しいクリスマスソング「Have Yourself A Merry Little Christmas」
を歌って録音しました。
スライド画像は、数年前に撮影した長崎にあるハウステンボスの
クリスマスイルミネーション画像を使っています。
この曲は、ラルフ・ブレイン(Ralph Blane)が作詞し、ヒュー・マーティン
(Hugh Martin)が作曲しました。歌詞は、何とオリジナルから2回も書き換え
られています。
最初の歌詞は、第二次大戦で戦う兵士たちへの想いを込めて書かれたもの
でしたが、映画の中でジュディ・ガーランド(エスター役)が幼い妹
(トゥーティ役のマーガレット・オブライエン)に歌うのは、余りに暗く
重い内容なので希望が持てる内容に書き直されました。
そして、後年にフランク・シナトラがレコーディングする際に一部歌詞を
書き換えました。
現在では、シナトラが歌った歌詞で歌うアーティストが多いです。
映画の舞台は、1903年から1904年、万国博覧会を控えた古きよき時代のア
メリカ、セントルイス。弁護士一家の人間模様を描く作品で、ゆったりと
した情景を美しいカラー映像で描写し、戦争の暗い世相に疲れた人々の心に
響いて大ヒットしました。
映画のラストで父親の仕事の関係で慣れ親しんだセント・ルイスを
離れなければならないと言われた子供たちが、悲しみを隠しきれずに
いる展開になります。
一家はセント・ルイスを離れることになり、まだ幼い末娘が
「遠くに行ったら、サンタさんが私の家がわからなくなる」と泣き、
姉役のジュディー・ガーランドが慰めるように「大丈夫。サンタさんは
何でもご存知よ」と言って、歌い出すのがこの歌です。
監督のヴィンセント・ミネリはこの映画を観て感激し、ジュディー・ガーランドに
求婚しました。二人の間に生まれたのがライザ・ミネリですね。
<歌詞> 映画の中でジュディ・ガーランドが歌った歌詞です。
Have yourself a merry little Christmas, Let your heart be light, Next year all our troubles will be out of sight,
Have yourself a merry little Christmas Make the yule-tide gay Next year all our troubles will be miles away,
Once again as in olden days Happy golden days of yore Faithful friends who were near to us Will be dear to us once more
Someday soon, we all will be together If the Fates allow Until then, we'll have to muddle through somehow So have yourself a merry little Christmas now.