大伴家持(4143)
かたたごの花はカタクリの花であることは、万葉植物園の記事のとき書いたと思う。
その花が群れ咲く井戸に乙女たちが水を汲みに来る。その姿が愛らしくて、一篇の詩にしたのという注釈を読んだことがある。
春先に、優しい姿で咲くカタクリは好きな花で、今年も葛城山へ二度足を運んだ。
その花を詠んだ大伴家持のこの万葉歌も、好きな万葉歌の一首である。
それを、この工房で目にしたのは、大きな感動だった。
通りに面した玄関で、丁度そこにいらした奥様と挨拶して、工房を見せていただきたいとお願いしたら、快く案内してくださった。
素晴らしい作品の数々を見せていただき、23枚の画像をデジブックのアルバムにした。
画面いっぱいに広がる工房の様子、柿渋染の
型抜きの版下や作品の数かず、素晴らしいです。
特に柿渋の色合いがなんともいえません。
優しさと柔かさ、自然からしかできない色合いですね。これだけの色を出すのにどのくらいの工程を経るのでしょう。
奈良ではの伝統工芸でしょうか。
麻の布を染めて、天日に干してあるのは見たのですが、それ以前の工程は、どうなのか私も凄く興味があります。
その打ち寄せていただきたいと思っています。
柿渋染は西吉野の柿博物館で、製品を見たのですが、「楽」さんのではないとのことでした。
伝統工芸として、引き継がれていく芸術作品なのでしょうね。
とにかく素晴らしかったです。
渋柿染めを初めて拝見しました。
素敵な色合いの染めなのですね。
かたくりの花と歌が一緒のなんとも贅沢な一品です。
蕨のも気に入りました。
工房で丁寧に仕事されているのがデジブックで映し出されて、私もそこへ足を踏み込んだようでした。
奈良は柿が有名ですからこうした伝統工芸が必然的に生まれたのでしょうか。
上の楕円の中の作品が一番好きでした。
五條市は、富有柿の生産高日本一といわれていますが、柿渋は、柿渋の中でも最も渋みの強い品種(天王柿など)を使うそうです。
素朴で身近な染料として、平安の昔から染物に使われてきたのだと、調べているうちに知りました。
それを、このような作品に仕上げていく技の素晴らしさをこの日に大きな感動としてカメラにいただきました。
ありがとうございました。
特に柿渋染めの色合いが最高です。
私も1枚欲しくなりました。
デジブックの作品を拝見していますと、私がその場で見学している様で、臨場感があり楽しませて頂きました。
手仕事・手作業は仕事好きでないと勤まらないのでしょうね
伝統を感じる柿渋染をデジブックの星が流れる表現にされたanikobeさんのセンスがグ~~~
もっと時間をかけて、ゆっくり見せていただきたく今もそう思っています。
デジブックの新しい表現法が入ったので、すぐそれを使いました。
新もんくいと、笑われやしないかと・・・
伊勢型紙の色と、よく似た色になるんですね。
でも、素材が布だからでしょうか、日を通す柔らかさがすてきです。
型紙は、紙を柿の渋で強くする、と聞いた記憶があるのですが、やはり布も強度は高くなるのでしょうか…?
私も一度、工房を拝見してみたくなりました。
麻布を染めていますので、布目の間から透ける、向こうの空間の存在がとても綺麗で、暖簾などはインテリアとしていいですね。
それこそずいぶん長く持つのではないでしょうか。
色が年を経ると、深くなってくるそうですから・・・