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湯西川温泉 かまくら祭り1~ そこは平家落人の里だった

2019年02月24日 21時13分46秒 | 同上(お祭り)
2月22日(金)

昨日は東北道・大谷PAで前泊。
そして、今日はここに来た。



▲ 平家の里

栃木県の北部で福島県との県境近くの山奥、湯西川温泉だ。
他のブロガーさんの紹介記事で、そこでかまくら祭り(1/26~3/3)が開かれていることを初めて知り、やって来たのだ。
この平家の里はかまくら祭りのメイン会場だ。




▲ 平家の里の案内図

湯西川温泉は、平家落人伝説が古くから伝わる地だ。源氏の追手を逃れて身を隠すにはこの秘境の地が適していたようだ。落人達の生活様式を後世に残す拠点として、復元されたのがこの平家の里だ。

九つの館と神宮が復元されている。




▲ 復元家屋の他、冬季には祭り用のかまくらが造られている。





▲ 調度営みどころ

中に入ってみると古い生活調度品が陳列されている。




▲ 昔から湯西川はブナ材を原料にした調度品が盛んだった。





▲ 二階行火(にかいあんか)

下の箱に炭火を入れて、上から布団をかけてこたつのようにして使った。
炭火が布団に燃え移らないように二階建てにしてあるのだろう。
雪深いこの地では必要な暖房装置。よく考えたものだ。




▲ 大きなかまくらが数個造られている

かまくらの中には電気コタツが据えられていて、
隣の休憩所で1000円以上の甘味お産品を買うと、かまくらを利用できる。





▲ 資料館

平家落人伝説は日本各地に有る。
福井県には3カ所(福井市赤谷村、大野市西谷地区・和泉地区、越前市五分市町)
長野県には1カ所(伊那市長谷浦)

源氏の平家落人追討の厳しさを示すものとして、湯西川では鶏を飼わない、鯉のぼりを上げない習わしになっている。鶏の声、幟で人が住んでいることを知らしてしまうからだ。
実際、惨殺された地もあったようだ。




▲ 湯西川赤間神宮

下ノ関赤間神宮は平家が擁立、入水した安徳天皇の菩提寺。
平家の里完成に併せて分祠された。




▲ のぼり

平清盛が生誕して900年経つのか。




▲ これも展示館の一つで、中に





▲ 源氏と平家が時を越えて和睦した・・和議の書

平成6年に、両家の子孫代表が集まってこの地で和睦したらしい(笑)。
いや、笑ってはいかん。大真面目だ。





▲ 平家の里の前にあった食事処で

マイタケが一杯の蕎麦を食べる。
店の中はごちゃごちゃと風情があった(笑)。

平家の里の駐車場にHarmonyを置いたまま、
川べりの方にある沢口会場へ10分ほど歩いていく。

....



▲ かまくらバーベキュー会場

バーベキューを注文すると、このかまくらの中でBQができるという仕組み。
1500円/一人前(2人前から)+ 1500円

家族連れなら楽しいかも。


バーべキュー会場の前は、沢口河川敷ミニかまくら会場だ。



▲ 「日本夜景遺産」にも認定された(知らん)という、ミニかまくらが点灯される。

毎日点灯されるわけではなく、水曜日、木曜日はお休み。
今日は金曜日で、これを待って出かけてきたのだ。

この二日休みで、ミニかまくらも相当融雪した模様だな。
担当者が5時半の点灯前までに、かまくらの補修作業に忙しい。




▲ この黄色いバケツで、ミニかまくらを作ったり、通路に新しい雪を散布したりで忙しい。

ご苦労なこっただ。





▲ 沢口橋から、ミニかまくらを眺める

三段になった堤防にびっしりとミニかまくらが並べられて
下の河川敷にも、ミニかまくらが縦横に並べられていた。




▲ 河川敷のミニかまくら

うむむ・・ だいぶ崩れているよ。ああ、諸行無常。

夕方まで補修が間に合うかな。

しかし、楽しみだ。



沢口橋を渡って、川に沿って歩いてみる。
...



▲ 吊り橋(天楽堂橋)





▲ 川は、底が平らな岩になっていて薄緑色、キレイだな。





▲ 川べりに立つ旅館、食事処。

後ろには、もちろん温泉旅館、ホテルが並ぶが、派手さは全くない。




▲ 慈光寺

この地に都落ちした平家一門の菩提寺として祀られてきた。

ここにもかまくらが置いてあり、夜にはライトアップされるようだ。




▲ 平家落人民族資料館に入った。300エン。

ま、色んな資料が置かれている。
なんせ落人だから、たいしたものは持っていなくて当然だが。

まだ、午後3時でして、かまくらが点灯される午後5時半までには時間があるなあ。
クルマのなかで、TVを見ようにも山の中だから地デジ電波が届かない

じゃ、寝て待つか
祇園精舎の鐘が夢で聞こえてくるかな・・


【夜に続く】






6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お祭り好き (うなぎ)
2019-02-24 21:46:28
結構遠くまで行かれましたね。
さすがお祭り好きのSoraさんですから、じっとして家にいられないのでしょうね。(笑)

夜の雪景色の中でローソクの灯りを見てみたいと思いますが、さすがに九州からでは遠いですね。
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うなぎさん、こんばんは (Sora)
2019-02-24 22:39:32
>じっとして家にいられないのでしょうね。(笑)

そうですね。こういう季節モノは特に見逃したら・・という気になってきますね。まして、こんな山ん中は、スタッドレスでも雪が降っていると二の足を踏みがちでしょうね、そこを。とかなんとかいいながら、来冬は福島会津の大内宿、ご存じですよね、あそこの雪まつりに出かけるぞ、と決意したSoraでした(笑)。おっしゃるとおり、雪と灯りは詩情がありますから。
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Unknown (1118junejun)
2019-02-25 17:10:33
こんにちは^ - ^
こちらにも平家の落人が傷を癒した温泉なんてのがありますが、これだけ立派に復元されている所は無いですね。
それにしても立派なかまくらですね。え?千円以上のお土産を買わないと利用出来ないのですか?平家の末裔は、しっかりしてますね。源氏と仲直りもできて良かった。

湯西川温泉は、一度訪れたい温泉です。特に雪見風呂〜風情があるでしょうね。温泉、入りましたか?トロントロンの良いお湯でしょう?

沢山のミニかまくらに灯すろうそくの灯りはきれいでしょうね。次のレポが楽しみです。
こんな素敵な所に一人でお出かけですか?もったいない…キャンカーは、屋根があって快適なのに(笑)
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Unknown (けーご)
2019-02-25 19:10:18
源氏と平家って仲直りしていたのですね。知りませんでした(笑)
ここのところ暖かいからかまくらも融けてしまっているのですね。
せっかくの雪景色が残念ですね。
でも、きっと夜は綺麗でしょうね。
舞茸のおそば美味しそうですね。「ごちゃごちゃと風情」・・・笑いました^ ^
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junさん、こんばんは (Sora)
2019-02-25 21:18:46
>これだけ立派に復元されている所は無いですね。~
そうですね。私も他には知りません。この湯西川温泉は、冬のかまくらだけでなく四季を通じていろんなイベントをやって客を誘致しようと非常に努力しているようですよ

>かまくらですね。え?千円以上のお土産を買わないと利用出来ないのですか?平家の末裔は、しっかりしてますね。~
あはは、そうですよ。が、junさんちなら、お餅とか蕎麦がきとか、買ったらすぐ千円ですよ。それに、余計なことですが、さすがにこの奥地までには大陸系の人たちはまだ押し寄せてないようでしたが、いずれお越しいただくのでしょうが。そうとなると千円の制限がないと、勝手にかまくらに入って、テンヤワンヤになることは目に見えてますから(笑)。

>特に雪見風呂〜風情があるでしょうね。温泉、入りましたか?~
ちょっと先ほどまで朝日TVで石原直純主演の旅番組でこのかまくらをレポしてましたね。そして雪見風呂で締めくくって・・ ああいう風呂、私の場合は立ち寄り湯になるので時間制限があって、6時ごろで終わってしまうのです。で、スルーでした。え?昼寝してないで雪見風呂行けですか・・ すみません。

>こんな素敵な所に一人でお出かけですか?もったいない~
もったいないですよね。しかし行く前に一応、奥の意向は確認したうえですので(笑)
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けーごさん、こんばんは (Sora)
2019-02-25 21:28:25
>源氏と平家って仲直りしていたのですね。知りませんでした(笑)~
現代になって、和睦したようですね。ま、やはり負けたほうの、しかも悪者イメージの強い平家のほうから持ち出した和睦だとは思いますが。

>ここのところ暖かいからかまくらも融けてしまっているのですね。せっかくの雪景色が残念ですね~
残念ですね。道もずっとドライでした。しかしだから行けるのですけどね。雪が降っているとやはり怖い奥地だと思いますよ。

>「ごちゃごちゃと風情」・・・笑いました~
腰の曲がったばーちゃん一人で給仕してましたが。きっとうしろではじーちゃんが一人で作っているのでしょう。まったく洗練されてないお店でした(笑)。
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