万葉植物園の前の、荷茶屋の暖簾をくぐった。
ウツギの花が小さい花瓶に挿してある席についた。
荷茶屋の広い庭園の新緑を見渡せる席に、座れたことに落ち着きを感じる。
荷茶屋の由来についての説明が鹿の置物の後ろに書かれていた。
『江戸時代末期に春日大社境内において、てんびん棒に茶箱と茶釜をかけて、赤膚焼の皿に「火打焼」という餅菓子を盛りました。
火吹き竹で火をおこし、参拝客に茶を振る舞っていた「荷茶屋」が当時名物だったと「大和名所図会」や他の書物にもあります。
浄らかな火で煮炊きしたものを食することで、身心を浄火させてから参拝した清めの茶屋です。』
画像に撮ったが小さすぎて読めないので、HPを見るとこのように書かれていた。
昼食には少し早かったが、「万葉粥」をオーダーした。
万葉粥の内容は月替りで、6月は、夏越の祓にちなんで赤米、小豆の粥で一品は万葉集にちなんだ四季折々の旬の野菜などが 添えている。、香の物も美味しかった。
赤米のお粥上に乗った小豆の塩加減が絶妙だった。
「お粥さん」「お豆さん」「お芋さん」「おついさん」小さい頃から、このように、食べ物に「お・・・さん」といった呼び方をしていたので、今でもついそのように口をついて出てくる。
食物の命を頂いているという考えが無意識のうちに、祖母から教わってきたのかもしれない。
炊き立ての熱さの美味しいお粥さんは、暫く奈良散策をしてきたお腹には満足だった。
庭園の緑を見ながらの食事なのが一層いい。
此処の「おかいさん」は美味しいんです
産まれてまもない小鹿、可愛いですね。
間近に見られて満足のご様子。
ウツギの花どこも満開ですね。
民俗公園の園内の散策道にも、うすい藤色で目を楽しませてくれていました。
いつもコーヒータイムのお茶所としていたのですが、おかいさんは、本当においしかったです。
お腹に優しいですね。
矢田寺の紫陽花はどうでしょうかしら・・・。
お腹に優しくおいしそうなお粥ですね~
そういえば・・・大阪では飴にも『ちゃん』付けですね~~
食べ物に「さん」や「ちゃん」をつけるのは関西だけでしょうね。