青い空とわたし

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走っていきたくなります

秋の月山登山~神様はもう店仕舞い

2016年10月29日 07時34分25秒 | 同上 (山歩き)
10月19日(水)

さあ、やっぱり晴れた。

姥沢口駐車場を出発、歩いて10分ほどのリフト乗り口へ行く。8:00AM




▲ ペアリフト。

順番待ちは無い。
今週末にはこのリフトも長い休止に入るらしい。




▲ リフトを降りて、登山開始。


きのうの地図で、今日のコースを確認。



▲ 時計回りに周る。

登りはリフトを使ったが、下りでは使わずにカール状の凹地を降りてくるつもりだ。
登りのCTはリフト使用で、2時間40分だ。標高差829m。




▲ ここからは階段状の登山道がずっと続く。

月山頂上の神社を目指して登る方が、老若男女問わず多いからだろう、山道は整備されている。




▲ 笹の草原が多く、緑色に山肌をビロードのようにびっしり埋めているのが印象的だ。




▲ 姥ヶ岳(うばがたけ)の山頂1670mに着いた。





▲ 北のはるか向こうのとんがり山影、あれは・・

そう。ズームすると。




▲ 3日前に登った鳥海山だ。

山容が美しいねえ。
出羽富士といわれるだけのことはある。




▲ そして北西のほうは、日本海とカールっぽい山並みが続く。

いつものようにワイド画面でお見せすると。
PC用;

スマホ用;



そして南の方角には、



▲ 雲海が広がる。

何となく、鳥海山からの山の布陣に似ているなあ。

しかし、ボクの目指すのは前方、



▲ 月山山頂だ。

登山道が尾根づたいに続く。
リフト降り場のあたりから森林限界に入っているから、樹木はなくどこでも眺望は良さそうだ。






▲ 牛首の分岐点。

ここより右に下れば、リフト乗り場でなくてカール状の草原を歩いて下りることになる。
帰りはここからおりよう。




▲ 芭蕉の句碑がたっているところまできた。

「雲の峯 幾つ崩(くずれ)て 月の山」

昼間の陽射しの中で、猛々しく起立していた雲の峰はいつしか崩れ、今は、薄明かりに照らされた月の山が嫋(たお)やかに横たえているばかりであるよ
。 (追記)


松尾芭蕉は奥の細道紀行で弟子の曾良(ソラ)とともに信仰の山、月山に登っているのだ!

もう、ほぼ頂上だ。




▲ 向こうの小高い山の上にあるのが、頂上・月山神社だろう。





▲ 神社の山の左後方の山影は、そう鳥海山だ。





▲ さらに近接すると・・

おお、これはチベットの僧院みたいだ。





▲ 右手前の建物は、宿泊所だ。

芭蕉先生も、頂上の小屋で一泊したと記されている。
その由緒ある小屋の歴史を引き継ぐことになろう。




▲ 神社の前の細い石畳を進む。

神様は過酷そうな処にお住みなのだなあ。




▲ 石垣の上には、寄進者の記念碑が立ち並ぶ。

まず最初の鳥居が目に入る。





▲ 最初の鳥居。

月山神社本宮と記されている。




▲ 大きな柱も立っている。





▲ 標柱を過ぎると、また鳥居が。

岩壁に守られた小さな要塞のようだ。





▲ ああ、神様のお社(やしろ)だ!

天上のサンクチュアリ聖域へ。



▲ お社の全景。

しかし、閉まっている。
神様も、もう冬支度に入ってしまわれたのだろう。


申し訳ございませんが、境内の日当たりの良い処で食事を軽くさせていただきました。

さあ、下山しよう。



▲ お社の石垣から首を出して、登ってきた頂上エリアを見渡す。

手前の白い建物が清潔なトイレ。

その後ろの大きな建物が休憩宿舎だ。
今はもう閉まっている。

ずっと後方から登ってきた。




▲ 犬を連れた登山者。

比較的容易に登ってくることができるためか、他にも小型犬と一緒の高齢登山者がいたな。





▲ さあ、下界へ下りよう。





▲ 右の稜線上を伝って登ってきた。

下りは、あの牛首の分岐点で折れて、右から左下へ下る白い山道を行くのだ。




▲ 下方のカールを下るにつれて、景色はもみじ色になってくる。





▲ ここは右へ行けばリフト上へ戻る、左へ行けばこのままもみじ色の草原を下る。

もちろん、左だ。

人生は下りからが楽しい。

森林限界点を過ぎると、赤い樹林帯へ。



▲ だれも来ないフットパス。

回りを楽しみながら歩んでいく。
茜(あかね)色の時。





▲ 木道もあって、右に左に曲がりながらかなりの間、歩いたよ。

これからの人生もこうありたいなあ。元気で歩き続けたいものだ。





▲ ようやく本道との分岐に戻ってきた。

向こうにみえるのは朝に乗ったロープウェイ乗り場。




▲ 月山ペアリフト。

月山は夏スキーのメッカ。

ひょっとすると、夏にまたお世話になるかもしれないね。





▲ 駐車場への通りにあるホテル。

ここでランチできるようだ。
入ってみよう。




▲ マルゲリータピザにする。

これは美味しかった!
生地はぱりぱりで、トマトもフレッシュ。

支払いのときに褒めると、うちのは全部手作りなんです、と嬉しそうだった。

ほんともう一枚食べても良かった。




▲ さようなら、月山!


次の目的地(は無いのですが)へ向かって、出発!