美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ I'll Be Home For Christmas を録音

2015-12-21 | Christmas

"I'll Be Home For Christmas" (クリスマスは我が家で) と云う曲は、

1943年(昭和18年)にウォルター・ケント(Walter Kent) が作曲し、

キム・ガノン(Kim Gannon) が歌詞を付けた曲で、現在では

クリスマスソングの代表的な曲になっています。

家族から遠く離れた生死をかけた戦場で兵士がクリスマスには

我が家に帰りたいとの思いが伝わる名曲として、歌い継がれています。

下手ッピな私が厚かましくも、この曲を歌って動画にしました。


この曲を歌って最初にヒットさせたのがビング・クロスビーです。

ビング・クロスビーは映画になったホワイトクリスマスで有名ですが、

この曲も彼が録音した音源が決定盤と名高いです。その後の1946年に

ペリー・コモ、1957年にはフランク・シナトラが吹き込んだレコードが

ヒットチャートにのぼりました。エルビス・プレスリーが歌ったのも

名唱として有名ですね。現在も新たにたくさんの歌手で録音されたり

ステージで歌われたりしています。

ビング・クロスビーがデッカレコードで吹き込んだレコードが

11週間以上にわたってチャートインし続けた理由は次の事が

あったと伝えられています。

1943年は、第2次世界大戦の真っただ中でした。アメリカの兵士は、

遠く離れた太平洋戦線やヨーロッパ戦線といった異国の戦場で

クリスマスを迎えました。
 
生死の境ギリギリの過酷な状況で故郷に帰りたい、我が家に帰りたいと

望む気持ちがこの曲の歌詞で共感され、人々の心に響きました。

「クリスマスには帰るからね、たとえ夢の中だったとしても・・・」

という歌詞が多くの兵士たちの気持ちを残された家族や恋人に伝えたのです。

そして、もう一つ、この曲には有名なエピソードがあります。

1965年12月4日に打ち上げられたジェミニ7号宇宙船が、14日間の

宇宙滞在を終えて地球に向かっていた時、船長のフランク・ボーマンが

無線交信のテストで、「ビングのこの曲をかけてくれないか」と

リクエストしました。NASAは、本当にレコードをかけジェミニ7号の

船員に聴かせたのです。今から50年以上前の世界中が注目していた

宇宙船との交信中継でこの曲がながされたエピソードです。

では、本命盤のビング・クロスビーの録音を。


次は、マイケル・ブーフレで。TVショーでのライブです。


<歌詞>

I'll be home for christmas,
You can plan on me.

Please have snow and mistletoe,
And presents on the tree.

Christmas eve will find me,
Where the love light gleams.

I'll be home for christmas,
If only in my dreams.

クリスマスには帰るから
待っていておくれ

雪とヒイラギを用意して
ツリーの下にはプレゼントも忘れずにね

クリスマスイブには会えるから
愛が光を放つ場所でね

クリスマスには帰るから
たとえ夢の中のことだったとしても・・・

 

                                    ビング・クロスビー

                  


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