独奏曲全集でハードデイズを抜ける

懸案だった書類の山をすべて片付ける。
やっと今年の前半戦の山場を越える。
という訳で、今はすべてを投げ出して、
何をして休もうか、と考えたとき、
ピアノ独奏曲全集尽くし、というのを
思いついた。
まず、ギルベルト・シュヒターの
ウィーン分離派のシューベルトの肖像が表紙の
シューベルトピアノ独奏曲全集を真っ先に聞く。
さすらい人の人懐っこい旋律が心に沁みる。
シューベルトがベストだが、
何と私はギルベルト・シュヒターの
モーツァルトピアノ独奏曲全集も格安で
持っているのである。これは珍しい逸品。
ギルベルト・シュヒターがベートーヴェンを残していない
のは残念だが、HMVのセールで買った
ブッフビンダーのベートーヴェン独奏曲全集が、そういえば、
うちにある。
というわけでトータリー・ネイキッドになって、
シューベルトとモーツァルトとベートーヴェンの
ピアノ独奏曲全集を聞きまくることにした。
遅すぎる私の夏がようやく始まった。
すべてがうまく行きますように。

長かった闇路を抜けて見晴らしのよい場所に出て憩う旋律