2008年4月 撮影

造幣局の桜の通り抜けが、昨日から始まったことをお昼のテレビが報じていました。
何回か行った造幣局をブログ記事の中で見つけました。
私が行っていた頃は、人出は多かったものの、申し込みをしてからの入場ではなく、思いついた時が
観桜の時だと思っていましたが、現在は申込制になっているとのことで驚きました。
古き良き時代の桜の通り抜けを・・・と思って記事にしました。

紫色の文字は当時の私の記事をコピーしました。
今日は月1回京阪沿線の大和田に行く日だった。
11時までに着けるように早く起きて準備をしていた。
時計代わりにテレビをつけていたら、大阪造幣局の通り抜けの初日が今日であることを報じていた。
午後になるけれど、帰りに寄ってこようとその瞬間思い、娘に電話をした。
「こんなに早く電話してごめんやで。出勤前の忙しい時に。大和田から造幣局に行くのやけど・・・どう行くと一番ええの?」
「今日休みやから。」
そう言って、天満で待ち合わせて一緒に行ってくれることになった。
そんな経緯で、再びの桜、それも最も豪華な桜の通り抜けに行って来た。
今年で125年目の開催という通り抜けの桜は、120品種370本トンネルになって植えられていることを聴きながら、娘と一緒に観桜できることは、何よりありがたかった。



今まで何回か行った通り抜けの時期は、いつも、押すな、押すなの人出で、ジックリと花を見つめるというよりは、美しさに感嘆の声を挙げながら、人波に乗って動く状態の日だった。
しかしこの日は、初日と午前中の雨のせいか、これまで経験したような混雑に遭遇しなかった。
「初日は報道関係の撮影をよくやっているよ」と娘が言っていたが、今年の花になった「普賢象」の下で、一箇所と、「雨宿り」(明日掲載)の花の下とで見ただけだったが、花の路の鉄柵の向こうには、放送局の名前の入った車が何台か駐車しているのが見えた。
通り抜けでありがたいのは、花の名前を書いた立て札があることだ。
その時は、なるほどと思いながら眺めているが、写しておかないとすぐ忘れるし、立て札と花がカメラの中で、どれがどっちだったかなんて、情けないことになるものもある。















桜のトンネルの下を、右へ行ったり左へ行ったり、ゆっくりと歩きながらいつの間にか出口に辿った通り抜けだった。
山桜が最後の桜だと思っていたのが、思いがけなく所用の大阪行きと、通り抜けの日が重なったので、豪華な八重桜を堪能することが出来た。

「あっ!これ、これ!これを見たかったんえ。」
離れていた娘にすぐ声をかけた。
桜に夢中になっていた時、ふと人垣の間から見えたレリーフだ。
一方通行のような人の流れに逆らって、見逃してきたレリーフを探していた。
「こんなのがあったのは知らなかった」・(2007・7・21)会の研修旅行でここに来た昨年のこと。
花の道は葉桜の緑陰の中だった。
このレリーフをカメラに収めた。
もし、あの日がなかったら、私はやはり花ばかりを見ながら花の道を進んでいただろう。
このレリーフのことをもっと知りたくて、造幣局のHPにいくつかの質問を書き込んだら、係りの方がとても親切に応えてくださった。
その誠実な対応にも感激し、このレリーフを花の時期にいつか見たいと思っていた。
レリーフの中には全て桜が彫ってあった。(造幣局からのお返事は、その日の追記として記している。)
今、色とりどりの八重桜の下で、このレリーフを見ることが出来たのも感激だった。




あの時カメラに収めた桜のレリーフです。
これも初日であったからこそ写真に残せたものでした。

緑の花びらの花を咲かせる珍しい桜です。
ここにアップしたのは、奈良の万葉植物園にある桜で、この花が開花した時には、植物園の門の所に、
「御衣黄」が開花していますと張り紙がしてあるので、それを見たくてこの時期に、奈良へよく行っていたものです。

