行こう行こうと思っててずっと後回しになってた「フランス絵画の19世紀」に行ってきました。
ポスターとかのビジュアルでなんとなくちょっとマイナーな感じなのかなあと勝手に決め付けてたのが原因です。
しょっぱなは悪い予感が当たった?ってくらいに入り込めず。
コローのがまあまあいいかなあというところ。
このままずっとだとちょっとなあと。。。
ところが途中から流れが変わってきました。
メモってなかったリストに鉛筆が走るようになってきたのです。
きっけけは↓これですね。
「オダリスク」ジャン・ジャラベール
裸婦が横たわってるのですが、この肌のきめ細かさに魅了されました。
黒髪もすごくあっててよい感じ。
体の下の布(シルクとかかな?)の質感描写も申し分ありません。
目を閉じて気持ちよさそうな表情が安らかでずっと見ていたくなるのです。
「施し」ジャン=フランソワ・ミレー
この画面のほの暗いトーンが好きですね。(ポストカードは明るく写ってますが)
あとフレーミングが絶妙。左端の画面の10分の1もないスリットに施しをうける老人が玄関の外でかがんでいます。
その右の画面大半は家の中。老人に渡すパンを娘に差し出す母。
娘はじっと外の老人に目をやっています。なんか、眼差しが暖かいのです。
「眠れる裸婦」ギュスターヴ・クールベ
遠目だと普通に見えるのですが、近づいて見ると筆が暴れてるのが分かります。
シーツの上をのたうつ線!
「牧歌」ジャン=ジャック・エンネル
若い裸婦が2人、画面の右と左に。
あえてぼやかしているのですがこの加減が絶妙。
右の女性の表情が読み取れるかどうか。このさじ加減がすごくいいのです。
あとぼやかした体のラインもすごく幻想的で美しいですね。
「カルメンに扮したエミリー・アンブルの肖像」エドゥアール・マネ
ポスターやチラシに使われてたメインビジュアル。
実物は思ってたよりすごかったです。
やたらと線を強調した構成に破綻がないのです。
むしろ、少し離れてみるとその線があることで面がちょうどいいバランスに保たれています。
マネ、すごいです。これは参りました。
この2点、並んでたので比較できて面白かったです。
「ジヴェルニーの積みわら」クロード・モネ
「積み藁」アルフレッド・シスレー
モネのは見てると笑ってしまいます。いいのですよ、このタッチの暴れっぷり!
なんでこんな変な表現してるんだろうと思うと楽しくて仕方ありません。
対するシスレーのタッチはなじませようというように見えるのです。
でも、目立つカラーはピンク。調和と違和が同時にやってくる感じ。これはこれで好きですね。
「舟遊び」アルフレッド・シスレー
こちらもシスレー。木々と川の青を描くタッチがランダムさが乱雑でよいです。
どうもここ何年かシスレーは好きになっています。
ということでトータルで見るととても収穫のある内容でした。
もっと早く行って感想を書いておくべきでした。
さて今回、入口でリストが見当たらなかったので係員に聞いてみたら、裏からとってきてくれました。
うーむ、こういうのはある程度刷っておいて自由にとってもらうべきものではないですかね~。
8/31まで。夏休みの宿題と一緒のタイミングで終了です。
レポートを書きにきてるであろう小中学生がたくさんいました。
今日はその中にまじってメモをとりました。昔、やはり博物館に夏休みの宿題のレポートを書きにきて憂鬱だったことを思い出しました。
ポスターとかのビジュアルでなんとなくちょっとマイナーな感じなのかなあと勝手に決め付けてたのが原因です。
しょっぱなは悪い予感が当たった?ってくらいに入り込めず。
コローのがまあまあいいかなあというところ。
このままずっとだとちょっとなあと。。。
ところが途中から流れが変わってきました。
メモってなかったリストに鉛筆が走るようになってきたのです。
きっけけは↓これですね。
「オダリスク」ジャン・ジャラベール
裸婦が横たわってるのですが、この肌のきめ細かさに魅了されました。
黒髪もすごくあっててよい感じ。
体の下の布(シルクとかかな?)の質感描写も申し分ありません。
目を閉じて気持ちよさそうな表情が安らかでずっと見ていたくなるのです。
「施し」ジャン=フランソワ・ミレー
この画面のほの暗いトーンが好きですね。(ポストカードは明るく写ってますが)
あとフレーミングが絶妙。左端の画面の10分の1もないスリットに施しをうける老人が玄関の外でかがんでいます。
その右の画面大半は家の中。老人に渡すパンを娘に差し出す母。
娘はじっと外の老人に目をやっています。なんか、眼差しが暖かいのです。
「眠れる裸婦」ギュスターヴ・クールベ
遠目だと普通に見えるのですが、近づいて見ると筆が暴れてるのが分かります。
シーツの上をのたうつ線!
「牧歌」ジャン=ジャック・エンネル
若い裸婦が2人、画面の右と左に。
あえてぼやかしているのですがこの加減が絶妙。
右の女性の表情が読み取れるかどうか。このさじ加減がすごくいいのです。
あとぼやかした体のラインもすごく幻想的で美しいですね。
「カルメンに扮したエミリー・アンブルの肖像」エドゥアール・マネ
ポスターやチラシに使われてたメインビジュアル。
実物は思ってたよりすごかったです。
やたらと線を強調した構成に破綻がないのです。
むしろ、少し離れてみるとその線があることで面がちょうどいいバランスに保たれています。
マネ、すごいです。これは参りました。
この2点、並んでたので比較できて面白かったです。
「ジヴェルニーの積みわら」クロード・モネ
「積み藁」アルフレッド・シスレー
モネのは見てると笑ってしまいます。いいのですよ、このタッチの暴れっぷり!
なんでこんな変な表現してるんだろうと思うと楽しくて仕方ありません。
対するシスレーのタッチはなじませようというように見えるのです。
でも、目立つカラーはピンク。調和と違和が同時にやってくる感じ。これはこれで好きですね。
「舟遊び」アルフレッド・シスレー
こちらもシスレー。木々と川の青を描くタッチがランダムさが乱雑でよいです。
どうもここ何年かシスレーは好きになっています。
ということでトータルで見るととても収穫のある内容でした。
もっと早く行って感想を書いておくべきでした。
さて今回、入口でリストが見当たらなかったので係員に聞いてみたら、裏からとってきてくれました。
うーむ、こういうのはある程度刷っておいて自由にとってもらうべきものではないですかね~。
8/31まで。夏休みの宿題と一緒のタイミングで終了です。
レポートを書きにきてるであろう小中学生がたくさんいました。
今日はその中にまじってメモをとりました。昔、やはり博物館に夏休みの宿題のレポートを書きにきて憂鬱だったことを思い出しました。
レポート書きお疲れさまでした~
後まわしにするとどんどん
書けなくなりますからね。
シスレーの積藁は愉快でした。
そうなんですよね~。ゴーギャンもだまし絵も見てきてるのですが、未だ書けておらず。
いけないなあと思い頑張ってみました。
>シスレーの積藁は愉快でした。
あのピンクはどっから湧いてきたのかがすごく気になります。
(memeさんの記事に後押しされて。)
「施し」ジャン=フランソワ・ミレー
あの額に驚きました。
観る者を作品の中へと誘引する力があるような気がします。
シスレーとモネのつみわら
そうですね!
ほんとうに並んでいるからよかったです。
あー、あおひーさんの記事を拝見していると
もっともっとたのしかったんだなあと、ちょっとくやしいかもです。^^
この展示に限らないのですがだいたいは後半になってエンジンがかかってくるように思います。
なんていうんでしょうね、気持ちがほぐれて自分がだんだんと楽しめる状態になってくるのです。
>もっともっとたのしかったんだなあと、ちょっとくやしいかもです。^^
いえいえ、他でまた楽しい発見があると思いますよ~。