望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「光垂れーる」思い出のウラ話・17

2022-05-04 10:11:32 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その6>

またどんどん話がそれちゃいましたが、

舞台裏に戻ります!

 

いろいろなワチャワチャを抜けると、

今度は、客席から向かって右側。

上手のソデになります。

 

これは上手の一番奥の5番のソデと、

その次の4番のソデです。

このソデからは、こんな感じに舞台が見えます。

白い線は、ウラ話ではお馴染みの「見切れ線」。

ここから出ると、客席から見えちゃうよ、という線。

役者はこの線ギリギリに立って、

全神経を集中させて出の瞬間を待つのです。


なぜ、こうやって番号を振るのか?といえば、

これがあるから、共通認識として、
出ハケ(出たり入ったり)の場所がわかるんですね。

たとえば台本には、
私はこんな感じでメモっています。


<下手4ソデから「半分オッケー」の台詞きっかけで出る>

という意味です。

なんだけど、
私はそれでも、出ハケを忘れたりするので

 

出ハケや衣装替え、小道具などを全部書きこんだ、
一覧表を作ったりしています。



でも、これでも間違えたりするのよね~



    ・・・・・・・

     ・・・・・・・・

 

   ・・・話を戻します。

 

では、このあたりで、

一番奥の「5ソデ」から舞台に出てみます。

 

出てみると、こんな壁が。



これはホリゾントと言われる壁で、

略して「ホリ」と呼ばれています。

 

この壁に様々な照明を当てると、

まるで違う世界が広がります。

 

ちなみに、ここのホリは壁でしたが、

小劇場だと、スクリーンが多いんですね。

 

教室なんかにありますよね。

クルクル下ろして、スライド(古い?)を写したりする、
あのスクリーンの特大版です。

でもね、どの劇場のスクリーンも、
不思議なほど、壁そっくりに見えるんです。

で、わかってるのに、思わず手をついちゃって、
おっとっと、ってことも。

そのホリゾントをのぞきこむと、こんなスペースが。

 

こんなスペース、普通はありません。

でも今回はとても重要なスペースだったのです。

 <つづく>

 

 

 

 

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