記憶に新しい小惑星探査機はやぶさ2のリュウグウミッション
そこから持ち帰った石の中に水分があることが分かりました(液体の水として封じ込められていたらしい)
それを聞いて1番に思ったのは、やはり原始地球ではこうした欠片の飛来が頻繁に起きて水の惑星へと変化したのかな〜ということ。いずれにしてもロマンあふれるお話です。
一方で、軌道を変える実験のためアメリカの探査機DARTが小惑星デイオフォルモスに衝突しました。成功か否か検証はこれからのようですが、もし軌道が変わっていたら(いなくても)身を挺して得た結果は今後の地球への脅威対策として大きな一歩となるように思います。
更に、はやぶさ2の基礎となり難しいミッションを成功させ、長い旅の果てに地球の大気に還った初代はやぶさもありました。。
何が言いたいかというと…
それぞれがそれぞれに与えられた任務をこなしているけれど、どの探査機もここ、地球が故郷なのだということ。
だいぶ気持ちが入ってしまうけれど、彼等に魂が宿っていたとして、その旅を終えたとき再び心が地球に帰って来てくれたらいいなと。…ちょっとしんみりしながらそんなことを思ったりしました(ものおもふ秋到来)
で、宇宙関連といえば東京国立博物館の琉球展に行った際、同館内に貴重な展示があることを知りそちらにも寄りましたです。
野口宇宙飛行士と宇宙飛行した土偶のフィギュア
2022年4/5〜2023年3/31
平成館一階(入って右手にありました)
重要文化財「遮光器土偶」のミニチュアフィギュア(140周年記念の海洋堂コラボガチャのかな?)が野口宇宙飛行士3回目の宇宙ステーション滞在を共にしたそうです。
こちらがそのフィギュア
あまりにも有名な土偶(そういえば土偶って実は昔の人が宇宙人を模したのではないか説とかあったような遠い目)
実際の宇宙に滞在した存在とこうして空間を共にするだけでも宇宙を身近に感じることができるような気がします。
ところで
野口宇宙飛行士(今年早期退職されました)は、2009年~2010年にかけてロシア製のフライトスーツを着ていたそうで、、
宇宙から見る地球には国境線などないと聞きますけど、今の現状を考えるとほんと何してるんだ人間ってなりますね。
以前も書きましたけど、今のところ生き物がそのままで住める惑星って地球しかなくて(たとえ他にそのような惑星があったとしても争うのは良くないけれど)ここしかないのに争ってるってなんなのか、、不毛
エネルギーとか食料とか、もっと集中すべきことが人類にはあるんじゃないかと思いました。
新たな旅に出たはやぶさ2、地球を守ることに繋がる実験のためその身を呈したアメリカの探査機、困難を乗り越え帰ってきてくれた初代はやぶさ、他にも、今も故郷地球から離れ続け深宇宙へと踏み込み続けている探査機もあります。
─彼等の故郷地球が平和であってほしい─
そんなことを考えながら、それぞれの道を行く探査機たちに思いを馳せる秋です。