あお!ひー

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「オラファー エリアソン 影の光」展(原美術館)

2006-02-04 16:27:19 | アート系
昨日に続いて今日も寒いですねえ。

さて、そんな中、品川の原美術館に「オラファー エリアソン 影の光」展を見に行ってきました。原美術館駅から駅からけっこう離れてるので、この寒さのなか歩いててしんどかったです。

会場に足を踏み入れてみると、なんと会期延長のお知らせが。ほんとなら明日2/5で終了してたのですが、なんと一ヶ月延びて3/5までになったとのこと。

人気なんでしょうか。この寒さだというのに結構ひとが入ってます。

このタイトルとチラシのビジュアルが気になるのです。

早速、このチラシのビジュアルの実物を見てきました。

「美/Beauty」という作品なんですが、暗い部屋の先に展示があるのです。

恐る恐る入ってみると、ありました。

オーロラみたいにきれいなスペクトラム。

なんとこれ、上から霧状にした水を降らせて、そこに光をあててるのです。

見る位置で光の見え方が微妙に違います。

外はかなり乾燥してるのですが、この中は水を流してるだけあって潤ってました。

他にとても気に入ったのは「色彩の空間を包み込むもの」という作品。

天井から吊るされた、3重のアクリルっぽいリング。

これが異なるスピードで回転していて正面から光が当たるのです。

すると、これもスペクトラムの色とりどりの光が部屋の中でどんどん変化していくのです。

正直、これは飽きないのです。

○く映るリングの影が針金がくにゅっと曲がるかのごとく∞に変化して反転してくのです。

CGとかでそういうパターンを描くことも出来るんでしょうが、数少ない単純な仕掛けでここまでの美しい世界を見せられると感動します。

なんていうんでしょう。うまく言えないのですが、光の揺らめきの中に無限を見るとでもいうか、一瞬にして世界というかこの世みたいなものを感じるのです。

ものすごくシンプルな仕掛けで電気がないと成立しないはずのものにそう感じてしまう。なんと、不思議なことでしょう。

そういう感覚を覚えたことだけで、来てよかったなあと思いました。

なかなかこういうことをやってるひともあんまりいないと思うので、貴重なものが見られたんだなあと実感。
寒い中、行ってよかった原美術館でした

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