望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

何かに手間をかけることが

2021-08-20 10:46:31 | 暮らし・花・趣味

 

新聞の本の広告欄の、ひとつの文章に目が留まった。


「なにかに手間をかけることが
 愛情や真心のあかしだと思わないでほしい」

そう、そう、これ。

今でもきっとそうだろうし、自分の中にも全くないとは言い切れない。

 

お母さんの愛情のこもった手作りのお弁当

お母さんの真心がいっぱい詰まった手作りバッグ。

 

子供が小さい頃、このフレーズを聞くたびに、
どうしようもない居心地の悪さを感じていた。

なのに、自分でもそのフレーズを使ったりしていた。

 

きっと今でも、こういう言葉にあおられて、
懸命にいいお母さんをしている母親たちが、たくさんいると思う。

でもそこじゃない。そこじゃないんだよ。

 

手間をかけるという単なる「行為」を、

「愛情」と混同しちゃいけないんだよ。

 

 

この本自体には、もっともっとたくさんの問いかけがある。

男らしさ、女らしさ、母だから、父だから。

まだまだ、死語にはなってない。

 

これ、今年の青少年読書感想文コンクールの課題図書だそう。

若者よ。しっかり読んでくれ!

 

 

 

 

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