Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ハーブ 

2017年11月14日 | ニオイゼラニウム

ニオイゼラニウム 8

 

Scented Geraniums Were Stars in Victorian Valentine Bouquets

http://www.librarypoint.org/scented_geraniums  から

 

控えめなにおいゼラニウムの花は小さくて見えないくらいですが、香りのよい葉はヴィクトリアン・ヴァレンタイン・ブーケの隠れた立役者でした。『木の葉の香りを入れて初めてブーケが完成すると思われていた』と1932年ルイーズ・ビービ・ワイルダー(Louise Beebe Wilder(1878–1938))が “ The Fragrant Path “ の中で書いています。

彼女は木の葉は一束のスイートピーは好ましいフリルであり、ローズゼラニウムやナスタティウムと合わせると素晴らしいブーケになるとアドバイスしています。

   

薔薇、ローズゼラニウム、ダリアのブーケ

 

  

ピンクローズ、ゼラニウム、キクを使ったブーケ

https://www.shutterstock.com/image-illustration/bouquet-pink-roses-geranium-chrysanthemum-551740234?src=yidYd-8evyDx9QMpko8LHw-1-76 から

 

ニオイゼラニウムの香りは甘いローズの香りから刺激のあるシナモンの香りまで幅があります。ケイト・グリーナウエイ( Kate Greenaway1884 )は花言葉でローズゼラニウムは“ひいき、レモンの匂いのするニオイゼラニウムは思いがけない出会いナツメグの匂いのするニオイゼラニウムは起こるべき出会い“などと書いています。

19世紀中期、ニオイゼラニウムは何百という大きな種類になります。そのニオイの中には、ローズ。レモン、ライム、オレンジ、ハシバミ、ナツメグ、アーモンド、アップル、アニス、パイン、ムスク、ヴァイオレット、ラベンダー、バーム、オーク、ペッパーミントがあります。

ゼラニウムは1795年頃、喜望峰からイギリス艦隊にのってイングランドへと運ばれました。イングランド人はその様々な香りと利便性に夢中になりました。高価な薔薇香油に似ていたからです。匂い袋に入れたり、ポプリにしたりと人気があったのです。葉はフィンガーボールに浮かべると素敵です。

 

 

つづく。


 


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