カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

行き会いの空

2024年10月08日 | 

 

夏から秋へと移り変わるころの空。」行き会いの空とは、辞書に左のように書かれています。

今はもう、お彼岸も過ぎ秋半ばの頃です。

もう何年か前にこのような空のことについて書いたような記憶があります。

暑い夏の入道雲と、爽やかな風に流れる薄い秋の雲とが高い中空で、行き会って

「コンニチハ」 「サヨナラ」の挨拶をしているような季節の変わり目の空を

見上げながら、季節の移ろいを心に刻みこんでいるのが、いい季節の訪れを待つ

喜びでもありました。(10月5日撮影) 

秋雨前線が停滞しているこのところでは、今日アップしたような空は見られませんが、

すこし過ごしよくなったなあと思えた10月5日には、終日このような空を見ることが出来ました。

山際の下の方では、重たそうなモクモク雲。

中空は真綿雲、更に上は鰯雲です。

積乱雲の小人たちが、並んで「バイバイ」をして秋の雲たちとの「行き会い」に

まるで挨拶をしているような想像をめぐらして、空を眺めていました。

西吉野町の白雲山が、そんな雲たちの挨拶を眺めています。

東の空は、やや荒々しいけれど、やはり「行き会いの空」です。

今年は季節の流れが遅れていて、丁度1か月くらい前に、このような空が見られるはずでした。

お互いの雲は、もう行き会うことが無いようにと願いながら、秋晴れの空を待っています。

コメント (6)
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