美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

ビル・エヴァンスの映画「Time Remembered」を観ました。

2019-07-24 | 映画

モダン・ジャズ・ピアニストの巨匠、ビル・エヴァンスの生涯を「本人の肉声」や

彼の身内、親交のあったミュージシャンら彼を直接知る人たちの貴重な証言や数々

の写真と記録映像をもとに構成された映画「Bill Evans  Time Remembered」を

今月のはじめに大阪・梅田にある「シネ・リーブル梅田」で観ました。

※この映画を紹介している動画です。

 

スコット・ラファロの動く映像やビル・エヴァンスの姪デビー(兄の娘で有名な彼の楽曲

「ワルツ・フォー・デビー」でテーマにした)のインタビューには驚きました。

この映画作品は、2015年にブルース・スピーゲル監督が制作したドキュメンタリー映画

『Time Remembered:Life & Music of Bill Evans(英題)』で、日本では4年後の

今年に公開されました。「五大陸国際映画祭」「モンテビデオ国際映画祭」をはじめ

とした世界各国の映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞に輝いています。

 

ビル・エヴァンスについては、あまりにも有名なのでここで記載するのは、かなりの

文章が必要なので省略しますが、マイルス・デイヴィスとのモード奏法により創造された

アルバム「Kind of Blue」やその後に彼のピアノ・トリオによるインタープレイ

(ドラムもベースもピアノと対等にブレイする)などジャズの演奏スタイルに大きな影響を

与えた人物です。

※有名な「Waltz For Debby」を。 モノクロですが、彼の演奏が見れる1965年に撮影

された貴重な映像です。

 

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大好きな女優 “イングリッド・バーグマン”

2015-01-21 | 映画

先日、映画『カサブランカ』のテーマ曲“As Time Goes By” を歌って録音しました。

この曲は何度も歌っていますが、なかなか満足出来る録音が出来ません。

この曲を歌う度に感動します。

なぜ ?

それは、際立った美貌と知性を感じさせるイングリッド・バーグマンを思い出すからです。

彼女が出演した映画のすべてを見たわけではありませんが、一番印象に残っている映画は、

何と云っても『カサブランカ』なんです。

アメリカでは、文化的・歴史的・芸術的に重要なフィルムを保存するために、1989年から

アメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)という取組をしており、映画

『カサブランカ』は、これに最初にセレクトされた25本の中の1本なのです。

又、アメリカ映画協会選定の 「アメリカ映画の名セリフベスト100」(2005年)にもこの映画

でのハンフリー・ボガートの有名なセリフ「君の瞳に乾杯」など多くのセリフが選ばれています。

私が生まれていない1942年に作られた映画ですが、さすがに映画史上屈指の名作と言われている

作品で、何度見ても感動します。

イングリッド・バーグマンについて、インターネットで少し調べました。

スウェーデン出身の女優で、ヨーロッパとアメリカで数々の映画に出演しました。

1915年8月29日に生まれ、1982年の67歳の誕生日に亡くなっています。

母親を2歳の時、父親を12歳の時に亡くし叔父のもとで育てられました。

幼少の時から演技に興味を持ち、ストックホルムの王立演技学校で演技を勉強。

1934年に「ムンクブローの伯爵」で映画デビュー。

1939年に、アメリカに渡り「別離」で主演。

1942年「カサブランカ」にて人気を確実にする。

1944年「ガス燈」でアカデミー主演女優賞を受賞し、名実共にハリウッドを代表する女優になる。

1949年、当時“ネオ・リアリズモ”の筆頭格にあったロベルト・ロッセリーニが監督したイタリア映画

『ストロンボリ/神の土地』に主演。これがきっかけとなり、バーグマンとロッセリーニはともに既婚者

であったにも関わらず、不倫関係を持つようになる。

この不倫関係とその後の二人の結婚は大きなスキャンダルとなり、バーグマンはその後の数年間アメリカに

戻れなかった。

1956年、『追想』でハリウッドに復帰。この映画でアカデミー主演女優賞を受賞。

不倫関係後の結婚で評判を落としていたが、旧来のファンもこの映画への復帰でバーグマンを許したと

いわれている。

以後も活躍を続け、

1974年「オリエント急行殺人事件」にはアカデミー助演女優賞を受賞。

イングリッド・バーグマンはアカデミー賞を3度受賞しています。主演女優賞が2回、助演女優賞が1回。

年代の新しい順にイングリッド・バーグマンが出演した映画を書きました。

・スティーブ・マーティンの 四つ数えろ (1982)
・秋のソナタ (1978)
・ザ・スター (1976)
・オリエント急行殺人事件 (1974)
・春の雨の中を (1969)
・サボテンの花 (1969)
・訪れ (1964)
・黄色いロールス・ロイス (1964)
・さよならをもう一度 (1961)
・六番目の幸福 (1958)
・無分別 (1958)
・恋多き女 (1956)
・追想 (1956)
・火刑台上のジャンヌ・ダルク (1954)
・不安 (1954)
・イタリア旅行 (1953)
・われら女性 (1953)
・ヨーロッパ一九五一年 (1952)
・山羊座のもとに (1949)
・ストロンボリ/神の土地 (1949)
・凱旋門 (1948)
・ジャンヌ・ダーク (1948)
・汚名 (1946)
・白い恐怖 (1945)
・聖(セント)メリーの鐘 (1945)
・サラトガ本線 (1944)
・ガス燈 (1944)
・誰が為に鐘は鳴る (1943)
・カサブランカ (1942)
・天国の怒り (1941)
・ジキル博士とハイド氏 (1941)
・四人の息子 (1941)
・六月の夜 (1940)
・一夜かぎり (1939)
・別離 (1939)
・ドル (1938)
・女の顔 (1938)
・間奏曲 (1936)
・スウェーデンイェルム家 (1935)
・ワルプルギスの夜 (1934)
・ムンクブローの伯爵 (1934)

 

           ~ ♪ ★  ♪ ~  ~ ♪ ★  ♪ ~

 

次の動画は、3年前にジャズのセッションで歌って録音したものです。

 

               ~ As Time Goes By ~

 

You must remember this,

A kiss is still a kiss

A sigh is just a sigh

The fundamental things apply

As time goes by

 

And when two lovers woo, they still say “I love you”

On that you can rely

No matter what the future brings

As time goes by

 

Moonlight and love songs never out of date

Hearts full of passion, jealousy and hate

Women needs man and man must have his mate

That no one can deny

 

It’s still the same old story,

A fight for love and glory

A case of do or die

The world will always welcome lovers

As time goes by


これだけは忘れないでほしい
キスといえば キスをすることだし
吐息といえば ため息をつくこと
そういうものは何も変わらない
いくら時が流れようとも

恋人たちは今でも「愛している」とささやくから、信じていい
この先何があろうとも
いくら時が流れようとも


月明かりもラブソングも決して時代遅れにはならないし
恋人たちの心は、いつでも情熱と、嫉妬や憎しみでいっぱいだし
女は頼れる男を求めているし、男にはいつもそばにいてくれる伴侶が必要
そんなことは誰も否定できない

いつの時代も同じ事の繰り返し
愛と名誉のために
命を賭けて戦っても
恋する者たちを世界は優しく受け入れる
いくら時が流れようとも

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Les parapluies de Cherbourg シェルブールの雨傘

2014-03-23 | 映画

      

「シェルブールの雨傘」をフランス語で歌うカラオケを見つけ
最近、練習していますので、この映画と曲について日記を書きました。

そして、昨夜、DVDの「シェルブールの雨傘」をまた見てしまいました。

毎月見ていると思います。

高校時代(もちろんリアルタイムな封切ではなく)に観たとても印象深い映画です。

セリフを全てミッシェル・ルグランのたいへん美しい楽曲で歌っているミュージカルで、
初めて見た時は、映画と音楽が大好きな私には、たいへんに感動したものです。

物語はフランスの港町シェルブールが舞台で1957年11月から1963年のクリスマスまでの
ギー(ニーノ・カステルヌオーヴォ)とジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の悲しい物語です。

・・・ドヌーヴは、この映画の撮影当時は19歳と云われています。

熱い恋愛中で幸せの絶頂だった二人でしたが、ギーに召集令状が届きアルジェリアの
独立戦争に出征してしまい、二人の人生が大きく変わっていくのです。しかもジュヌヴィエーヴは
ギーの子供を生むのです。・・・・・理解ある宝石商の男性がそれをわかっていながらどうしても
ジュヌヴィエーヴをお嫁さんにほしい・・・ジュヌヴィエーヴの母親の努力がそうさせた。

監督のジャック・ドゥミと音楽のルグランは、この映画を制作したときは30歳代の前半でした。

1964年のカンヌ映画祭グランプリ他多数の受賞をしています。

私はこの映画にはかなりの思い入れがあり、DVDの他にVHSのビデオが2本、レーザー・ディスク、
オリジナル盤のサウンド・トラック・レコード、そして輸入盤のCDを持っております。

なぜVHSのビデオが2本あるのかと云いますと、1本は英語の字幕が出るアメリカ製なのです。
フランス映画ですから英語圏の人は字幕は当然英語な訳ですが、アメリカでこれを見つけた時
は感激でした。

又レコードも1枚ものはアメリカ盤、2枚組のフランス・オリジナル盤も探し当てて入手したほどです。
もちろんこの映画のパンフレットも入手しております。

主題歌は名曲でスタンダードになっいて他の曲も素晴らしいです。

この映画が忘れられずもう50回は見ていると思います。

こんなに何度も見た・これからも見る映画はなく異常かもしれません。

でも結構自分と同じ人が多くいるのを最近インターネットでブログや
個人のホームページを見て知りました。

たぶん来月も見ると思います。 

映画で歌っているのは、主演のカトリーヌ・ドヌーブと
ニーノ・カステルヌオーヴォですが、実際は吹き替えです。
カトリーヌ・ドヌーブの歌は、ダニエル・リカーリ、
ニーノ・カステルヌオーヴォの歌は、ジョゼ・バステルです。

作詞は、ジャック・ドゥミ(この映画の監督)

作曲は、ミシェル・ルグラン


フランス語のオリジナル歌詞

Depuis quelques jours je vis dans le silence
Des quatres murs de mon amour
Depuis ton deart l'ombre de ton absence
Me poursuit chaque nuit et me fuit chaque jour
Je ne vois plus personne j'ai fait le vide autour de moi
Je ne comprends plus rien parce que je ne suis rien sans toi
J'ai renonce a tout parce que je n'ai plus d'illusions
De notre amour ecoute la chanson

Non je ne pourrai jamais vivre sans toi
Je ne pourrai pas, ne pars pas, j'en mourrai
Un instant sans toi et je n'existe pas
Oh mon amour ne me quitte pas
Mon amour je t'attendrai toute ma vie
Reste pres de moi reviens je t'en supplie
J'ai besoin de toi je veux vivre pour toi
Oh mon amour ne me quitte pas

Ils se sont separes sur le quai d'un gare
Ils se sont eloignes dans un dernier regard
Oh je t'aim' ne me quitte pas.

訳詩

閉じこもり 沈黙の日々を過ごす
あなたが去ってから あなたの影が
毎晩私を追いかけ 昼には私から逃げてゆく
もう誰も私の目には映らない 一人ぼっちの私
もう何も分らない あなたなしでは生きてゆけない
全てあきらめたわ もう私たちの愛の歌を聴くことは
夢なのだから

あなたなしではもう生きてゆけない 死んでしまうわ
あなたがいなくなればすぐに私もいなくなってしまうの
どうか行かないで いつまでも待っているわ
私のそばにいて お願い 戻ってきて
あなたが必要なの あなたのために生きてゆきたいの
どうか行かないで
愛しているわ 行かないで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英語では、タイトルが I'll Wait For You となってます。

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're back beside me, till I'm holding you
Till I hear you sigh here in my arms

Anywhere you wander, anywhere you go
Everyday remember how I love you so
In your heart believe what in my heart I know
That forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

では、映像を。まずは映画から

この映像でダニエル・リカーリとジョゼ・バステルの
フルコーラスを聴く事ができます。

 

 

そして、ついでに私の映像も

ジャズのセッションに参加して生バンドで歌いました。画像は、映画のシーンを使いました。

 

-PS-

この画像は、映画で使われた傘屋のお店です。
現在の写真です。(今から約10年前に撮影しました)
パッチワークのお店になっていました。
映画の時に使われた看板は残ってました。

         

 

この人が、ドヌーブの歌の吹き替えした、ダニエル・リカーリです。

    

 

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