この前の日記「不安な歯医者さん(-_-;)」では、
またしても皆様に、
多大なるご心配をおかけしてしまいました
そして、皆さんが一致して勧めて下さったのが、
「その歯医者だけはやめなさい」
「元の先生の所に行きなさい」
・・・私、ねぇ。
この、皆さんの声がなかったら、
きっと、あの不安な先生の所に、また行っていたと思います。
ヘンなところに義理堅くて(って違うだろ、それは!)
でも、皆さんの声に背中を押してもらって、
はいっ、
あらためて、行きました~。
元の先生のところへ
診察台に座って、まず、必死で説明。
「あ、あの、3連休で、でも、痛くて仕方がなかったので、
あの、えーと、休日診療の先生を探して・・・」
「じゃぁ、ちょっと見せてくださいね。
(歯を見て)ふうむ・・・」
「あの、休日に診て下さった先生は抜歯しかないと・・・」
あ・・・、
思わず言っちゃった・・・
この発言。
実は、かなりの危険を伴うものでした。
というのも、いつもお世話になっている、この先生。
腕が確かな分、かなりプライドが高く、
その上、大人げなく意地になりやすいタイプ。
(だから行くのを躊躇したんですけどね)
ということは、
ヘタなことを言うと、自分もそれが一番と思っていても、
意地になって、違う治療をしかねないのです
でも、もう言っちゃったんだから仕方ない。
さて、
「抜歯」という言葉に、
どう反応するか・・・
「ふうむ」
「・・・・・・(まだ考えてる。ドキドキ)」
「そうですねぇ」
「は?」
「抜歯・・・しかないか・・・」
「・・・・・・(珍しく素直だわ・・・)」
「いや・・・。だけど」
「・・・・・・(やっぱり、きたか!)」
「これは難しいケースだなぁ」
要するに、歯の半分は割れていて、
もう取り除くしかないけれど、
残りの半分は残せるかもしれない とのこと。
一気に全部抜いてしまう、この前の先生の治療法とは、
明らかに違います。
そして、間違いなく、こちらの方がいいでしょう
そこで、すかさず
「やっぱり、すぐに『抜きます』って言われると、恐いですよねぇ」
(先生はそこが違いますよね。さすが名医 )
カッコ内の気持ちを込めながら、このセリフをひと言。
これ、よく役者が使う演技の手法です
このひと言が効きましたね~~~。
さすが女優!(おいおい )
「では、こうしましょう(ニコッ 会心の笑み)」
この「ニコッ」が出るときは大丈夫!
機嫌のいい証拠なんです。
要するに、半分の歯は、抜く以外、方法はないが、
もう半分は残して、周りをコーティングし、そのまま様子を見る。
人間の体はよくできたもので、
半分しかなければ、その半分がちゃんと移動して、
落ち着くべき場所に落ち着くものである、と。
さすれば、
歯も残せて、
悪い部分はとれて、
一件落着~
ほ~~、よかったぁ~~。
先生のプライドのおかげで、
こんな高度な治療をしてもらえる結果となりました。
皆様の後押しがなかったら、
きっとあの、アブナげな先生に、
歯を丸ごと、抜かれていたことでしょう
心から感謝、感謝です
ありがとうございました