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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

壊れた心の中の

2005年01月04日 | うたかた 2005 blue in blue
壊れた心の中の
純粋な哀しみが好き

人の世に排除される
純粋な涙にわたしは涙する

一生分をただのひとしずくにした
純粋な涙の中にわたしは同化する

死ぬほどの哀しみと絶望の中の
純粋な微笑みにわたしは微笑みかえす

そして心を閉じる

何も在りはしない空の向こうを見る
心にとっては無いも同然の月や星に焦がれる

闇に休息し
いっとき憩う

白の中の白
黒の中の黒

青の中の
青。

05.1.4 am4:43


まぼろし

2005年01月04日 | うたかた 2005 blue in blue
アットホームなんて知らない
温かで柔らかな家族の団欒なんて知らない
儀礼の日の親族の賑わいなんて知らない

ファミリーっぽいのダメ
疲れる
逃げたくなる

我が子が手を離れるまで
一生懸命演出してきたよ出来る範囲で
保育園の運動会のお遊戯は本当に辛かった

でももうダメ
ファミリーっぽいのダメ
フランス映画が好き

シビアで
どこまでも地味に哀しみや孤独や壊れゆく心をただ掘り下げるだけの
フランス映画が好き

圧倒的な救いのない絶望の中のひとしずくの涙とともに
壊れた心の後に来る
死にゆく開放が好き

まぼろしを追って
海に消えてゆく
むなしさの先が好き

そこにわたしの救いがある
ただひとつの
ただひとつの

まぼろしのそれがある

いつか行けたらいい
ひとしずくの
涙とともに

05.1.4 am3:52


戦い

2005年01月03日 | うたかた 2005 blue in blue
ためらいの根源は
40年前に遡り
それはもうこの世を失せているというのに
わたしは
呪われた砂のまま

サガとサガのせめぎ合いだ
後天と先天の対等だ

一歩歩こうとする度に
戦いだ

いちいち戦いを制して
ギターを弾く

疲れるのだよ
とっても

それでもわたしはギターを弾く
まるで亡霊の如く
ギターに向かう

戦いだ。

05.1.3 pm3:16



五感の結び目

2005年01月03日 | うたかた 2005 blue in blue
わたしはそれに気持ちが向かわない
それに気持ちが向かわないということは過去に於いても現在に於いても将来に於いてもいささか問題があると言える
だが向かわないことに変わりはない
遠い日全てに NO と脳が反応して以来
それは日を追うごとに結び目を固くして
自身でほどくことは決してない
誰かがほどくことも
ないだろう
ほどかれるということにも
パワーが要る
エネルギーが要る
そんなものは無い
わたしの五感の全てが
NO を発している
黒く
わたしは許さない
自分も
ヒトも。

05.1.3 am6:33


広漠

2005年01月01日 | うたかた 2005 blue in blue
最強最悪の一年がもうすぐ始まる
あまりに嫌過ぎて考えることもできない
一年の忍耐
どうしろっていうの
どうなるの
わたし
こんな人間にそんなことやらせて
ヒトは知らないからね
わたしのメンタルわたし以外の誰も知らないからね
誰一人として例外なく
知っててやらせるんならそりゃアンタ致命傷様だよ
世間の皆様にとっちゃホントに他愛ないことでわたし一人容易く壊すことが出来る
壊れるかな
一年もつかな
秋を過ぎたらそれから二年
あれから八年?
もういくらなんだって限界でしょう
間に合わなくても全然不思議じゃないでしょう
今それはどうなっているやらなっていないやら素人にはわからん
明らかにある変調
解かるのはそれだけ
右へ行くか左へ行くか何がどうなってもわたしの心のその意志と感情の選択と決定と結果だ
誰に泣きを入れるつもりもないよ

可愛げのない
オンナ。

05.1.1 am2:36