※「刀剣乱舞」に基づいて行動しております
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※のんびり感想ブログです
2020年には、同じく東京国立博物館にて公開された国宝の刀を見に行きました。
展示期間2020年 6/10-9/6
(この頃既に行動規制が開始されていてネットでの予約が必要となっていました。といっても厳しい感じではなく、この日のおおよそこの時間に伺います…と密にならないよう人数調整している感じ。手消毒や体温を計り入場、その際の係の方達の対応が丁寧で好印象でした)
今回見に行ったその刀とは─
太刀 古備前包平
(名物 大包平)
銘 備前国包平作 平安時代 ・12世紀
人がいない瞬間に撮影。実際は人だかりとまではいかないものの常に誰かが見ていた感じ(予約制の効果かな?)&例のごとく写真が下手なもので遠目から
刀剣乱舞関連ではなんとも威勢のいい心のまっすぐな青年~の印象の大包平(完全なる個人の印象です)そんな雰囲気もとても好きなのですが、固定観念を持たないようにして見てみると……
…清々しさをも感じさせるすらっと伸びやかな姿で、堂々としたたたずまいの美しい刀でした。先に述べた印象も彷彿とさせつつ、それより少し静かな雰囲気でもあるように感じました。さすが天下五剣に並ぶ名刀。あと個人的に見えたような気がするのですけど、波紋の中に不思議な輝きがあったというか角度によってその輝きが見えたり見えなかったりしたのが不思議でした。。。
今回の展示は写真の通り特別なスペースが作られていて密になるのを避けることもでき、場所もすぐに分かりで良い感じでしたね。その先には他にも素晴らしい刀が沢山展示されていて、私自身今回は情勢的に館内を見回らずに集中しようと思ったので、結果、関連する刀をじっくりと見ることもできました。それが…この二口
短刀 粟田口吉光
(名物 厚藤四郎)
銘 吉光 鎌倉時代・13世紀
刀 水心子正秀
銘 川部儀八郎藤原正秀(花押)
寛政十年二月廿九日
江戸時代・寛政10年(1798)
いやはや、厚藤四郎は実際目にして驚きました。とにかく分厚い。その名の通り本当に分厚い。事前情報をまったく入れずに見たので少し唖然としてしまいましたし短刀のイメージを覆されました。非常に興味深かったです。
水心子に関しては脇差もあるのか…な?(学ぶ必要があるような気がします←刀とは奥深い)なめらかでとても美しい刃文に思わずため息が出ました&しばらく見つめてしまいました。
その後は近辺をウロウロ…正直に書くとこれまでなかなか刀剣乱舞関連以外では深い興味がわかないところもあったのですが(じっくり見たとしても)でもそんな気持ちにも少しずつ変化があり、一口一口に物語があるのかも知れない…と思うと感慨深かったです。
気持ちの変化によって見方が変わりつつある存在が他にも
以前から、何かの部品かな?でも素敵だな…と思いながら写真を撮っていたもの。二所物(三所物)という刀の装具で、今年に入り足を運んだ三井美術館によって注目することになり、改めて写真を見返してなるほど!となりました。鐔(つば)なども見て緻密さに感心したりもしましたよ。
今回の鑑賞についてはこんな感じです。
大包平というと、、刀剣乱舞についてほとんど何も知らない状態で初めて購入したくじで出会ったのが始まり。鶯丸(のことも知らなかった)と共に男士の姿で景品の箱に描かれ漠然と格好いいなと思った存在の、まさか実物を見る日が来るとは思いもしませんでした。ご縁とは本当に不思議なのです。
ところで余談なのですが、刀剣がある室に向かう前に不動明王像がありまして、その迫力に何度か佇んで見ていました。今回も同じように見ていたのですがなぜか左側の垂れた結い髪に気持ちがいきまして(弁髪というらしい)すると…同じ頃に刀剣乱舞にて山伏国広という男士が極め姿となり、不動明王と縁のある彼にも同じように弁髪があって「あれ?この髪型~」と、そのタイミングにも不思議なご縁を感じたのでした。こういった現象が度々起きているように感じます。
お土産も購入。いい意味でショックを受けた厚藤四郎のマスキングテープと前回買わずに後悔した鳥獣人物戯画関連の品(実物の公開が予定されているらしいです!)
国宝『八橋蒔絵螺鈿硯箱』(尾形光琳作~)を模したお菓子の缶箱については話題にもなり人気なのだそうですが、私はとある映画の影響で購入。そのことや中身についてはお茶時間記事にて記そうと思います。
というわけで、刀剣の鑑賞が続いております。