Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ダマスクローズ 92

2020年07月30日 | ダマスクローズをさがして ― Ⅲ

※ヤハウェ

旧約聖書および新約聖書における唯一神の名で、日本語ではエホバとも表記されます。遅くとも14世紀にはJehovaという表記が使われ、16世紀には多くの著述家が Jehovah の綴りを用いているところから、現在は当時の原音に基づいて、「Yahweh(ヤハウェ)」と読んでいます。

                   

https://rjosephhoffmann.wordpress.com/2011/02/10/darwin-profile-on-ancient-coin/

4世紀にペルシャのイェフドメディナタ(Yehud Medinata;ユダヤ人の知事によって統治されたペルシャのアケメネス朝帝国の植民地)から出土したドラクム銀貨。 硬貨は翼と車輪のついた太陽の玉座に座る主、ヤーウェ(Yahweh (Yahu);ヤハウェ)を描いたものと思われます。太陽神と車輪のモチーフは古代ギリシャだけではなくインドでも不変のデザインです。                        

 

※アブラハム

アブラハム( Abraham、 אַבְרָהָם (ab-raw-hawm'、 Αβραάμ Avraám)は、ユダヤ教・キリスト教、イスラム教を信仰する「啓典の民」の始祖。ノアの洪水後、神による人類救済の出発点として選ばれ祝福された最初の預言者。

 

『受胎告知』レオナルド・ダ・ヴィンチとアンドレア・デル・ヴェロッキオが1472年から1475年ごろに描いた。フィレンツェのウフィツィ美術館蔵 ルカによる福音書1:26~38に記述があります。左がガブリエル

 

※ガブリエル

ガブリエル(ヘブライ語: גַברִיאֵל‎、アラビア語: جِبرِيل‎、英語: Gabriel)は旧約聖書『ダニエル書』にその名があらわれる天使。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、キリスト教美術の主題の一つ「受胎告知」はよく知られています。聖書においてガブリエルは「神のことばを伝える天使」であり、ガブリエルという名前は「神の人」という意です。キリスト教において、最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる天使でもあります。天使の姿をしたジブリール(ガブリエル)は預言者ムハンマドに神の言葉であるクルアーン(قرآن qur’ān、コーラン)を伝えます(2章97節等)。

         

天使ガブリエル(左)から最初の啓示を受け取るモハメッド。ムハンマドに天啓を授ける。ジブリール。ラシードゥッディーン編※ 『集史, Jami 'al-Tawarikh』からエジンバラ大学図書館蔵 1307年

※ラシードゥッディーン

ラシードゥッディーン・ファドゥルッラーフ・アブル=ハイル・ハマダーニー(ペルシャ語: رشیدالدین فضل‌الله ابوالخیر همدانی‎)(Rashīd al-Dīn Faḍl Allāh Abū al-Khayr Hamadānī)、1249 - 1318)はイルハン朝後期、第7代君主ガザンとオルジェイトゥの命によって編纂されたペルシャ語による世界史『集史』の編纂者。

預言者ムハンマド( محمد、Muḥammad、ca.570 – 632/6/8;イスラム教の開祖)は、ブラックストーンの歴史で重要な役割を演じたとされています。最初の預言的啓示を受ける以前の602年、ムハンマドはカーバを再建中、黒石は一時的に別の場所に移されていました。イブン イスハーク(ibn Isḥaq)の『預言者伝』に伝えられる内容によると、ムハンマドは、どの部族が黒石をカーバに据えるかでメッカの部族間に起きていた争いを和解させました。解決方法は、ブラックストーンを布に載せ、全ての族長がこれを持ち上げて運び、ムハンマドが自分の手で所定の位置に収めるというものでした。

ムスリムの間の言い伝えでは、黒石は、どこに祭壇を築き神に犠牲を捧げれば良いのかをアダムとイヴに示すため、天国から落とされたものとされているが、別の伝承によれば、黒石は、アダムが堕落した罰としてアダムの守護天使が姿を変えさせられたものだとされています。 

                          

イラクの国旗。中央にアッラーフ・アクバル((アラビア語:الله أكبر)とは、「アッラーフは最も偉大である」を意味するイスラム教の祈りの言葉)の文字が書かれています。

630年にマディーナの支配権を確立したムハンマドは、大軍勢を率いて、敵対していたメッカに進軍しました。ほとんど無血のうちに街を征服したムハンマドは、カーバの黒石に触れて「アッラーフ・アクバル」(神は偉大なり)と叫び、周囲の者も唱和したと言われています。その後の632年3月(ヒジュラ暦10年巡礼月)、ムハンマドは、生涯で最初で、最後となる巡礼(別離の巡礼)を行います。後述するハッジにおける黒石の果たす役割も、この別離の巡礼の際にムハンマドが示した作法に基づくものです。

現在のハッジの儀礼には、巡礼がムハンマドの行為にならい、黒石に7度(カーバを1周するごとに1度)接吻しようとすることが含まれています。第2代正統カリフであるウマル (c.584-644) は、黒石に接吻する際に、参列者全員の目前でこう言った。

恐らく、あなたは石であって誰も傷付けもしなければ誰の益になることもしないでしょう。アッラーの預言者であるムハンマドがあなたに接吻したのを見たのでなければ、私もあなたに接吻などしなかったでしょう。

多くのムスリムはウマルの言葉に従っている。彼らはムハンマドを信じる精神で石に敬意を払うのであって、石そのものを信仰するのではない。しかし、それは黒石を軽視していることを意味するのではなく、害や益をもたらすのは神の手であって、それ以外の何者でもないという信仰そのものを意味するのです。現代では、カーバは大群集が訪れ各人が黒石に接吻するのはもはや不可能です。巡礼は建物の周りを巡る度に黒石の方向を単に指差すだけで良いということになっています。黒石はタワーフの周回数を数えるのに便利な、単なる目印であると良いと言う者までいます。

一部のムスリムは、最後の審判(キヤーマ)の際には、黒石が自分に接吻した者の弁護をしてくれるという、ティルミズィーが伝える次のようなハディースを信じています。

イブン・イーサーはこう言ったと伝えられています:アッラーの使徒は石についてこう言った『アッラーによれば、復活の日にアッラーは石を持ち出し、石には2つの目ができて物を見、舌ができて話し、かつて石に誠実な心で触れた者のために証言をするであろう。』 

次回 8/2 にはニュージーランドから、ハーバリスト{ニュージーランドハーブ協会※(The Herb Federation of New Zealand)会長の薬草学者、カリーナ・ヒルターマン(Karina Hilterman)}氏による、薔薇の花をハーブの観点から見たレポートをご紹介します。今までは北半球からの内容に偏っていましたので興味を持たれるのではと思います。

                                

※ニュージーランドハーブ協会は;

ハーブに興味を持つの方を対象に一つの組織にしようと1986/2に設立された協会です。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿