カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

会場点描 天平人になれる空間も

2010年04月28日 | 平城遷都1300年祭
< 遷都祭会場 点描>
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会場散策をしていると、あちこちで天平人と出会うのも面白い。
見るほうも楽しいが、本人はもっと楽しいだろう。
正倉院の御物や古文書などを研究しながら、当時の色彩をこれも忠実に再現した衣服は、身にまとうことによって、広い会場の中の自分の位置が、1300年前にタイムスリップして、天平の風に溶け込んでいく。
これは、若い人だけでなく高齢の男性の姿も様になっていて微笑ましかった。
最後の写真の左下の人は、肩にカメラさえ掛けていなかったら、都のお役人か、歌詠み人のようだ。
失礼にならないように小さく掲載したが、上品なおじさん(おじいさん)だった。


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優しいということ

2010年04月27日 | 平城遷都1300年祭
< 会場スケッチ>
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タイトルは適切ではないかとも思うが、「優しい」も含まれた記事になるかと迷いながら名づけた。
もしこの中での優しい部分がご覧になる人の心に届けばいいなぁと・・・

電車で橿原から奈良に行く時、車窓から見える朱雀門には、美しいなぁとつい車窓で目を凝らしていた。
この近鉄線が3枚目の画像で、平城宮跡の中を貫いて走る軌道になっていることには、今更ながら、よく許可が出たものだと思う。
当時はきっと発掘や調査と平行しながら進められたのだろうけれど。

さて優しい部分は、会場内を走るハートフルトラムで、高齢者や身体に障害のある人が広い会場の移動が楽なように考えられている。
ほかに、ハートフルカートもあるらしいがこの日は目にしなかった。
会場のあちこちの設置してあるベンチは、山を育てる上で必要な間伐作業があるが、その木材を利用していることが示されていた。
このイベントが終わったときに撤去すべき建物は、大抵そのような間伐材を用いて、木の温もりがある。
宮~桑名
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朱雀門から はな 夢花壇

2010年04月26日 | 平城遷都1300年祭
朱雀門北広場には彩り豊かなパンジーの植え込み花壇が大極殿にむかっている。
木の間伐材を利用した枠の中に、この時期の花が植え込んである。


< 朱雀門から はな 夢花壇>
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朱雀門から順路に沿って大極殿へと向かう途中の、花の歓迎道がある。

最初何気なく綺麗だなぁと思いながら見ていたが、それぞれの花の中央に、奈良市内の小学校名のあることに気がついて、今度は丁寧にそれらの学校名と、児童たちのメッセージに、耳を傾けるような気持ちで花壇の間を行き来した。

この祭典の日までそれぞれの学校で、丹精込めて育てるということで、大きなイベントに参加し、来る人を心を込めて迎えてくれることが分かった。

花を育てる過程で、慈しみの心や、郷土を愛する心も一緒に育てられたような気がする。
次世代を背負う子供たちの夢と希望がこの広い平城宮跡から大きく羽ばたいて未来へと繋げていくのだろう。

宮~桑名
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大極殿 平城遷都祭オープンの日

2010年04月25日 | 平城遷都1300年祭
同じ行くなら一般のオープンの日にしようと、天気予報を見ながら思っていた。
しかし、出かけるのが遅かったので、ちょうど昼食をしている時に、ぽつぽつと降り出した。
風も強く寒い。
折りたたみの傘の骨が折れはしないかと心配したぼどだが、通り雨で暫く南門で雨宿りをしていると、からっと上がったラッキーとしか言いようがない。
と、言うのは雨の間大極殿を見学していた人たちが、雨が上がると一斉に出た後で、待ち時間も行列もなしに、すぐに大極殿に入れた。


デジブック 『平城遷都1300年祭』


万葉集に詠まれた平城京

☆ あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり

☆ あをによし 奈良の都に たなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも


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平城遷都1300年にむけて

2010年04月16日 | 平城遷都1300年祭


京奈和自動車道を使わず、高田から広陵町へといつもと違うルーとで奈良方面へ車を走らせた。
途中高田の堤防の桜並木で、遅咲きの牡丹桜が所々に美しく咲いていた。
丁度大阪造幣局の通り抜けの桜と同じ頃に咲く種類なのだろう。


平城遷都が行われたのは、旧暦の710年3月10日。
今年は1300年目を迎ます。

第一次大極殿完成記念式典が4月23日で、旧暦の710年3月10日。
それが今の暦でいうと、4月23日で、式典の翌日、24日が遷都祭のオープンです。

その日が間近に迫った、平城宮跡を4月15日に訪ねてみました。
11月7日にこのイベントが終わったあと、イベント用の建物は全て撤去できるよう、県内の木材を使っているそうです。

デジブック 『平城遷都祭に向けて』


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