詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

その音。

2014年03月28日 | 音の前 contrablue

弓に
松脂を塗り

まず
コンバスと
共に立つ

チューニングを終えて
構え
弦に
弓を当て
引く

ロングトーンの
低い低い
音が出る

出続ける
出し続ける
出し続けられる

聞く
聞き続ける
聞き続けられる

幸せが
オートマチックに笑みを連れて来る

弦上にただ弓を
Up Down させる
繰り返し 繰り返し 繰り返し・・・

幸せが
胸の中広がる
笑顔が
戻せなくなる

誰もいないのに
一人笑っているわたし

この八ヶ月、教わったこと、感覚
気が急いでしまうので、瞬時に
出きる限り想起し

注意深く
意識して
集中して
調整して
制御して
操作して

聞く
その
低い

幸せが
わたし一杯に満ちて
溢れて
胸が熱くなる

拙い
でも

やめられるわけない
この音。
初めて知った
こんな、幸せ

笑顔が
わたしになる

充実感
心って
充実するのね

自分が弓を弾けば
コンバスの音を聴くことが出来る

なんて
しあわせなんだろう。

2014.3.27 am11:25



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