新聞の本の広告欄の、ひとつの文章に目が留まった。
「なにかに手間をかけることが
愛情や真心のあかしだと思わないでほしい」
そう、そう、これ。
今でもきっとそうだろうし、自分の中にも全くないとは言い切れない。
お母さんの愛情のこもった手作りのお弁当
お母さんの真心がいっぱい詰まった手作りバッグ。
子供が小さい頃、このフレーズを聞くたびに、
どうしようもない居心地の悪さを感じていた。
なのに、自分でもそのフレーズを使ったりしていた。
きっと今でも、こういう言葉にあおられて、
懸命にいいお母さんをしている母親たちが、たくさんいると思う。
でもそこじゃない。そこじゃないんだよ。
手間をかけるという単なる「行為」を、
「愛情」と混同しちゃいけないんだよ。
この本自体には、もっともっとたくさんの問いかけがある。
男らしさ、女らしさ、母だから、父だから。
まだまだ、死語にはなってない。
これ、今年の青少年読書感想文コンクールの課題図書だそう。
若者よ。しっかり読んでくれ!
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