橿原神宮にお詣りしたら、南神門の右側に掛けられている、紀元何年なのかと
いうのをカメラに入れています。
国民学校3年で終戦になりましたが、それまでは国の祝日には、登校して
全校が講堂に入って、その祝日の歌を歌ったものです。
「紀元節の歌」は文部省小学唱歌に入っていました。
1年から3年まで歌っていた中で、覚えているのは、
♪ 雲にそびゆる高千穂の ♪という1小節だけです。
もっと、年上の人であれば、きっと最後まで歌えることでしょう。
そこで、どんな歌だったのか今調べてみました。
紀元節唱歌
1893(明治26)年-官報3037号付録
作詞 高崎正風 作曲 伊沢修二
第一章
雲に聳(そび)ゆる 高千穂の
高根おろしに草も木も
なびきふしけん 大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
第二章
海原なせる 埴安(はにやす)の
池のおもより 猶ひろき
めぐみの波に 浴(あ)みし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
第三章
天(あま)のひつぎの 高みくら
千代よろずよに 動きなき
もとい定めし そのかみを
仰ぐ今日こそ たのしけれ
第四章
空にかがやく 日のもとの
よろずの国に たぐいなき
国のみはしら たてし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
3年生くらいで、この唱歌の意味をきっと分かっている人はいなかったことだと、
思います。
南神門
社殿の周りのカエデは、少しばかり色づいてきています。
朝晩の冷え込みが続きますと、これから美しい紅葉が見られることでしょう。
回廊
神楽殿の大きい太鼓
外拝殿から、内拝殿へのお詣りをしました。