震災から3ヶ月が経ちました。
梅雨の季節になりましたが、少し振り返ります。
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今年の桜が咲いた時、綺麗ね・・・と思いながら被災地のことを考えました。桜前線は、やがて北へと移動して被災した人々の目にも映ればいいな・・・と。その淡い色が少しでも心を癒してくれるように願いました。
でも、、、与える印象は、きっとそれだけではありませんよね・・・儚い色が様々な悲しみを思いおこさせることだってあります。。。
最近ニュースで‘風化させたくない’という言葉をききました。
確かに、当初と比べると日々の喧騒に紛れて情報が薄れていってるようにも感じます。だけど・・・・・・忘れることなんてできませんよ、絶対に。あの出来事も、あの出来事も、どんなに時が流れても考えることがよくありますもの。そうして自然災害が多く起きる大地の上で生きていることを、考えたりするのです。
...被災地の人々が郷土愛と‘前に’と言ってるのもよく見ました。瓦礫の中でビニールハウスを早速建てている方もいて、力強いなと感じつつ、ハッとさせられたこともあります。
それは、「笑っていても、心の中では泣いているんだよ」という言葉。
ああそうか、、、どれ程の人がこうして心の中で泣いているのだろう・・・と思いました。、、、なんというか、本当の悲しみを見たような気がしました。
辛すぎると涙も出ない時ってありますから。。。
それから私は色々考えました。何かをしたくても実際に何もできていない自分が嫌で、おもいきって動いてみることにしたのです。
そして今、年明けには想像もつかなかった生活を送っています。
正直なところ、肉体的にも精神的にもかなりしんどい状況です。
でも今こうしていることが、いつか必ずどこかに繋がると信じ、意味のある中継地点にいるのだと信じて、進んで行こうと思っています。
東北は私にとっても大切な場所。豊富な海の幸、山の幸があり、美しい風景があります。・・・たとえ今どのような状況にあっても、その風景は私を含め多くの人々の心の中にあります。
激動の2011年もあと半年。年末には様々なことが進んでいるように、1歩、歩み始めたところです。