梅雨に入ってから毎日雨ばかり。
今日の土曜日も天気予報では大雨になるらしい。
バッテリーのリチウム化工事もこれだけ雨が降ればあまり気が乗らないというもの。
暑くないのはいいけれど、できればスッキリした青空が見たいね。
Nutsのクレソンジャーニーのリチウム化完了後の画像
今回選択したリチウムバッテリーはVATRERの460Ah。
選んだ大きな理由は、これだと将来増設したい場合に隣の物入れに詰めればもう2つ入ること。
ペットと一緒の生活なので、将来時間が取れるようになればのんびり旅をすることになるかも。
2つは大げさにしても、もう一つ積むことは十分考えられる。
このリチウムバッテリーはヒート機能付きもあるので寒冷地だったら迷わずそちらを選択した方がいい。
リチウム化にあたり、まずは作業しやすいように上の化粧枠を撤去。
壁側は見えない下から5か所ほど斜めに木ねじで固定されている。
リチウムバッテリーを入れると化粧枠を固定するビスを打てなくなるので、壁の下地が入ってそうな場所に角材を取付け。
こうすると上から木ネジが打てる。
リチウムバッテリーは、隣接する壁にぴったり寄せるとマイナス側のカバーが取れなくなるのでコンパネを一枚入れて、下の3方を角材で固定。
鉛バッテリーに取付けられていた温度センサーは巻いて隅に置いている。
鉛バッテリーのプラス端子が配線で団子状になっていたので、ここはバスバーで分散して固定。
当初の計画には無かったが、チャージコントローラーのバッテリータイプの電圧変更が簡単にできなかったので、
将来を見越して20AのものからRENOGYの40Aに変更した。
こうするとパネルの増設だけで済む。
リチウムに設定して縦向きに固定。
こういう設置方法は設定画面が見えないので本来は避けるべきだが鏡やスマホで見ることができる。
Bluetoothモジュールを挿せばスマホでも設定できる。
すぐ横には排気ファンがある。
普通はリチウムバッテリーに取替えたらCTEKを積んでても50~60Aの走行充電器に取り換える。
今回はこのままCTEKを利用したいとの事なので、バッテリーセレクトケーブルをマイナス端子に接続したものをプラス端子に接続替え。
リチウムバッテリーの容量が半分くらいではエンジンスタート時点で40A程度の充電電流が流れるが、エンジンが温まると20A程度しか流れない。
当たり前のことだけど・・・。
キャンピングカーは冷蔵庫などを使って生活すると、一晩に12Vだったら80~120Ah電力を消費する。
リチウムバッテリーは鉛に比べて0.5V程度高いので、オルタネーター充電では入り難い。
ソーラーがあったとしても天気が悪ければ20Aしか走行充電できないと4~6時間エンジンを動かすことになる。
それはちょっと大変かも。
キャン友さんは7月に北海道に行くらしいので、天気が悪いと走行充電だけになる。
電気を使わない人もいるけれど、ちょっと心配。
おまけにラベンダーが咲く7月中旬の富良野は内陸で暑いんですよ。
オルタネーターの充電電圧を上げられるようにしとこうか。
奮闘すること半日。
ヒューズボックスのカバーが外れず、燃料フィルターにはいるホースを引き抜いても外せなかった。
メインバッテリー横のヒューズボックスを半分ほど開けてちょっと細工。
もし自分で外せなかったらディーラーに持込んで外してもらう手がある。
バッテリー庫から平行ケーブルをコルゲートチューブに入れて配線。
上から回して来てヒューズホックスの下に穴を開けて取り込んだ。
オルタネーターに行っている10Aのヒューズを抜いて差し替える。
バッテリーからオルターネーターに行っているのは右側の10Aのヒューズ。
こうする事によってオルタネーターの電圧を外部からコントロールできる。
順番が前後するが、バッテリー庫からの配線は鉛バッテリーのガス排気ホースを撤去した後のコルゲートチューブを利用する。
針金を通して通線中。
外側に点検口があるので通線は意外に簡単。
途中に10Aのヒューズと整流用のダイオードを1本入れただけのシンプルなもの。
このスイッチはダイオードを入れたりパスしたりするだけのもの。
ボトロニックの設定をリチウムの14.2Vに変更した。
エンジンが十分温まって、CTEKで20.5Aで充電中。
スイッチを入れると、回路にダイオードが1本入った状態になる。(0.6V程度バッテリー電圧を下げた状態)
50A程度で充電中。
苦しいときのおまじないで、スイッチONして走行充電でこれくらい入れば大丈夫だろう。
あとは諸々の充電テストして問題が無ければ完了だ。
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