東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

心の中で③

2011-05-11 | 日記

震災から2ヶ月が経ちました。


計画停電はひとまず見送りとなり、2Lの水も手に入り、ヨーグルトや納豆も揃うなど、変化していた状況はだいぶ戻りはじめています。




ただ、、、物質面で再び恵まれた生活に戻ったとしても、この、時の重なりは避難している方たちの疲労の蓄積にもつながっているのですよね・・・。



今も続く献身的な活動とは別に、仮設住宅の建設の遅れや、義援金にまつわる詐欺、風評被害など様々な問題も見聞きするようになりました。




・・・義援金については、これはもう自己責任なのかなぁ、、、と思います。どう信じてゆくか難しいところですが、怪しいと感じて、真剣に活動しているところに正当性を問うたとして、その対応に追われて本来の活動ができなかったらもったいないですし、自治体や赤十字に直接出向くのも1つの確かな方法のように感じます。



風評被害に関しては国内でもあるようですが、特に海外の、日本に関するすべてのものが汚染されているような捉え方は、悲しくなりました。そんなことはないと声を大にして言いたくとも、放射性物質とは、つまりそれだけ恐怖を与えてしまう存在なのだということですよね。。。


それでも旅行先にあえて日本を選んで下さったり、国内でもGWに東北に足を運ぶ人たちがいたりで、アンテナショップの賑わいなどを見ると、私も安全とされたものは美味しくいただかねばと思いました。(実際、特に被害の大きかった北関東や東北は、美味なるものだらけですから)



このような感じで、大体はマイナス面をプラスで補うといった様子がみられるのですが、中にはただただ腹が立つ話もありました。



例えば、勉強再開のために、教室で避難生活をおくられている方たちを(まともな移動先もない状況で)早急に移動させようとしたり、放射性物質関連でいじめが起きていたり。


・・・いつまでもいられないとしても、心身に大きな衝撃を受けた人々を気遣うことは、まだまだ必要に思います。勉強は空の下でもできますし...。


そして“いじめ”に関しては、これは正直、すぐには信じられませんでした。私は疎い人間ですが、福島の方たちがどれ程辛い思いをしているかはさすがに分かります。傷口を閉じることはできずとも、更に押し広げるような行為を意識してすることはできません。本当だとしたら、とても悲しいことです。



今回の地震は広範囲で被害が出ました。それは伊勢湾や海外にも及んでいるそうです。液状化もあります。宮城を中心として見た時、隣の岩手や福島も痛手を受けていて、茨城や千葉・・・と考えていってもそうだとすると、千年に一度といわれる大地震は、長いスパンで様々なことを考えてゆかなければいけないような気がします。


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