カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

十三重塔 錦の衣を纏って

2012年11月21日 | ☆ ふるさと・大和

  

 

明日香での蹴鞠会のとき出会った、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が、この談山神社の裏山で、蘇我入鹿の暴逆を、何とかしようと話し合って、飛鳥板蓋宮で、入鹿を討ち取って中央統一国家という偉業を成し遂げた、大化の改新談合の地が、裏山の談らい山です。その伝承から談山神社は御祭神は藤原鎌足公です。

       

669年10月鎌足公の病が重いと聞いた天皇は、自ら鎌足公を見舞い後に藤原の姓を与えました。藤原氏はここから始まったのです。

鎌足公の没後お墓は、現在の大阪府高槻市に造られましたが、678年唐から帰国した長男定慧和尚が、鎌足公の遺骨の一部を多武峯山頂に改葬し、十三重塔と講堂を建立しました。妙楽寺というお寺としましたが、さらに701年方三丈の神殿を建て、鎌足公の御神像を安置しました。

 

   

これが談山神社の始まりです。  談山神社由緒の栞から、一部省略しながら自分なりに理解したことを十三重塔の画像を、今回集めて、書いてみました。

   

談山神社の十三重塔が、今ここにあるそのルーツは、中央統一国家、文治政治の完成という偉業を成し遂げたことに遡るものとして、もみじの紅葉の中に建つ塔に、乱世からの一つの区切りとして改めて感慨深く眺めていました。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
錦の衣.. (ひまわり)
2012-11-22 09:05:05
おはようございます..

まあ.まあ.十三重塔と紅葉..たまらなく美しいです..
まさに.紅葉真っ盛りですね。

紅葉と塔.癒されます.
こちらは.枯れ葉よ..です.♪
でも.昨日は.遅くに色付く..黄金の銀杏見に出かけて
来ましたが..。
ひまわりさんへ (anikabe)
2012-11-22 12:35:00
塔の画像ばっかり集めちゃいました。
この塔が修復されるまでの長い間、ずっと覆い屋の中にあって見れない時期があったものですから、こうして美しい姿をもみじに飾られていると、あの時の寂しさを思い出して、ここに来ましたら沢山カメラに収めてきてしまいます。
今日は「談山神社の十三重塔特集」させていただきました。
歴史 (コスモス・・・ゆれて)
2012-11-22 17:12:54
今回は歴史のお話興味深く読ませていただきました。
十三重の塔がより一層荘厳にそびえているように感じます。
Unknown (とんとん・とん)
2012-11-22 18:25:49
 紅葉に囲まれた十三重の塔本当に美しいですね
中大兄皇子と中臣鎌足の謀議の話を読んで輝いて
いる十三重塔がまぶしく見えてきました
コスモス・・・ゆれてさんへ (anikabe)
2012-11-22 19:53:34
日本初のクーデター大化の改新でしたが、当時の大和では大変な政争だったのですね。
かいつまんだことしか書けなかったのですが、談山神社の今ある意義を思う大切な場所ですね。
とんとん・とんさんへ (anikabe)
2012-11-22 19:56:47
当時の世直しの証とでも言える、十三重塔だと認識しました。

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