされますか?
>沢歩渉とは難しい言葉ですね~
徒渉ないし渡渉は、橋の無い沢を歩いて渡ることを意味しますが、私も知らない用語でした。本州の山なら登山者も多いですから、すぐ橋を架けるか側道を整備してしまうところですが、北海道では徒渉が必要なままの山が多いようです。言葉も難しいですが、靴を濡らさずにピョンピョンやるのも難しかった(笑)。
>みどり工房キャンプ場にいるときには・・
はい、この翌日にはご紹介のみどり工房Cへ移動しました。そこでは本当にまじかに、斜里岳が目に入ってきますね。登って良かったと思いました。
>これからどうされますか? ~
本当はおかしなことなんですが、計画していた山をこなすということがプレッシャーになっていましたね。いつまでもこんなことやってられるわけはないですから、今回登ってしまおうと・・ ほんとこれで気が楽になりました(笑)。台風回避のため女満別の道の駅で2泊。きょうから数日道内は、天気が少し良くなるようですので、オホーツク海沿いを少し走って、仕上げはやはり美深Cですね。来月初までには北の大地を出立でしょうか(^^)。
出会わなくてもsoraさんのことだから決行しているでしょうが(^^♪
ひ-ひ-ハアハア言いながら登りついたところに可憐な白い花が迎えてくれたんですね
眺める山並みがなだらかで解放感がありますね
お疲れさまでした。
いやいや、決行はしていますが、靴がずぶぬれ、悪くすると滝つぼで泳いでいたりして(笑)。登山者はほんと少ないのですが、都合よく地元の方に助けられました(^^)。
白い花のイチゲと黄色い花は多分キンバイで、それぞれにエゾとかチシマとかの地名がついて北海道特有の花のようです(ガイドブック)。
なだらかな山並みも、これで登り納め、見納めになりました(^^)。
斜里岳、無事登頂おめでとうございます。
熊の心配をしましたが、そうですか沢の渡渉の方が
大きなリスクなのですね。
沢登り用の靴が必要なのかも知れません。
それにしても毎回思いますが、CT通りに歩けるsora先輩
お元気です。さすがです。
こちらにいる時の準備、トレーニングが山に入ってものを云いますね。
暑くて家を出る気がしない自分を顧みて、ポッコリ下腹を撫でる信でした。
これではイカンなぁ
とにかく、おめでとうございました。
はい、去年まではクマの出没を怖れていましたが、どうもこの山では可能性が低いようです。地元のあの若者も含めて登山者のだれもあのチンチロリンを鳴らしていませんでした。クマも、もっと自分達のパラダイスの知床本山のほうから移ってこないのでしょうか。
>沢登り用の靴が必要なのかも知れません~
あればそのほうが安心ですね。私は直前まで長靴をリュックに入れておこうかと迷ってました(笑)。結論的にはずぶ濡れになるような深い水流なら、戻ってこようという気で出発しました。
>自分を顧みて、ポッコリ下腹を・・~
私も温泉でお腹を右に左に映して眺めながら、自宅に戻ってもジム職は続けたいと思っています(^^)。
これだけ沢があると閉口しますね。ちょっとすべったら、そのまま川の滑り台へ…川の流れも早い様子…怖いですねー。
でも靴を濡らさずに渡渉したsoraさん。やはり体幹がしっかりと鍛えられていますね
20回も斜里岳を登っているにーさんに出会えてよかったですね。それでも、にーさんの勧める足場だって怖い怖い!
ひーひーはーはーと登ったご褒美に素晴らしいパノラマ満足感に浸られた事でしょう。ザ・炭水化物のお弁当も男の料理という感じがして美味しそうです。
東北〜北海道と、計9座も登ったんですね。やりがいのあった充実のロングバケーション
北海道の山登りの〆としてふさわしい斜里岳でしたね
これから、ゆっくりとキャンプですか?
ずいぶんと、影響されてますね(笑)。
>やはり体幹がしっかりと鍛えられていますね~
いやいや体幹だけでなくお腹もです
。ジム職を続けましょう。バランス感はスキーもやってますから、悪いほうではないでしょう。高所恐怖症だけです。あ、閉所恐怖症もですが(笑)。メンタル面に問題があります。
>にーさんの勧める足場だって怖い怖い!~
私も長足おじさんと言われてますが(笑)、このにーさんは長身で当然コンパスも長くてスイスイでしたね。ハンディを感じましたよ。
>ザ・炭水化物のお弁当も男の料理という感じがして美味しそうです。~
そりゃjun さんのお弁当と比べたら、段違いですよね。いやあ食べるのにも時間がかかって、腹いっぱいになりましたよ。
一座(大雪・白雲岳)が未達になりましたが、むしろ一座ぐらい残しておいたほうが励みになっていいでしょう。山は無事終了できて、ほんと最後は安堵しましたよ
今は、オホーツク海に面した日の出岬キャンプ場ですが、これから内陸中央の美深に向かって本格的キャンプ、で私の夏旅は終了です。(しまむらで泳げなかった・笑)
これで、心残りなしですね。
無事、山の計画は終わりました。
東北、北海道を通じて、私が登りたかった、登れる山はほぼ尽くしましたので、仰るとおり心残りはないです。次回からはまた新しい北の旅をしたいと思っています(^^)。