今月に入って珍しく実家から電話がありました。
着信を見て、すぐさま電話をかけると半年ぶりに聞く母の声。
用件は祖母のこと。(以前にもここで書いた祖母です)
これまでも祖母がわたしに会いたがっててるということで、都度会いに行っていた。
とは言っても、年に1回とかのペース。
でも、今回はちょっと違ってた。
正直、驚いた。
昨年に体調をくずし入院。その後はまた老人ホームに戻り元気にしていたとのこと。
しかし、今年5月に再び体調を崩し、入院。
調子が戻ったということで、老人ホームに戻るも、食欲がなくちょっと面倒が見られない状況だったそう。
それでもとの病院に逆戻り。
祖母はもう101歳。
年齢が年齢だけあって、いつどうなってもおかしくない。
まあ、これは仕方ない。覚悟出来てたこと。
ショックだったのは話が出来なくなっていたことだった。
昨年の今頃、会いに行った時には耳が遠いので聞こえづらいものの、ちゃんと会話が成立してた。
いまはもうほとんど話せないそう。昨年の秋の退院後からずっとそうだという。
「行くよ」
そして、先週の日曜日に会ってきた。
ちょうどお昼を食べた後でずっとベッドですやすやと寝てた。
母が必死に手をにぎりさすって、起こしにかかるも夢うつつ。
ようやく目をぱちくりさせて、こちらを見る。
ちゃんと認識出来てるんだろうか?思わず、祖母の手を握る。
何せ、しゃべってくれない。
一抹の不安がよぎる。
母が「○○○がわかる?(※○○○はあおひーの本名)」と紙に書いて、祖母に見せる。
そしたら、手をぎゅっと握り返してくれた。
よかった。ちゃんと分かっててくれたんだ。救われた。これで分からなかったら、相当につらい。
話が出来るわけでもないのでじっと手を握ってた。
でも、お食事の後を起こされたのでさすがに眠かったのだろう。目がまた、うつろになってきた。
母がそろそろ、引き上げようという。
名残惜しいが仕方ない。ふだん1日のほとんどを寝て過ごしてるというのだから。
「じゃあ、帰るね」
そうやって手を離した。
瞬間、掌をこっちにぐわっと出してきた。
掌と掌をあわせ、互いの指をがっちりと握った。
そうやって、バイバイって言って、握ったまま手を振った。
なんか、ちっちゃかった子供の頃に手を握って一緒に買い物に行ったことを思い出した。
このままでいいから、もっと生きて欲しい。
ほんとうに心のそこからそう思った。涙の吹き出る一歩手前。
ひとりトイレに入って、用も足さずただハンカチで頬をぬぐった。
また、会いにいくね。おばあちゃん。
着信を見て、すぐさま電話をかけると半年ぶりに聞く母の声。
用件は祖母のこと。(以前にもここで書いた祖母です)
これまでも祖母がわたしに会いたがっててるということで、都度会いに行っていた。
とは言っても、年に1回とかのペース。
でも、今回はちょっと違ってた。
正直、驚いた。
昨年に体調をくずし入院。その後はまた老人ホームに戻り元気にしていたとのこと。
しかし、今年5月に再び体調を崩し、入院。
調子が戻ったということで、老人ホームに戻るも、食欲がなくちょっと面倒が見られない状況だったそう。
それでもとの病院に逆戻り。
祖母はもう101歳。
年齢が年齢だけあって、いつどうなってもおかしくない。
まあ、これは仕方ない。覚悟出来てたこと。
ショックだったのは話が出来なくなっていたことだった。
昨年の今頃、会いに行った時には耳が遠いので聞こえづらいものの、ちゃんと会話が成立してた。
いまはもうほとんど話せないそう。昨年の秋の退院後からずっとそうだという。
「行くよ」
そして、先週の日曜日に会ってきた。
ちょうどお昼を食べた後でずっとベッドですやすやと寝てた。
母が必死に手をにぎりさすって、起こしにかかるも夢うつつ。
ようやく目をぱちくりさせて、こちらを見る。
ちゃんと認識出来てるんだろうか?思わず、祖母の手を握る。
何せ、しゃべってくれない。
一抹の不安がよぎる。
母が「○○○がわかる?(※○○○はあおひーの本名)」と紙に書いて、祖母に見せる。
そしたら、手をぎゅっと握り返してくれた。
よかった。ちゃんと分かっててくれたんだ。救われた。これで分からなかったら、相当につらい。
話が出来るわけでもないのでじっと手を握ってた。
でも、お食事の後を起こされたのでさすがに眠かったのだろう。目がまた、うつろになってきた。
母がそろそろ、引き上げようという。
名残惜しいが仕方ない。ふだん1日のほとんどを寝て過ごしてるというのだから。
「じゃあ、帰るね」
そうやって手を離した。
瞬間、掌をこっちにぐわっと出してきた。
掌と掌をあわせ、互いの指をがっちりと握った。
そうやって、バイバイって言って、握ったまま手を振った。
なんか、ちっちゃかった子供の頃に手を握って一緒に買い物に行ったことを思い出した。
このままでいいから、もっと生きて欲しい。
ほんとうに心のそこからそう思った。涙の吹き出る一歩手前。
ひとりトイレに入って、用も足さずただハンカチで頬をぬぐった。
また、会いにいくね。おばあちゃん。
Tamakiのおばあちゃんは72歳であおひーさんのおばあさんより、まだまだ若かったのですが、残念ながらガンで亡くなってしまいました。
おばあちゃんの手料理が食べられない、まだまだたくさんお話もしたかった。。と悔やまれます。あおひーさんもおばあさんのこと大切になさってください…!
元気ですか、Tamakiさん。
>おばあちゃんの手料理が食べられない、まだまだたくさんお話もしたかった。。
うわああん。
なんか読んでるだけで涙が出てきちゃいそう。
いい年をして、まだまだ人が居なくなるってことに慣れてないんですよね。こればっかりは慣れないですね、ずっと。
最後の2年間は毎月数十分でもそばにいたいと
通っていました。
名前がわからなくなっても、顔がわからなくなっても、
もっとひどいことになったりしても、
でも、時々はっきりと意識がはっきりと戻ってきて
凄く感動的な場面を見せてくれることがあるんです。
そんな姿で私に生きる様を見せてくれたんだなって
おばあちゃんにとても感謝しています。
あおひーさんもおばあちゃんと一緒にいる時間を大切になさってください。
他の祖母祖父は既に亡くなってるので、ほんとこのひとが居なくなってしまうと結構こたえると思うのです。
>そんな姿で私に生きる様を見せてくれたんだなって
つらくてもなんとか見届けてあげたいなと思います。かわいがってもらったんだからね。
可愛がってくれたおばあ様
幼い頃の手の感触を覚えてるあおひーさん。
手のぬくもり手を握ることで通じ合えますね。
元気な時って大人になると
手をにぎることなどないですが
手術した時亡父に握ってもらった大きな手。
亡くなった母の小さな手の感触。
毎週面会に行った時握る義母の働き者の手。
元気な時なら嫁さんと手にぎることなどないでしょうけど。
何かを伝えあえますね。
なかなか、手ってにぎること少ないなって思います。
手の温かさの記憶。
これは体が覚えていますね。意識としてはなかったものの、やはり暖かさに触れた瞬間に蘇りました。
やはりこの温もりは伝わりますよね。