東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

a drop of rain 110

2022-05-20 | 雨粒

希望を持とう

 

映画『ショーシャンクの空に』より


聖地へ(ぼくの地球を守って関連)5

2022-05-08 | 長い散歩

 

※イベントは終了しております

※ネタバレあり、原作未読の方は読了後に進むことをおすすめします

※完全なる個人の感想です

 

 

 

昇ることはないだろうと思っていた東京タワー、不思議なご縁に導かれいよいよその時がやってきました。…とはいえ、聖地の中枢に行くような思いはあれどやはり心は落ち着いていて静かな一歩となりました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

眼下に広がる景色を臨みながらスタンプラリーの続きを開始

それにしても、、紫苑と木蓮の二人だけ展望階にいるというのは特別感がありますね…せつなさが倍増するようでした。

 

 

スタンプ6 木蓮

ザイ=テス=シ=オン

 

うっ

 

このパスワードに紫苑への想いがどれほど込められているか…原作にて分かった時そのひたむきさに心打たれました。愛していたんだよね─

木蓮はキチェサージャリアンではあったけれど、本来はお茶目でキュートな普通の女性だったのではないかな、と思います。紫苑の前では特にそうで、紫苑もまた彼女をそう捉えていたような。でもそれが(母星の消失云々の極限状態だったとはいえ)行き違ってしまったのは残念でした。転生後に少し誤解が解けたかな?というシーンもあったのですけど(※ここらへんについてはまた漫画感想でおいおい)、なにより、あらゆることを乗り越え、解放によって大気に溶け、再びあの姿で再開を果たすことができて良かったです。。。

 

 

スタンプ7 紫苑

ハヤクドコカへ帰リタイ

………

 

ぼく球は前世と現世の両面があって、月基地と転生後に地球で過ごす彼らとあるのですけど、私はずっと紫苑に注目していました。最初の記事でも述べたように私にも同じように「帰りたい」という思いがあって、もちろん状況は全然違うのですけど気持ちを重ねていました。だからこそ先にも述べたように大変な試練を歩んだ彼が、長い長い道のりを経て愛し愛され、かえることができて本当に良かったです。。。

 

 

 

さて、、、

こんな感じで進んだスタンプラリーでした。ホッとしつつも色々と思い出し、おっきな感情を抱えたまま受け付けにて最後に待っていたのが…月基地にある装置を爆破するかコントロールするかの選択。それによってノベルティが変わりまして(ゆえに2回挑んだ方もいたらしい)、けれども私は最初からコントロールを選ぼうと決めていました。

ただそれは割と少数派だったようで……

 

※がっつりネタバレあります

 

というのも、原作ではコントロールは戦争を繰り返す地球人への制裁のような意味合を含んでいたんですよね(実際の装置は危険なものではなく立体映像投影装置だったのですけど)なので亜梨子も、紫苑に心を圧されている輪くんも爆破を望んでいたわけで、、けれども紫苑はコントロールをしようとしていて(起動した時点では2人の気持ちが届いたようだけど)…

…私はやっぱりそんな彼の気持ちに寄っていましたし、別の惑星の何某かを地球に持ち込むことになったとしても戦争を繰り返している(今となっては特に現実味を帯びている)人類に、何か少し思い知らせる必要はあるんじゃないか?とどこかで思ってしまったのもあって、あと、彼らが眠る月基地を爆破するなんてやっぱりできないというのもありました。

こう、原作を知ってるからこそといいますか、立体映像投影装置と知った倫くんが思い出すんですよね紫苑の記憶を、そこで彼は、、

「花は限りなく咲くだろう
誰もいない基地に皆の骸を守り」(原作より一部抜粋)

と語っていて、そこで紫苑の白骨と共に植物が茂っていて、私はもう本当にここのシーンのインパクトが己にダイレクトに響いてきたもので、だとするとやっぱり爆破は選べなくて……

原作の流れを知っていたというのもあるけれど、そうして手にしたノベルティを見て思わず泣いてしまったのでした。

 

 

はあ…

いつにも増して熱く語ったような(そして乱文)。

 

寿命がどうあれ、人生の折り返し付近まで来た者としてはここ最近未来のことも過去のことも同じくらいあれこれ考える日々でして、そうした中で人間って人生ってなんだべ?とカオスもよく生じるようになり、いささか愕然としていた時の驚きのイベント開催でした。

『ぼくの地球を守って』は昔を思い出す際に決まって浮かび上がる記憶の1つでもあり、当時過ごしていた環境の情景と共にあらゆる感情を掘り起こされる結果にも。つまり特別な存在。リアルに時をこえた開催はもしかしたら今の自分へのメッセージも含まれていたのかも知れません。。

ちなみに記事を書いている間にも通販にてグッズ販売が開始され、新しいアイテムも追加されてそこにキャーがいたのでびっくり!!しました。人生って本当に凄い巡り合わせをしてきますね。

 

というわけで、過去からの不思議な贈り物のような時間を過ごしたコラボイベントでした。