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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

コンバス様(よう)

2015年12月10日 | 音の前 contrablue

何かのたび毎立つのです
そのたび痛くて泣けてくる

ほとほと
嫌になっちゃう

だけど練習は好き
コンバスは楽しい

コンバスは
楽しい

コンバスだけ
やる

少しずつ出来てくる
出来なかったことが練習したらいつの間にか

出来てくる
コンバス様になっていく

コンバス仕様になっていく
わたし

少しずつ
少しずつ

コンバス世界に入ってゆく
コンバスの中に

入ってゆく
じりじりと

はまってゆく
にんまりと

わたしが
コンバスに

一番好きな
コンバスに

愛しい
コンバスに。

2015-12-9 pm11:08


CONTRABASS

2015年11月10日 | 音の前 contrablue

わたしを底の底で慰めるのはやっぱり
その音に他ならない
愕然とする程に

その音の中に心身を浸し
わたしという泡沫の粗末な霊長目ヒト科の生き物の内奥までもが
弾け散る光りの粒子と共に開け放たれる

その音が
根の深すぎる
絡まり合い過ぎる
八重幾重に重なり合った硬い質量さえ感じる最早魍魎と化したわたしの人生のあらゆるガラクタの
一番下に圧縮されたか細く弱く消え入りそうになりながらも辛うじて一本の琴線を
満たす

涙に潤われて一つ
大きな息をする

まるで
未熟過ぎる子供さながら
その音のたおやかな丸みから滲み出た細い細い一条の雨粒の軌跡に魅入られて
わたしはまだ生きていていいんだよねと
確認できる

・・・ わたしはまだ 生きていていいんだよね ・・・

そう
生きていていいんだよ

だってこんなにも
その音が好きだから。

2015,11.10 am6:31


祈り

2015年07月19日 | 音の前 contrablue

不安定
発作

連続する時間の中で、連続と断続と暫定と停止と百分の一の生活とほんの少しの居眠りと身体のアチコチの不具合と痛さと
空腹は十数時間を跨ぎ満腹は禁忌して此処に居ることにおける内面の食べることへの嫌悪と義務と放棄と惰性

嫌だ
この歳で

不具合が割増し増幅されてアレヨアレヨという間に嵩んでいく
ハッキリしているのは
コンバスの練習をするということ

ただ
一点

一年後も五年後も十年後も二十年後も
何処に居ても何処に居なくても
誰が居ても誰が居なくても
わたしが居る其処で
とにかく

コンバス弾いていられますように

わたしの
唯一。

2015.7.17 am9:17


LOVE。CONTRABASS。

2015年07月03日 | 音の前 contrablue

               進む
               進む
               練習したら進む

               一歩でも半歩でも
               確かに
               先へ

               ちょっとづつちょっとづつコンバスに
               その音に
               同化

               体感
               快感
               実感

               泣きたくなるほどコンバスが好き
               泣きたくなるほどその音が好き
               愛しい

               愛しくて愛し過ぎて
               逝く時はコンバスに心を委ねて逝きたい
               コンバス抱いて逝きたい

               コンバスの夢の中に入って逝けたら最高に幸せ
               きっと笑顔で
               逝く

               わたしの人生の一番の喜び
               今生きている中の一番の喜び
               コンバス

               LOVE
               CONTRABASS

               わたしを幸せにする
               コンバスです。

               2015.5.23 am0:14



引き止めるコンバス

2015年06月09日 | 音の前 contrablue

コンバスがわたしを引き止める
コンバスがわたしを引き戻す

居るべき
在るべき

所以
現し身

コンバスが芯として
愕然のあとに

わたしを
支えている

いつも
いつも

わたしが何処へも行かないように
わたしが自分を捨てないように

纏わるものから目を
逸らさないように

不条理なんて
個の極み

情の深過ぎる憎悪が何千本の糸の絡みと相まったら
不条理なんて


以外の何者でもない

自分以外の
何でもない

コンバスに寄りたい
コンバスに頼りたい
コンバスに委ねたい

身も
心も

一緒に居たい
性(さが)の根幹

その
音と。

2015.6.9 am11:40


音の奇跡

2014年12月04日 | 音の前 contrablue

 

北岳にも昼の景色があるのだと
彼女の写真を見て知った
北岳にも四季は廻り
夏という賑々しい眩しさは射すのだと

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吹雪の
息もできないような圧迫したどす黒い真冬の空気の色に同化し過ぎて
焦がれ過ぎて
写真を見れば泣いていたわたしは
どうやら過ぎたようだ

随分と長い年月心は其処に居て
何も可も自分の分を台無しにして
得たものは益は無いという自覚だけ
そしてこんな年齢にまでなってしまった
それでも特に後悔というものがない
此処へ来るまでにこんなにも時間が掛かってしまったけれど
全てが自発というそれがわたしだったのだから

いいか悪いかもどちらでもいい
ニュートラルなアンテナは正も悪も感度を得て
わたしは真っ新な位置で直視し受け入れようとする
天から降りて来る数多の水が全てこの手を滑り落ちて消えていくだけだとしても

だからって
わたし一人の存在そのものが泡沫の一瞬の浮き草
わたしの何がどうであっても
どうということもない

目を閉じて
息をして
目を開けた時やっぱりわたしは生きている
それでいい

こんなわたしがまだ
生きているなんてね

天を仰ぎ見る心象の白い雲に浮かぶ彼の人に
わたしは時々思いを飛ばす
彼が繋いでくれたその音を得て
わたしは今生きたいと思っている

奇跡だ
心は
奇跡を起こすのだ

わたしの


奇跡。

2014.12.4 am3:19


北岳の写真
「山の歌Ⅱ」
http://blog.goo.ne.jp/snow_12/e/79e966d917adca86b0f5d41eb60f6233


緩和する音

2014年08月11日 | 音の前 contrablue

コンバスがわたしを
支えている

コンバス以外に
根幹が落ち着けるものは何もない

コンバスを弾いている時
わたしは在る

触感を伴う時空の塊りに
ちゃんと
置かれている

存在は
確証している

不健全極まりなく萎れた脆弱ヨレヨレの
痛いだらけの心身の
足は大地に
脳は
草原の空気を
吸う

芯が腑に落ち
わたしは安堵して
弓を弾く

一日の中のほんの
いっ時

コンバス以外内奥の底には
何もいらない

人も
心も

生活も
無ければいいのに

だからって誰もわたしから
コンバス取らないで
抜け殻を生かし続けるのは
死に続けるのと同じこと

その音にわたしが
支えられている

コンバスの
低い音

許しに腰を下ろし全身が緩和に横たわる唯一の
慈悲の音。

2014.8.9 am0:33


コンバスを弾く。

2014年05月12日 | 音の前 contrablue

わたしが自分でコンバスを弾く
嬉し過ぎてバカになっちゃう

尊敬と憧憬の
雲の上の人のレッスンを受ける

帰り道
幸せ過ぎて人が変わる

本当に素直で
朗らかで
爽やかで
邪気のない
まるでただの少女

子供
笑っているの
一人で
運転中
ずっと
笑顔が
止められない
ニタニタ
ニコニコ
一人
なのに

愛です
コンバス

わたしを幸せにする
オリジナルの

愛です
感謝


2014.5.11 am11:40

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その音。

2014年03月28日 | 音の前 contrablue

弓に
松脂を塗り

まず
コンバスと
共に立つ

チューニングを終えて
構え
弦に
弓を当て
引く

ロングトーンの
低い低い
音が出る

出続ける
出し続ける
出し続けられる

聞く
聞き続ける
聞き続けられる

幸せが
オートマチックに笑みを連れて来る

弦上にただ弓を
Up Down させる
繰り返し 繰り返し 繰り返し・・・

幸せが
胸の中広がる
笑顔が
戻せなくなる

誰もいないのに
一人笑っているわたし

この八ヶ月、教わったこと、感覚
気が急いでしまうので、瞬時に
出きる限り想起し

注意深く
意識して
集中して
調整して
制御して
操作して

聞く
その
低い

幸せが
わたし一杯に満ちて
溢れて
胸が熱くなる

拙い
でも

やめられるわけない
この音。
初めて知った
こんな、幸せ

笑顔が
わたしになる

充実感
心って
充実するのね

自分が弓を弾けば
コンバスの音を聴くことが出来る

なんて
しあわせなんだろう。

2014.3.27 am11:25


白い天井

2014年03月21日 | 音の前 contrablue

視界の先の揺らめく曇天
意識の中に肥大した錆だらけの巨大な空洞
前後左右上下さえも定まりも果ても無い絶望の薄いもやの漂うだけの絶無さながらの景色、空域に

俄かに色が着き
形が現れ
白い天井として
浮かび始める

柱も無く壁も無く部屋も無く
ただ天井だけが
浮いている

それはわたしが入る箱ではなく
わたし一人が座るだけのイスではなく
まごうことなき建造物

何も落ちてはこない
わたしの上に屋根がある

レッスンの帰り道
旧国の、松の緑の一本道で。

2014.2.10


ただの音こそ

2013年12月13日 | 音の前 contrablue
気がつくと引きづられている
油を塗った激しい傾斜
蓋の出来ない穴の底へ

脆弱の変わらない皮一枚の薄い薄いキャパシティは
一瞬にして蒸発する
抗う行為も瞬時に無に落ちて
心臓が苦しい

いつもそこに立っているコンバスが
かろうじてわたしを支えている

自分を昼に繋ぎ止めようとする識は
コンバスに思いを馳せることにより
小さく小さく
発生する

劣化の身体、欠損な心
思うように練習が出来ないと思い知る
それでもコンバスが
ただ、居てくれている

人ではなく
心ではなく

こんなわたしの
ただの
音こそ。

2013.12.11 am8:04

音の前。

2013年08月12日 | 音の前 contrablue

音は繋がっているって
あの頃以来にその言葉を聞いた
音は繋がっている
なんという鮮やかな音楽の発露

始まる前も
終わった後も
空間に
音はたゆたう

自分を思い出した
自分が戻って来るような気がした
心が静まって
わたしがわたしに帰っていける気がした

その瞬間
空間
時間
全てが愛おしく思えて

わたしはちゃんと返事をしただろうか
この気持ちはどうしたらいいのだろう
静かに仕舞って
そっと

置いておけるだろうか
この喜び
嬉しさ
心が洗われてゆく

鮮やかな新しい
水の色
その揺らめく
わたしの周りの

音、の前
その
中にいるわたしの身体の
音の、前

わたしが生まれる
静謐(ひつ)な
音、の前
自分を許せるのかもしれない

音の前。
光りいっぱいの部屋
真夏の激しい暑さの中の
わたしの心に染み渡る美しい心地よい冷たさ

清らかな
deja vu
瑞々しい


帰ってゆく
帰ってゆく
始まりの前へ
わたしの前へ

音の前へ

全て
ありがとう。

2013.8.12 pm12:41