「この世の何もかもが懐かしゅうござった。さらば、でござる……」
石川賢治さん写真絵本『月光浴』から、新井満さんのエッセイ〈さらば、惑星〉より
* * *
最近よくこの言葉が浮かびます。
平凡な人生など誰一人いないのではないか?…と思いつつも自分のそれを考えた時、あまりに特殊で、振り返ると時々頭が混乱しかけます。
生まれてから1つの場所に安定したことがなく、常に揺れているような人生。。。
生き抜くために否応なく身につけた姿は皮肉にも傷なく生きてきたように見えるらしく、それが誤解を生み理不尽な攻撃を受けることもしばしば。。。
あの時はあの場所にいて、あの時はあそこに…あの時は──多くの世界を見てきて多くの体験をし、身につけた姿をひっぺがせば傷だらけであることに驚かれると思うのだけれども、言葉では説明できない複雑さに愕然としたりもします。。。その間にも現実は優しさと厳しさを与えてくるわけで∞
同じ惑星、同じ国に生きる人々が自然災害によって命を奪われる現実。自分も含め誰も明日は保証されていないのだな、、、と思いながら、それでも未来に思いをはせ、いつかその時がきた時“何もかもが懐かしい”と私は思えるのだろうか……心のどこかでは思えることを確信しているような、、、そんなことを考えた今日でした。
石川賢治さん写真絵本『月光浴』から、新井満さんのエッセイ〈さらば、惑星〉より
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最近よくこの言葉が浮かびます。
平凡な人生など誰一人いないのではないか?…と思いつつも自分のそれを考えた時、あまりに特殊で、振り返ると時々頭が混乱しかけます。
生まれてから1つの場所に安定したことがなく、常に揺れているような人生。。。
生き抜くために否応なく身につけた姿は皮肉にも傷なく生きてきたように見えるらしく、それが誤解を生み理不尽な攻撃を受けることもしばしば。。。
あの時はあの場所にいて、あの時はあそこに…あの時は──多くの世界を見てきて多くの体験をし、身につけた姿をひっぺがせば傷だらけであることに驚かれると思うのだけれども、言葉では説明できない複雑さに愕然としたりもします。。。その間にも現実は優しさと厳しさを与えてくるわけで∞
同じ惑星、同じ国に生きる人々が自然災害によって命を奪われる現実。自分も含め誰も明日は保証されていないのだな、、、と思いながら、それでも未来に思いをはせ、いつかその時がきた時“何もかもが懐かしい”と私は思えるのだろうか……心のどこかでは思えることを確信しているような、、、そんなことを考えた今日でした。