東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

a drop of rain 91

2015-08-30 | 雨粒
今の僕は1日だって過去に戻らない

この日を楽しむために自分は未来から来て

最後だと思って今日を生きている



映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』より

***
私も以前は過去には戻らないと思っていました。でも今は...

a drop of rain 90

2015-08-27 | 雨粒
明けない夜はない

やまない雨はない

去らない嵐はない


映画『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』より

* * *

自然淘汰の話もしてました。

弱いものは生き残るのが難しい野生の世界。でも、人間の世界では弱いものも生きていける道がある...的な。

大変ですけどね。。


あの日

2015-08-12 | 日記
私はディズニーランドにいました。

あまりに悲しい出来事と夢の国との対比は切なく、そしてなぜか覚えているのはそれだけで、当時の報道状況など殆ど記憶にありません。

ただ、あの日夕暮れの空に一機の飛行機を見ました。あの機体かどうかは分かりません。

ただ、上空を静かに飛んでいった姿が幻のごとく心に残っています。


毎年この時期がくる度に、報道と共に改めて考えるのですけど、今年は何か少し違いました。今の私だからこそ考えることができたような。




結局、この30年私は何をしてきたのだろうか?...と。


生活に追われ、心は磨耗し、結局のところ何も出来なかった。

懸命に生きてきた、それだけで尊いことなのだけれど、搭乗者の方々が不意に奪われた世界を生きているというのに、私は何をしてきたのだろうかと。。。


今の私は、これまでに無いほどの忍耐の日々を送っています。どんなに理不尽な状況でも泣き寝入りするしかない、ただ耐えるだけの状況。

大きな牢獄に入れられているような、そんな日々は好奇心すら打ち消して(精神を守るためのフラット状態か)、でもそんな中で時折何か(物語や風や匂いとか)懐かしいものと再開すると、忘れていた感情が掘り起こされて考えてしまうのです。子供の頃の自分と現在の自分の違いを。

そして今回改めて30年間という時の流れについても考えさせられました。変わり果てた今の私は本当にどうしてしまったのか。

恐ろしい程様々な事があった30年。でも、空っぽなような、無意味だったような...

恵みの雨

2015-08-06 | 日記
連日の猛暑。

仕事を終えて帰宅して、まず冷房のスイッチ...ではなくて、窓を開けて外気を取り入れます。

いつもは熱気のこもった室内よりは低いと思われる外気が入ってくる程度なのですが、今日は開けた途端に涼やかな風が入り込んできました。

「わ~気持ちいい......」

と肌でその風を感じていると、空がゴロゴロ。雷が来る前兆だったようです(雷が来る前は冷たい風が吹くとのことで)。

それからすぐに雨が降ってきました。昼の熱を保ったままのアスファルトやら外壁やらが一気に冷やされていくような雨。まさに“恵みの雨”といった感じでした。

私としては、東京砂漠をゆくジプシーならぬ自分への潤いの雨のようでした。。。

そして、ここで書き綴っている雨粒。それも、今日の雨のように誰かの心を潤せたなら...なんて考えたのでした。

a drop of rain 89

2015-08-01 | 雨粒
生きる努力をしろ!


映画『永遠の0』より




* * *


自分には関係無いと、いつか思っていた感情...自らの生を自らの手で止めること。

でも私は今年に入って何回か、真剣に考えました。

生きてさえいれば…とか、明けない夜は...とか、色んな励ましの言葉はあるけれど、なんというか、、、その考えに捕らわれてしまうと未来とかなんとかではなくて、今、逃れたいんですよね…。波のように訪れる試練から今、逃れたい。だから後の事なんてどうでもいいといいますか......

それでも、自分とはけして無縁ではないゼロ戦を題材とした映画に、こんな風に励まされると、再び生きてみようという気になるのです。