何かのたび毎立つのです
そのたび痛くて泣けてくる
ほとほと
嫌になっちゃう
だけど練習は好き
コンバスは楽しい
コンバスは
楽しい
コンバスだけ
やる
少しずつ出来てくる
出来なかったことが練習したらいつの間にか
出来てくる
コンバス様になっていく
コンバス仕様になっていく
わたし
少しずつ
少しずつ
コンバス世界に入ってゆく
コンバスの中に
入ってゆく
じりじりと
はまってゆく
にんまりと
わたしが
コンバスに
一番好きな
コンバスに
愛しい
コンバスに。
2015-12-9 pm11:08
わたしを底の底で慰めるのはやっぱり
その音に他ならない
愕然とする程に
その音の中に心身を浸し
わたしという泡沫の粗末な霊長目ヒト科の生き物の内奥までもが
弾け散る光りの粒子と共に開け放たれる
その音が
根の深すぎる
絡まり合い過ぎる
八重幾重に重なり合った硬い質量さえ感じる最早魍魎と化したわたしの人生のあらゆるガラクタの
一番下に圧縮されたか細く弱く消え入りそうになりながらも辛うじて一本の琴線を
満たす
涙に潤われて一つ
大きな息をする
まるで
未熟過ぎる子供さながら
その音のたおやかな丸みから滲み出た細い細い一条の雨粒の軌跡に魅入られて
わたしはまだ生きていていいんだよねと
確認できる
・・・ わたしはまだ 生きていていいんだよね ・・・
そう
生きていていいんだよ
だってこんなにも
その音が好きだから。
2015,11.10 am6:31
不安定
発作
連続する時間の中で、連続と断続と暫定と停止と百分の一の生活とほんの少しの居眠りと身体のアチコチの不具合と痛さと
空腹は十数時間を跨ぎ満腹は禁忌して此処に居ることにおける内面の食べることへの嫌悪と義務と放棄と惰性
嫌だ
この歳で
不具合が割増し増幅されてアレヨアレヨという間に嵩んでいく
ハッキリしているのは
コンバスの練習をするということ
ただ
一点
一年後も五年後も十年後も二十年後も
何処に居ても何処に居なくても
誰が居ても誰が居なくても
わたしが居る其処で
とにかく
コンバス弾いていられますように
わたしの
唯一。
2015.7.17 am9:17
進む
進む
練習したら進む
一歩でも半歩でも
確かに
先へ
ちょっとづつちょっとづつコンバスに
その音に
同化
体感
快感
実感
泣きたくなるほどコンバスが好き
泣きたくなるほどその音が好き
愛しい
愛しくて愛し過ぎて
逝く時はコンバスに心を委ねて逝きたい
コンバス抱いて逝きたい
コンバスの夢の中に入って逝けたら最高に幸せ
きっと笑顔で
逝く
わたしの人生の一番の喜び
今生きている中の一番の喜び
コンバス
LOVE
CONTRABASS
わたしを幸せにする
コンバスです。
2015.5.23 am0:14
コンバスがわたしを引き止める
コンバスがわたしを引き戻す
居るべき
在るべき
所以
現し身
コンバスが芯として
愕然のあとに
わたしを
支えている
いつも
いつも
わたしが何処へも行かないように
わたしが自分を捨てないように
纏わるものから目を
逸らさないように
不条理なんて
個の極み
情の深過ぎる憎悪が何千本の糸の絡みと相まったら
不条理なんて
個
以外の何者でもない
自分以外の
何でもない
コンバスに寄りたい
コンバスに頼りたい
コンバスに委ねたい
身も
心も
一緒に居たい
性(さが)の根幹
その
音と。
2015.6.9 am11:40
北岳にも昼の景色があるのだと
彼女の写真を見て知った
北岳にも四季は廻り
夏という賑々しい眩しさは射すのだと
吹雪の
息もできないような圧迫したどす黒い真冬の空気の色に同化し過ぎて
焦がれ過ぎて
写真を見れば泣いていたわたしは
どうやら過ぎたようだ
随分と長い年月心は其処に居て
何も可も自分の分を台無しにして
得たものは益は無いという自覚だけ
そしてこんな年齢にまでなってしまった
それでも特に後悔というものがない
此処へ来るまでにこんなにも時間が掛かってしまったけれど
全てが自発というそれがわたしだったのだから
いいか悪いかもどちらでもいい
ニュートラルなアンテナは正も悪も感度を得て
わたしは真っ新な位置で直視し受け入れようとする
天から降りて来る数多の水が全てこの手を滑り落ちて消えていくだけだとしても
だからって
わたし一人の存在そのものが泡沫の一瞬の浮き草
わたしの何がどうであっても
どうということもない
目を閉じて
息をして
目を開けた時やっぱりわたしは生きている
それでいい
こんなわたしがまだ
生きているなんてね
天を仰ぎ見る心象の白い雲に浮かぶ彼の人に
わたしは時々思いを飛ばす
彼が繋いでくれたその音を得て
わたしは今生きたいと思っている
奇跡だ
心は
奇跡を起こすのだ
わたしの
音
の
奇跡。
2014.12.4 am3:19
北岳の写真
「山の歌Ⅱ」
http://blog.goo.ne.jp/snow_12/e/79e966d917adca86b0f5d41eb60f6233
コンバスがわたしを
支えている
コンバス以外に
根幹が落ち着けるものは何もない
コンバスを弾いている時
わたしは在る
触感を伴う時空の塊りに
ちゃんと
置かれている
存在は
確証している
不健全極まりなく萎れた脆弱ヨレヨレの
痛いだらけの心身の
足は大地に
脳は
草原の空気を
吸う
芯が腑に落ち
わたしは安堵して
弓を弾く
一日の中のほんの
いっ時
コンバス以外内奥の底には
何もいらない
人も
心も
生活も
無ければいいのに
だからって誰もわたしから
コンバス取らないで
抜け殻を生かし続けるのは
死に続けるのと同じこと
その音にわたしが
支えられている
コンバスの
低い音
許しに腰を下ろし全身が緩和に横たわる唯一の
慈悲の音。
2014.8.9 am0:33
弓に
松脂を塗り
まず
コンバスと
共に立つ
チューニングを終えて
構え
弦に
弓を当て
引く
ロングトーンの
低い低い
音が出る
出続ける
出し続ける
出し続けられる
聞く
聞き続ける
聞き続けられる
幸せが
オートマチックに笑みを連れて来る
弦上にただ弓を
Up Down させる
繰り返し 繰り返し 繰り返し・・・
幸せが
胸の中広がる
笑顔が
戻せなくなる
誰もいないのに
一人笑っているわたし
この八ヶ月、教わったこと、感覚
気が急いでしまうので、瞬時に
出きる限り想起し
注意深く
意識して
集中して
調整して
制御して
操作して
聞く
その
低い
音
幸せが
わたし一杯に満ちて
溢れて
胸が熱くなる
拙い
でも
やめられるわけない
この音。
初めて知った
こんな、幸せ
笑顔が
わたしになる
充実感
心って
充実するのね
自分が弓を弾けば
コンバスの音を聴くことが出来る
なんて
しあわせなんだろう。
2014.3.27 am11:25
視界の先の揺らめく曇天
意識の中に肥大した錆だらけの巨大な空洞
前後左右上下さえも定まりも果ても無い絶望の薄いもやの漂うだけの絶無さながらの景色、空域に
俄かに色が着き
形が現れ
白い天井として
浮かび始める
柱も無く壁も無く部屋も無く
ただ天井だけが
浮いている
それはわたしが入る箱ではなく
わたし一人が座るだけのイスではなく
まごうことなき建造物
何も落ちてはこない
わたしの上に屋根がある
レッスンの帰り道
旧国の、松の緑の一本道で。
2014.2.10
脆弱の変わらない皮一枚の薄い薄いキャパシティは
いつもそこに立っているコンバスが
コンバスに思いを馳せることにより
小さく小さく
発生する
劣化の身体、欠損な心
思うように練習が出来ないと思い知る
それでもコンバスが
ただ、居てくれている
人ではなく
心ではなく
こんなわたしの
ただの
音こそ。
2013.12.11 am8:04
音は繋がっているって
あの頃以来にその言葉を聞いた
音は繋がっている
なんという鮮やかな音楽の発露
始まる前も
終わった後も
空間に
音はたゆたう
自分を思い出した
自分が戻って来るような気がした
心が静まって
わたしがわたしに帰っていける気がした
その瞬間
空間
時間
全てが愛おしく思えて
わたしはちゃんと返事をしただろうか
この気持ちはどうしたらいいのだろう
静かに仕舞って
そっと
置いておけるだろうか
この喜び
嬉しさ
心が洗われてゆく
鮮やかな新しい
水の色
その揺らめく
わたしの周りの
音、の前
その
中にいるわたしの身体の
音の、前
わたしが生まれる
静謐(ひつ)な
音、の前
自分を許せるのかもしれない
音の前。
光りいっぱいの部屋
真夏の激しい暑さの中の
わたしの心に染み渡る美しい心地よい冷たさ
清らかな
deja vu
瑞々しい
青
帰ってゆく
帰ってゆく
始まりの前へ
わたしの前へ
音の前へ
全て
ありがとう。
2013.8.12 pm12:41