青山にある岡本太郎記念館に行ってきました。
「太陽の塔ー万国博に賭けたもの」なるタイトルの展示です。これはやはり見てみたかったんですよね~。
1970年に大阪で開催された万博。
そのシンボルとして今も万博公園にそびえ立つ太陽の塔。
当時の熱狂をテレビで見るにつけ、行きたかったなあという気持ちになるんですよね。でも、生まれたばかりでダメ。(年がバレちゃう!)
ここのいいところは写真撮影がオッケーなところ。
受付で入場料を支払う際に係の人が「写真撮影出来ますので」とわざわざ言ってくれるのがうれしい。
ということで今回もたくさん撮ってきちゃいました。
かなりの大きさのタペストリー。
太陽の塔の内部にある「生命の樹」。
原生生物から恐竜、は虫類などの生き物の模型が34種類、292体が飾られていたそう。
現在もたまにこの内部を見られるツアーがあるようです。
そういえば東京都現代美術館でこの太陽の塔の内部にアトムスーツで乗り込むヤノベケンジの映像を見たなあ~。
いつか実際に中に入ってみたいものです。
内部は「生命の樹」のみだと思ってたらそうではなかったのです。
こちらは地下根源の世界「いのち」。
地球が誕生した38億年前の世界をあらわしているとのこと。
おそらく続きなのでしょう。
地下根源の世界「人」。
旧石器時代の人々の生活の様子を現しているようです。
また、通路に沿った洞窟にはラスコー洞窟やアルタミラの壁画が再現されていたとのこと。
あと、こんな鍵も展示されていました。
太郎ちっくな角がいいですね~。
「万国博テーマ館の鍵」という立派な名前。
太陽の塔の設計図と縮尺したマケットも展示されていました。
太陽の塔は建築家の吉川健が設計を担当。
これがその図面です。
太郎の注文を反映するのになんと塔を輪切りにして細かく設計したということ。
やはりかなり特殊だったんでしょうね。
でも、その甲斐あって永久保存も決定しましたからね。よくぞ、やりましたという感じです。
こちらは南米に取材に行って太郎が描いた太陽の塔のスケッチ。
建築は他のひとにやってもらってますが、太郎なくしてはあり得ないですね。
太陽の塔はまさに建築とアートの融合の最高傑作なのだと思います。
むかし、大阪に出張に行った際に太陽の塔は見たものの、当時はここまで美術全般にはまってなかったのでいまいちピンときませんでした。
ああ、ほんとにもったいないことをしたな~。もっと、入念に見ておくんでしたよ。
夏休みの終わり、8/31まで!
岡本太郎記念館は、私にとって元気がもらえる美術館なので、時々行っています。
『万国博テーマ館の鍵』が良いですね。
近いうちに行ってこようと思います。
今回の展示自体はもちろんですが、あの空間と庭園、そして太郎のアトリエなど見所がいっぱい。しかも、あの決して広くはない空間に収まってて濃厚なのがよいですな。
是非、また行ってみてください。
またジブリ美術館に行こうかな。
きっと気持ちが豊かになると思いますよ。