望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「光垂れーる」思い出のウラ話・9

2022-04-21 13:21:34 | 舞台・ウラ話

 

<稽古場風景・その6>


――オバケ<before→after>つづき――

こういう特殊な衣裳は、
「まさか!」みたいなことがおきたりする、

と書きましたが、


ジャージでやっていたのではわからない、

「まさか!」がたくさんあるんです。

 

<視界が違う>

かぶり物によっては、横がまるっきり見えないことも。

足元が見えなかったりして、危険と判断されたら、
そこで衣裳の直しも入ります。

<可動域が違う>

手が上げられなかったり、小股でしか歩けなかったり。

これまでの振り付けがまったくできず、
さてどうする?ってこともあります。

<自分の大きさと違う>

ぬりかべや鯉のぼりのように、

自分の体よりはるかに大きいものを着ていると、
感覚がなかなかわかりにくいのです。



そして・・・、

こんな、いろいろなプロセスを経ての、
劇場での姿。

踊り終えて汗だくで戻ってきて、
衣裳を取りかけている途中にカメラを向けたのに、
いやな顔もせず対応してくれました

ヘンなところ撮っちゃってゴメンね!



ちなみに、

あんなに沢山のオバケがいたのに、
写真にはほとんど撮れてない

というのは、

オバケは着替えが大変なため、

稽古場でも、劇場でも、

使えるスペースは全部使って、
あっちこっちで着替えていたんですね。

だから私の近くで着替えているオバケしか、
撮ることができなかったんです。

 

何といっても、
早替えの現場の凄まじさってのは、
もう、大変なものですから、

いくら私が厚かましくても、
のこのこ撮りには行けません。

 

そして、完成品のオバケを見られるのは、

本番の、このときしかないんです。

 

というのも、本番以外は・・・。

 

  <つづく>

 

 

 

 

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