東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

聖地へ(ぼくの地球を守って関連)4

2022-04-18 | 長い散歩

 

※イベントは終了しております

※ネタバレあり、未読の方は読了後進むことをおすすめします

※完全なる個人の感想です

 

 

ギャラリーを先に見てしまったがために、まさかの腫れた目のままスタートしたスタンプラリー。完全ににヒント無し状態で挑んだので(もちろん建物内にも詳しくない)あたりをつけてウロウロ進みました。

 

順不同で回ったのですけど、とりあえず1番からキャラへの想いも少し語りつつ~

※一応ぼかしてます

 

スタンプ1 玉蘭

「木蓮ヲ 永遠ニ 愛ス」

重いぜ(でも彼的には真剣なんだよね……)

 

亜梨子にキスした時は「(こんらてめーっ何しとるんじゃい!おおん!?💢)」となりました。もしあれが彼女のファーストキスだったら私は彼を許していない←

でも根はとってもいい青年なのですよね、前世も現世も。そのあまりの真っ直ぐさが紫苑にとっては辛いものになってしまったけれど。。なんにしても、想いはとどかなかったけれど物語の後半の現世の彼は頼もしい姿となっておりました。最終的にその子とくっつくのかい!?となったのはなんともかんともでしたけど。

 

 

スタンプ2 柊

オク=タコ=サノール=ヒイ=ラギ

無難だ(でも彼らしい)

 

月基地メンバー内で地味と言われていた彼、SNSにてなかなかラリーポイントが見つからないという伝説を打ち立ててもいました。

それを見ていたのでどんな場所も注意するように探して行き、おかげで早めに発見。が、確かになんだか分かりづらかった件(オーラよもっと彼に)。

でも地味ではあるけれど、前世も現世も彼がいてくれて本当に良かった…と思わせてくれる人物でした。

 

 

スタンプ3 繻子蘭

槐ノオ守ハ モウ ゴメン

ですよねー

 

ちゃきちゃきしていて木蓮にもビシッと意見を言えてしまうところが好きでした(現世ではちょっと苦手な雰囲気の子だったけど)、ボーイッシュから反転したような姿だったその理由、それが槐由来だったところがなんともせつなかったな。。とはいえ、現世ではそことそこがくっつくのかあ、そうか〜うーん、となぜだか複雑な気持ちになった思い出。

 

スタンプ4 槐

玉蘭ノソバニイタイ

これぞ片思いの辛さ

 

本当に本当に玉蘭のことが好きだったんだな〜と、静かにひたむきに好きな人を思う姿が辛かったです(玉蘭の好きな人はだだ漏れだったし)。でも何が辛いって、現世にその想いを持ち込んでしまったことかなと。性別が変わったところでそれは解決にはならず、むしろ苦悩を増やしてしまったところを複雑な気持ちで読んでいました。でもだからこそ槐を己から解放するシーンが胸に迫りましたね(画集のカラー絵も切なく、何度も読み返しました)。。

ちなみにありとあらゆる書物を読んだ今、改めて考えると彼等が現世でくっつくのも十分ありだったんじゃないかと(愛があれば性別とかさ)、、うーんやっぱり友情関係かなあ……ウーン

 

 

スタンプ5 秋海棠

夢ニ楽土求メタリ

………

 

彼についてはもうなんと言ったらよいのやら…。やってくれたわね、というべきか。もうほんとになんでよ、なんでだよ?というべきか。

でも、自分の犯したあまりの罪に現世で苦しむ姿は読んでいて辛かったです。いやほんと…9年は重すぎますよ。

 

そしていよいよ初展望台へ─

 

 

 

チケットを持って二人の元へ

 

 

つづく

 

 

 


日々を過ごしながらも

2022-04-07 | 日記

 

※戦争について綴っています

 

「ウェイティングディザスター」という言葉がある。これはとても危険な状態だな…と思います。すぐそこに危機が迫っているのにどこか現実味が持てなくて写真を撮ったり避難行動をとらなかったり……。

状況は違うけれど、起きてしまった戦争についてもどこかそんなふうに感じていました。

テレビ画面に映る景色を見ながら、この青い空の下にある美しい街並みが破壊されるなんてことが本当にあるのだろうか?こんなにも静かな場所が本当に?と。

ところがそれはふと始まって、あれよあれよという間に街を破壊し、そこに暮らす人々の命が失われる映像が次々と流れてきました。

同時に、発信されている情報には気をつけるように、、という言葉も見受けられました。様々な技術が発達した今日、フェイクニュースや作られた映像など嘘や真が錯綜するだろうから見極めることが大切だと。

私は理解力に乏しいので正直、難しいです。でもそうした中でこれだけは確実と言えるのが戦争が始まったということなのですよね。そして戦争には武器が使用され、その破壊力は必ず人間にも向けられる。それだけは確かだな…と思うのです。

困難を極める中、戦場カメラマンの報告によってもいろいろ伝えられてきました。

命をかけて行動する彼らの中にもまた、ウェイティングディザスターのような状態を感じてしまった人がいるのでしょうか?以前も(※記事「守るべきもの」)考えたことがあるけれど、たった1つの命をかけてまで伝えるべきこととは何なのでしょうか?…部外者は単純にもそう思ってしまうけれど、その行動によって知る事実があるという命の尊さとの悲しき矛盾。犠牲が出てしまったこと、これこそが間違いであったならと思わずにはいられません。


私は実際の戦争を知らない世代です。でもこれまで生きてきた中で地球上のいつもどこかでミサイルが発射されていて、いつもどこかで争いが起きている。そう感じていました。

だけどやっぱりどこか現実味がなくて……。

故郷である日本は深刻な歴史を背負ってもいるし色々見聞きもするけれど、過ごす日々は平和です。実際の戦争は身近ではないと(実のところどうであっても)悠長にも感じていました。けれども、今回はなぜか遠い国の、詳しく知らない国の戦争を強く実感したのですよね……

理由は沢山あれど、その1つにテレビ塔の破壊があったように思います。

ちょうどこの衛星で己の特別な場所について考えていた時、異国で同じように佇んでいた塔か破壊される姿。そこから、自分が暮らす場所での戦争の様子が想像され、美しいと見つめていたあの場所やこの場所がもし壊されてゆくとしたら─と、考えが及びました。

実感した理由のもう1つに、飛び散った瓦礫の中にアニメのグッズが転がっていたのを見つけたこともあります。持ち主はもしかしたら私と同じようにアニメを見て、漫画を読んで、作品を好きになって関連するグッズを手に入れて喜んでいたのではないだろうか?距離は離れているけれど私となんら変わらない人々のその手にあったもの。そんな可能性を秘めたものが煤けた状態で転がっている……

それらによって、これまでないほどに戦争というものが身近に迫ってきたのです。そして今度は逆に、恐ろしいと想像するそれが今現実に彼の国で起きていると強く感じる結果にもなりました。感覚を同調させるのは心に負担をかけるかもしれないけれど、そうしていました。

 

正直、この理不尽で悲しすぎる出来事について自分の気持ちをブログに書き残すつもりはなかったのです。拙い文章力で思いを伝えるのは難しいし、周囲でも触れる人は…私の知る範囲では…少なくて(心の中は分からないけれど表に出す人が少ない印象)。でも前述の考えに至った時、書かずにいられませんでした。

 

いつだって、遠い現実であったはずの戦争という出来事。始まるなんてあるはずがないとも思っていたのに、今は、物事というのはこんな風に突然に動くのだと感じています。

そして戦争とは本当に理解できないことばかりだと。平和とは不安定な存在で、本当に感謝すべき状態なのだと。

攻撃的な人間の愚かさ、覆せないその本質への絶望。どうしたら、何をどうすれば終わるのか、日々を過ごしながらも考えています。。