今日の山茶花はたった一輪だけの開花です。
こんなに沢山蕾を見せているのに、開花するのも一度になるのでしょうか。
山茶花の咲く季節は寂しいのです。
息子のお嫁さんが急な病で入院したのはこの頃です。
次に咲くのはこの蕾でしょう。
忘れず見ることにします。
地味な白い小さな花が沢山咲いています。
柊の花です。
木犀と同じ種類と聞きました。
それほど強い香りはしませんが、ほのかにいい香りが傍に行くと漂ってきます。
もっと丁寧に撮ってと、花に怒られそうです。
どこから来たのかこんな蔦が、塀を這っています。
赤くなる前は、何だか嫌だったので、引っ張って取ってしまおうと思っているうちに
こんなに綺麗になりました。
取るのは、枯れてしまってからにしました。
吉祥草が金木犀の木の根元の、自分の葉陰に隠れるように咲き始めています。
この花が咲くといいことがあると聞いたのですが、この花が葉陰一杯に咲いたころ、
お嫁さんは仏様の国へと旅立っていきました。
若い命が病に勝つことができなかったのです。
だからこれらの花の咲く頃は、寂しい季節として、庭に立つのが何かものさびしく思うのです。