ニオイゼラニウム 2
Pelargonium sidoides
南アフリカの多くの野生種が、18~19世紀にヨーロッパで交配改良されたせいでしょう
ゼラニウムを使ったレシピは1900年代初期に欧米で流行りました。2つご紹介しておきます。
1914年刊のPot-Luck, British Home Cookery ( Pot-luck; or, The British home cookery book; over a thousand recipes from old family ms. Books ) by May (Clarissa Gillington) Byronから。
256 ジャム、ゼリー、プリザーブ、など
加熱して潰す。15分間以上ボイルしてアクをよく取る。熱しておいたポットの中に入れる。匂いゼラニウムの葉をオークの葉のようにポットの中に入れる人もいます。
絵は http://recipes.latimes.com/recipe-rose-geranium-scented-berry-jam/ から
ブラックベリーとゼラニウムのジャム
1909年刊の WASHINGTON WOMEN'S COOK BOOK BY THE WASHINGTON EQUAL SUFFRAGE ASSOCIATIONから。
クラブアップルゼリー
軸と花を取ってよく洗う。グラニットソースパンで半時間煮る。(リンゴに被るくらいの水を入れる)フルーツをチーズクロスに入れて一晩かけて漉す。ジュースを20分間ボイルする。グラニュー糖を入れて加熱する。濃くなるまでクックする。1-2枚のゼラニウムの葉を砂糖と一緒に入れて、ゼリーの香りを確かめる。ゼリーを、冷水に入れると丸くなれば冷ましてパラフィンを溶かして封をする。暗室に保管する。
つづく。
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