臼井良平展「Sunday Remains」（無人島プロダクション）

展示があると必ず訪れるようになってしまったなあ～。

無人島プロダクションの展示はやっぱり楽しいのですよ。

さて、今回はなんと臼井さんご本人がいらしてました。

何度もここには来てるのですが、作家さんご本人に会うのは初めてのこと。

いろいろとお話出来て楽しかったです。

さて、肝心の作品ですが、「大理石」にやられてしまいました。

正方形の白いボードに「～」や「・」みたいな形でラインを彫ってあるのです。

意味が分からなかったのですが、説明を聞いてびっくり！

なんと、よく天井に使われている石膏ボード。なんでも、大理石を模したデザインらしいのです。

その大理石を模したデザインを、実際に大理石をこつこつ彫って完成させたそう。

コピーのコピーは決してオリジナルではなくって変にねじれた存在がそこにある。

なんでも睡眠2、3時間で2週間かけて彫ったそう。。。

参りました。

さすが、無人島プロダクション。

毎回、こういうプロセスを聞いて、うわーとなるんです。ここのセレクションてそういう意味で扱う内容にブレがありません。

で、そのデザインのTシャツが販売されてたので買っちゃいました。

白とグレーの長袖Tシャツ。3500円也。

長袖のTシャツはそんなに持ってないので、これからの時期に重宝しそう。

まさか、これを見て、天井の石膏ボードのデザインが元だとは誰も気付かないでしょう。そういう変な優越感が持てるのがいいですね。

あと、この横に飾られてた「白糸の滝」なる写真。

白い壁の上に垂れ下がる物体は滝にも見える。

でも、タイトルを見るまでは紙を束ねて切断した断面かと思っていました。

なんと、これそーめんだそう。

これも言われてなるほどとなる作品。壁にヒートンを差して、そーめんを垂らして撮ったそう。

いいなあ。こういう想定外の連続が心地いいのです。

さて、毎回こうやってとりあげてたら、なんと無人島プロダクションさんのホームページからこのページにリンクを貼っていただいてるとのこと。英語版のほうの過去の展示のページ。
（http://www.mujin-to.com/past2007e.html）

これはちょっとうれしかったなあ～。

作家さんと直接お話出来て、その作品のことが聞けるのはいいですね～。

そうすることで作品への理解が深くなるし、作品同士の関連が見えてきました。

なんでも、これからいろいろグッズを出す予定があるとのことでそちらも楽しみです。

臼井良平展「Sunday Remains」は11/2まで。木～土11：00～19：00。