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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

少しでも・・

2005年01月11日 | うたかた 2005 blue in blue
体は寝込みました
ただの疲労です

心が
寝込みそうです
今日も一日
伏せておりました

ギターに触れないのは
本当に滅入る

わたしが死んでゆく
生きているのに
どんどん死んでゆく

生きることも死ぬことも叶わない時の狭間は
現し事の一切が遠のく
尋常ならざる心の廃頽です
根腐れです

脳の中の四次元のスクリーンだけが
肥大して
家の隅々までもを陵辱してゆく

わたしは尚も強力な鎖に縛られて
身動き出来ない心のまま脳に浮く

体はキシミ
心がキシム

少しでもオイルが欲しいから
わたしは今からギターを弾く。

05.1.10 pm6:00


薔薇

2005年01月10日 | うたかた 2005 blue in blue
ピンクの薔薇を
君にあげよう

君はひまわりのようで
たんぽぽのようで
春の蝶のようだね

だから君には
ピンクの薔薇をあげよう

けがれも恐れもない
君の瞳が微笑むのを僕は見たいんだ

君のやさしい心を
ありったけのやさしさで包んであげたい

疲れた時は
僕の胸においで

君のいとしい寝息を
僕は空のように聞こう。

05.1.10 pm4:24


野の花

2005年01月10日 | うたかた 2005 blue in blue
君がくれた一輪の野の花を
僕は大切に胸にしまっておくよ

君がくれた永遠の軌跡を
僕は永遠の森で木々と一緒に聴くよ

君がくれたほほえみの香りを
僕は宝石の箱の中にしまって
サラサラの音とキラキラの色をいつまでも薫るよ

君がくれたあたたかなまなざしを
僕は心の真ん中その一番奥の秘密の場所に入れて
一生忘れない

君の笑顔が
僕を救うんだ

君のまなざしが
僕を活かすんだ

君がいる
僕はゆく。

05.1.10 am9:36


仔犬のように

2005年01月10日 | うたかた 2005 blue in blue
君は仔犬のようにはしゃぐだろう
僕はたんぽぽになって君を待っているよ

君は鳥のように踊るだろう
僕は木々の一つになって君を見ていたい

君は永遠を歌うだろう
僕は凪になって君を聴く

君は微笑むだろう
僕はいつだって
君の微笑みを見ているんだ

君は歩いてゆく
僕は海の上の月になって
君を照らしたい

やさしい光りになって
君を守りたい

心を
あたためてあげるよ

05.1.9 am4:51


僕たちは

2005年01月10日 | うたかた 2005 blue in blue

僕たちは
どこまでも行こう

メロディは
永遠から来て永遠に続くから

僕たちは
裸んぼさんの子供になって
いつまでも遊ぼう

お花畑を走ろう
キラキラな陽の降り注ぐ中
蝶を追って
かけっこをして
転げ回ってはしゃごう

君と笑おう
無邪気に笑う君の笑顔は素適だ

海へも行こうか
来るよ
来るよ
シンフォニーが来るよ
波打ち際でそれを聴こう

そして
沈む夕陽を二人並んで見よう

空に星が出てきたら
君はおうちへお帰り
僕は月へ戻って
君が来るのを待っている

いつまでも
待っているよ

また二人で
どこまでも行こう

05.1.10 am4:02



百鬼夜行

2005年01月09日 | うたかた 2005 blue in blue
魑魅魍魎の、定めを持たない頭が
百鬼夜行の肉を貫く

仄暗い60年物の常夜灯一つの灯りの中
野の一本道を永遠に続く葬式の列の上を
安を持たない心は
漂い続ける

化粧をしない女は
情念の深い地下の格子の寂寞の中
声を捨て姿を捨てた紅の棘の化身を
持っている

たたずむのだろう
終焉まで

05.1.9 pm12:27


想い

2005年01月09日 | うたかた 2005 blue in blue
命懸けの
想いが好き

別に死ななくてもいいけど
死んでもいいよ
微笑みつつ毅然とした
想いが好き

想いは
自分独りのものであっていい

だって
必然として
想いの往きつくとこは
命を賭す無償の無限

地に滲み
風に散り
火に入り
空無に消え

別に死ななくてもいいけど
死んでもいいよ。

05.1.9 am3:45


ドアの向こう

2005年01月08日 | うたかた 2005 blue in blue
今日は昼過ぎドアの向こうへ行く
悲愴なんてものは本人独りのみのものだ
それを見て笑う人もいるだろう
ムカツク人もいるだろう
共鳴する人もいるだろう

わたしにはどれも条理が無い
道理が無い
同意が無い

わたしは今日の昼過ぎドアの向こうへ行く
何が何でも行くのだ
だってその日だから
それだけ

それはある種機械的で
無意識的で
脳がすでに決定しているのだ
わたしは何らあらがう余地もなく気持ちもなく
行くのだから行くのだ自動的に

介入不可な世を脅え世を逸脱し自己不信の石垣の中の石のような心のまま
何がどうであってもどうでなくても
行くのだ

わたしは今日の昼過ぎドアの向こうへ行く
何が何でも行くのだ
だってその日だから
それだけ

05.1.8 am1:18



恐れ

2005年01月07日 | うたかた 2005 blue in blue
恐れ
なしちゃったよ
たったのこれだけで
恐れ
ヒタヒタ
くち
利きたくない
何処も
行きたくない
ドアの向こう
銀色の
針の街並み
見えないの?
ほら
針が
いっぱい
そこら中に
生えてる
道に
屋根に
塀に
他人行儀のテラテラで

嫌だよ
ドアの向こうは。

05.1.7 am6:14



虚無のぬくもり

2005年01月06日 | うたかた 2005 blue in blue
ただひとしずくだけ
涙流したい時は

幼子のように丸くなって
頭ごとふとんかぶって
何も見えなくして
何も聞こえなくして
何からも見えなくして
出来る限り存在を消して
全て関係を排除して
あらゆる生業を逸脱して
人生分の識も無視をして
脳を子供に戻して
囲まれた闇に安堵する猫のように
眼を虚ろの点にして
泣く

心を閉じて。

すがりつきたい心細さと
しがみつきたい幼心地と
飛ばされそうな内面の脆弱と
消え入りそうなこの世への残り香を

みじめなまぼろしの腕(かいな)その空気の異次元に
みじめに朽ち果てそうな震える恐怖の心をすっぽり抱かれて

わたしは
泣く

何も無い
虚無のぬくもり。

暗い海と地のへりに浮かぶ亡霊への
ほほえみ。

05.1.6 pm1:49


心を抱かれて。

2005年01月05日 | うたかた 2005 blue in blue
まぼろし見たいよ
現し世の影のなるものはみな
眩しすぎる

現し身の
内奥を声にして
うるさすぎる

ただ一つのまぼろしが欲しい
自分独りの
まぼろしが欲しい

そして微笑んで
現し事を離れよう

全てに関係せず
まぼろしに寄り添って
いつまでもいたい

心を
抱かれて。

05.1.5 am4:28




ギターイガイハ

2005年01月04日 | うたかた 2005 blue in blue
ナミダガヒトシズク
ワタシニサワラナイデ
ナミダガヒトシズク
ワタシヲミナイデ
ナミダガヒトシズク
ワタシニハナサナイデ
ナミダガヒトシズク
ワタシヲオモワナイデ
カンガエナイデ
ソンザイヲ
ワスレテクダサイ
ワタシノスベテヲ
ソウキシナイデ
ココロヲホットイテ
ゲンカイナノ
トックノトックニ
ゲンカイナノ
ナニモカモイヤダ
ギターイガイハ


ippai

2005年01月04日 | うたかた 2005 blue in blue
mitakunainoni mita
kikitakunainoni kiita
tabetakunainoni tabeta
netakunainoni neta
itakunainoni ita
syaberitakunainoni syabetta
samuinoha samuimama
atuinoha atuimama
hottoite
mou hottoite
watasigananiwositano
umaretekitegomennasai
sonzaisiteitegomennasai
sorewokeizokusitegomennasai
watasidattetottotokietaikedo
sorewohitorinisaserukotogadekinai
hikitainonihikenai
konojikanhanani
konokurasahanani
tabetakunai
netakunai
kikitakunai
mitakunai
syaberitakunai
itakunai
hikitaidake
hiiteiino
iino
ramiresutoissyoni
soraniikitai
sokodemainiti
hiiteirebaii
darenikikaserukotomonaku
hiiteiraretaraii
soredakegaii
watasihagirigiridesu
girigiridesu
nanimodekinai
imaijyou
nanimodekinai
irudakede
ippaidesu



未だ

2005年01月04日 | うたかた 2005 blue in blue
欲している
わたしは信仰をしない
だがなんと業の深い心の餓え

だから邪魔だ
本当に邪魔だ

無くなればいい
消えればいい
心なんて
死ねばいい

山にまぼろし
雪にまぼろし
海にまぼろし

そして
空にまぼろし。

05.1.4 am5:19