誰の背中にも羽はある
ただ
見えないほど小さくしまってあるだけ
自分の気持ち一つでいつでもその翼
広げることできるのにね
自分の気持ち一つ
決心一つ
それさえあればいい
あなたの背中にも羽はある
ただ
見えないほど小さく
しまってあるだけ
あなたが死にたいって・・・
わたしは辛いです
同じ想いを散々味わって
味わい尽くしてきたから
あなたは死にたいって・・・
わたしは泣いてしまいます
同じだから
知っているから
解かるから
その痛みを
辛さを
死にたい空を
その何も無い空無を
誰もいない虚無を
絶望を
疲弊し尽した心を
病みの無音を
あなたが死んだら・・・
どうしよう
どうも出来ない
何も出来ない
想うことしか
あなたを
想っています
あなたが
死んでも
生きても
いつまでも
想っています
願わくば
死なないで
あなたが死んだら
わたしは
とても辛い。
死にたい人が多すぎる
殺される人も多すぎる
人災
戦争
天災
自害
死を目の前に見つつ
生を貫く人も大勢いる
死にたい人も
死が決まっていつつ生きる人も
どっちが正しいなんて言えない
言えないんだよ
絶対。
そんな
公式は無いんだ
死にたい空無には。
落ちそう。
落ちてる。
落ちたい。
上がれない。
上がりたい。
洒落にならない。
落ちたい
なんて。
でも
このまま
落ちさせて。
みたいな。
わたし独りの頭じゃ
力足らず
かな
やっぱ。
洒落にならないんだよ。
もう。
地べたに這いつくばって粘着しているのがわたしで
今回浮いているのは箱
箱の中身は一杯なんだよ
早く摑まえなきゃ
一致しなきゃ
煙草が無いね
買いに行けない
崩れきったままの形で粘着して
動こうとすると
考えようとすると
脳が反応するんだ
止めろよ
って
それに逆らって世界に乗ろうとして
失敗ばかりだ
地面以下に落ちそうだ・・・
早く乗らなきゃ。