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望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話フルコース(45) 本番の1日(5)

2014-07-15 17:26:57 | 舞台・ウラ話

自分たちBチームの本番が終わり、
Aチームが用意を始めるころ、

Bチームの役者の半分は、

「お疲れさまでした~」

と、帰っていきますが、


あとの半分は、それを見送って、

ジャージのまま、お茶しに行ったり、
楽屋のフリースペースでのんびりしたり。

はたまた舞台の方で雑用したり。

要するに、時間待ちを始めます。

・・・帰らない。 いえ、帰れないんです。



「行商のシーンで、別チームの人が、
通行人で出る形にしたいんだけど」

主宰から、みんなに話があったのは、
まだ稽古も半ばのころでした。

行商のシーンとは、
凛とソデが、かごを担いで、
草履と菜っ葉を売り歩くシーンのこと。


確かに、通行人が誰もいないところで、
売り歩くって、不自然ですよね。

実際、本番で見てみると、
人が動くことで、すごくシーンが生きました。



なんだけど・・・ね。


最初に、主宰からその話が出たとき、
稽古場じゅうが、

(うわぁ~、めんどくさ~

という空気になりました。


Wキャストのメリットは、体が楽なこと。

自分の公演が終わったら、
明るいうちにさっさと帰れるし、
夜の部なら、楽屋に入るのもゆっくりだし。


それが、

(え~~~~? 通行人~?)

ただ横切るだけのために、
早く帰れないし、ゆっくり入れない。

(げっ、やだな~~)


でもまぁ、2組に分けるなら、
出るのは3公演だから、仕方ないか、

といったノリだったんです。


衣裳も、
「チームが違うんだから、
 本役の衣裳でいいでしょー」

たかが、横切るだけのために、
なんでわざわざ、
用意しなきゃいけないのよ!

・・・と、そんな感じだったんですね。


  ところが・・・。


本番近くなったころ、

喜多川季子ちゃんあたりが、
「何でもいいなら、私、着物着る」
と口火を切ったら、

なんか、みんな乗り始めて、


 一気に、コスプレ大会に(笑)


行って、帰って、と、
2回、舞台を横切るのですが、

その間の短い時間に、
着物と洋服の早替えをする人まで現れた!

人を探して、さまよう男、とか、
サイドストーリーまで作っちゃって。

お客様はほとんど見てないのに(笑)


まぁ、いろいろと、
面白かったんですが、

いかんせん、私は行商してる側だし、
出番じゃなきゃ帰っちゃってるし、で、

なかなか写真を撮れず

唯一、撮れたのが、一緒に出るメンバー。


佐々木悠花ちゃんのセーラー服モンペは、

「これだけで観に来る人いるよ!」
と、オバサン、思わず叫んじゃいました(笑)


そして千秋楽バージョンでは、

 かなりブキミなものが・・・


  (つづく)


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