大伴家持(4143)
かたたごの花はカタクリの花であることは、万葉植物園の記事のとき書いたと思う。
その花が群れ咲く井戸に乙女たちが水を汲みに来る。その姿が愛らしくて、一篇の詩にしたのという注釈を読んだことがある。
春先に、優しい姿で咲くカタクリは好きな花で、今年も葛城山へ二度足を運んだ。
その花を詠んだ大伴家持のこの万葉歌も、好きな万葉歌の一首である。
それを、この工房で目にしたのは、大きな感動だった。
通りに面した玄関で、丁度そこにいらした奥様と挨拶して、工房を見せていただきたいとお願いしたら、快く案内してくださった。
素晴らしい作品の数々を見せていただき、23枚の画像をデジブックのアルバムにした。