大きなたい焼が電線の間で泳いでいる。
駐車スペースがあれば、買いに行ってみよう。
何しろ「第2駐車場」の看板が見えているので、店の傍では無理だろうけど・・・
ところが信号の赤の間に1台が出て行くのが見えた。
青に変わった。
あるある、1台発進して空いた所に駐車 してラッキー。
車のわりにそんなに待たずに、番号を呼ばれた。
たい焼の入った袋がずらりと並んでいるのは、頼んでおいて、ほかに用に出た人たちのものだろうか。
白餡と、黒餡がある。
「白3つと、黒2つ」の注文をすると「はい。白三匹と黒二匹ですね。」とにこやかに応答。
「あっ、つでなくて、匹ね」
アツアツの五匹は、袋を受け取るとずしりと手応えがある。
ここで、友達に電話。
「熱い鯛、持っていくから、表で車の音が聴こえたら、お皿持って出てきてね。」
しまった、「焼」をつけるのを忘れたが、もう発進した後だ。
なぜこの名前のたい焼が気になってとっさに立ち寄ったにはわけがある。
それは、今年3月の初め、三重県の結城神社に、梅を観に連れて行ってもらったとき、ドライバーを務めてくださったTさんが、同じ名前のたい焼を車の中でご馳走してくれたのが、美味しくて「その道中の・・・」という記事の中で書いたことがあったからである。
Tさんのお嬢さんが買ってきたというお店と、チェーン店であるのか、場所を言って店の人に尋ねると、そこは富田林店で、同じグループだとのことだった。
熱い時はカリカリとしていて、冷めても美味しい。
友達から電話がかかり、「美味しかったよ。一つでお腹がいっぱいになって、もう一つは明日の楽しみにしておくわ。」とのことだった。