詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

m君ごめんね。

2013年11月18日 | 白い小石-M君の。

m君ごめんね
君の本質をわたしは一番底の底最奥の深くまで見てあげることができなかったんだね
m君ごめんね
あの頃わたしは自分の辛さにかまけて、いたんだね
m君ごめんね
君の心はまるで叩きのめされた子猫のように
不安で
頼りなくて
傷だらけで血だらけで
すでに倒れていた
他のもののケアを
もっともっと確実に
真実必要としていたんだよね
m君ごめんね
わたしはあまりにも遅い
遅い
気づくのも
解るのも
君の心に
届くのも
あまりに
遅い
遅い
遅すぎて
君を独りで
死なせてしまった
君は決してわたしを責めない
あの頃も
今だって
君は何があったってわたしを責めたりはしない
解っている
解っているよ
君はわたしの全てを許しているね
あの頃も
今だって
m君本当に
ごめんね
ごめんね
謝ることしか
できないよ。

2013.11.18 am6:45



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