東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

私たちは、いま!!特別展

2020-09-05 | 長い散歩

※イベントは終了しております

※のんびり感想記事です

 

色々と思うところのあった7月8月…その思いに関連する特別展示に今年の2月行ってきました。

 

「京アニ&Do 私たちは、いま!!特別展」animega Sofmap池袋マルイ展
2020. 1/22-2/9

「Free!」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「ツルネ」の三作品の原画展示&物販という形式のイベントでした(写真は個人で楽しむぶんには撮影可~という感じだったので、パネルの一部のみ載せておきます)

当日の会場は思ったよりこじんまりとした印象でした。販売スペースの一角を使用して~という感じかな?けれども原画が展示されるというのは大変貴重で、一点一点じっくりと見ていきましたよ。

 

幾つか感想を述べていくと─

Free!では、いつも印象的だなと思っていた瞳の透け具合諸々について細かく指示が出されているのを見つけて「(わ~っ)」となりました。他にも服の皺の影や顔に映る頭髪の影等…とにかく影について細かく記されていた印象。上手く言えないのですけどアニメーションの中に感じさせるリアル…の理由が少し分かった気がしました。全体的には原画すら“1つの見せる絵”…つまり美しいなぁとも感じました。

ちなみに個人的にツボだったのは、用紙が継ぎ足されているのを動画さんに謝っている書き込み。現場の様子が伝わってきてなんだかちょっとクスッとしてしまいました(笑う箇所じゃないかもだけど)

 

ヴァイオレットエヴァーガーデンでは指示が多く書き込まれている印象を受けました。それは昼と夜の違いであったり影であったり反射光であったり、一輪のお花にいたるまでとにかく詳細。実際作品を見てもあらゆるものが繊細に描かれており、あの雰囲気を出すためにこうした細かい描写があったのだなと納得。
途中、‘監督’や‘キャラクターデザイン総作画監督’の言葉が描かれたパネルもあって(下の画像のフィルムの部分)見る側の私たちへの思いやりに感動しました。実際に観賞した映画がどう作られていったのか、その一部が分かる原画は大変興味深かったです(映画の感想は大阪ウサギに書く予定)。

 


ツルネでは体の動きや表現についての指示を多く感じました。例えば口の端の描き方についてのほんの僅かな差へのお願いがあったり(でもその差が印象を大きく変えるのかも知れない)、胴着の袖に関する…着物っぽい袖の見え方へのお願い等もあって凄いこだわりだなと。そうした動き以外では七緒の私服の柄についてアップのパターン説明があったりもして、そういえば以前見たメイキング番組の現地調査とかも念入りで、それを考えると矢が飛ぶ時の表現とか風とか光とか…全てにおいてかなりこだわられているのだなと改めて感じました。

 

といった感じなのですが、どれも共通しているのは原画の時点でかなり魅力的だったこと。そこに更に様々な手間や想いが加わって素晴らしい作品が私たちに届けられるのだなと確認できた1日でした。

 

 

物販コーナーでは主にFree!関連のものを購入。欲しかったアクスタがあったので嬉しかったです。躍動感のある動きがなんとも魅力的それとどの人物も素敵なのでクリアファイルも。あとおまんじゅうマスコットも気になったので小箱をランダムで二個購入。お家で開封して怜ちゃんが出たので渚ちゃん来るか!?と思ったらまたまた怜ちゃんでした(笑)フタゴイラッシャイ&カワイイ

 

大阪ウサギで映画の感想等について書きましたけど、私にできることは届けられた作品を観ること、、義務ではなく好きな気持ちと共に見守り続けていくことだと思っています。京都アニメーションの作品はそれを可能にしてくれる、本当に素晴らしい作品の数々だと改めて思うことのできた展示会でした。