「一度で良いから行ってごらん。」って言うのはウチのカミさんです。彼女は仕事の関係でおごってもらったというより半ば接待だったらしいのだが、接待相手そっちのけで食べてたらしい。
なんのお店?
そうでしたね。三笑亭さんはすき焼きのお店です。というより料亭だそうです。
料亭のすき焼きですよ。すごいですよ。
ちなみにすき焼きとは
牛鍋とも言う。牛肉を豆腐、長ネギ、しらたき等と一緒にたれで煮焼きし、卵汁につけて食べる鍋料理。地方により食材や食べ方に若干差異がある。和食の代表的メニューだが、江戸時代まで仏教の影響が強く、牛肉食がご法度であったため、その歴史は比較的新しい。
幕末の京都三条の橋のたもとで牛鍋の店が出たのが起こりと言われ、1872年に明治天皇が牛肉料理を召し上がってから一気に全国に広まった。
農具の鋤が語源だという説や、肉を薄く剥くからとか、いや元は「すき」じゃなくて「杉」なんだといった説まであって色々なんですね。
でもまあ牛肉の鍋としては歴史はそう古くないわけで、どうにも大味な料理だと思っているんですけどね。
割り下という出汁を利かせて食べるようになってますが、結局は砂糖と醤油でしょ、それを生卵をといて絡めて食べてしまおうという料理でしょ。
「美味しんぼ」などでは結構辛辣なことを言われてますね。
この料理って牛肉になれてない日本人でも食べることが出来るようにした料理なんじゃないだろうか。
素材の味を引き出すことに長けた日本人が編み出した料理とは思えないのですよ。
嫌いなのか?って、僕ですか?
好きですよ、もちろん。
僕の小さい頃は牛肉なんて食べる習慣なかったですから、専ら豚鍋をすき焼きと呼んでいました。
まあそれはどうでも良いことなので話を戻します。
ですからすき焼きってそんな高級な料理なんですかね。
でもそれで三笑亭さんは、もう百年もそういう風にやってこられたんで、やっぱり作るところが作ると料亭として機能してしまい、素材も厳選すると次元の違う味があるんだろうなと妄想を膨らませるばかりです。
カミさん曰く「高いからね。」一度で良いよ、こういう世界もあるんだなって、勉強してらっしゃい。」だそうで、何を偉そうに自分で払った訳じゃないんだろうにとか思うのですが、口には出せません。
まあせめてレストランでオムハヤシでも食べてみようかな。
げ!1,575円だ。
仕事のご褒美で。そうそう奢りですね。
うまかった。あぁ。うまかったですよ。
「追加の肉は自腹で。」という言葉に、
全員が苦悩した末に、「追加を」って、
決断するくらいですから。相当ですよ。
軽く「萬の世界」ですね。高いですな。
自腹で行ける様に頑張りたいものです。
でもいつか何とか、騙してでも宴席を設けたいとと思います。
そおかあ軽く萬の世界なんですね。追加したくなってしまうんだ。考えが甘かったです。
ウィンドウ自体はなんとなく精彩がない感じなので、つい見逃してしまいがちなのですが、このウィンドウには、なかなかこったものがさりげなく展示されていて、いつも感心させられます。(もう少し、見せる工夫をしないともったいないといつも思っています。)
今ですと、七夕に関したものが展示されています。(閉店後でも見られると思います。)
それはともかく、ボクにとって三笑亭の存在は残念ながら昼にレストランでカツドンを食べるくらいです。(昔よく行ったのですが最近はご無沙汰なので、今でもカツ丼があるかどうかは分りません)
死ぬまでに一度は行ってみたいです。(ちょっと大げさかな?)