思い出しついでにもう少し漫画について書いていこうと思います。
私は英語を勉強中なのですが(相も変わらずの猛烈な低スピード)話せるようになりたい!と考えた一番最初のきっかけは吉田秋生さんの『BANANA FISH』という漫画と出会ったことでした(その後NYのタクシー体験で拍車がかかるのダガ)。
この漫画も、思い出すだけで──...と、実は下書きであれやこれや感想を書いたのですが止めることにしました。あの、心が震えるほどの深い感動を与えてくれた世界観を伝えるのは難しくて。魂と魂の繋がりがどういうものかを教えてくれた作品であり、後世に遺る名作なので読んでください─後日談含め─(←2018年の11月時点で考え変わりました)としか言えないのでした。。。
ただ、、、一言許されるなら...彼はどこかにいると、まだ思っている自分がいます。どれほどあのラストが素晴らしいものだと分かっていても......。
そして三度、紡木たくさんについて。
ホットロードのことを思い出していたら自分の中学時代の事も思い出しましたよ。...例えばオキシドールでブリーチとか針で腕に名前彫るとか、深夜のバイパス沿い徘徊とかクリスマス会アルコール問題とか(よゐこは真似しなry)今の私からは誰も想像できない時代がありました。一応。和希ほどドラマチックではないけれど、なぜああも揺れていたのか?な時代でしたね。
で、ホットロードよりもう少し柔らかい感じのお話しが、同じ紡木たくさんの『みんなで卒業をうたおう』です。
これも素晴らしい作品です。
男子の先輩(これがまた魅力深い)に憧れる後輩女子のお話し...なのですが、恋愛ものというよりは卒業を控えた先輩を見つめる少女の視点の淡い世界観というんですかね(←伝わる?)校舎から、わっと出てきた生徒達の中の先輩の姿とか、見つめていた定規を差し出されてくわえちゃうとことか、先輩が見つめていた存在とか(←ここが特に良い)後輩から見る先輩というのが絶妙に描かれていて胸がキュンとなるのでした(こんな言葉使ったのいつぶりだろうか)。ラストの去っていく車と戻る少女の対比も大好きです。
ちなみに私は中学の先輩の思い出はあまり無いのですけど、高校ではバスケ部の憧れの男子の先輩方からボタンを貰えたという“我が青春にいっぺんの悔いなし”感を味わいました。...インターハイにも行けるレベルの高いチームだったのでその練習はまさにスラムダンクのごとしの格好良さで個々の個性も漫画並みに際立っていて、同じバスケ部&後輩であるのをいいことに上手く甘えていましたね。まさに漫画みたいな時間でした。
後は...陸奥A子さんも外せませんね。
これまで挙げたどの作品とも違う雰囲気というか、童話を読んでいるような…ほんわか癒やし系?ともちょっと違う、魔法にかけられたような漫画を書く方です。りぼん時代のものも好きですし、徐々に絵柄もポップになり現代に近づいたYOU時代(←YOU事態はなぜかほとんど読んだことない)のものも好きです。
思い出し始めるときりがないのですが...
いくえみ綾さんの『POPS』の薬子の格好良さとか萩岩睦美さんの『魔法の砂糖菓子』という作品も心にずっと残っています。ちなみに砂糖菓子はバッドエンドではなく、私はハッピーエンドだと思っていますぞ。
ところで...私、本当にここ数年の闇時代で自分を見失っていたのですね。。漫画を読んで感動する。そんな単純で素直な反応すら忘れていました。
取り戻せて良かった:-)
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