雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 9月19日(日) 里山でみんなで杉を切って橋に

2010年09月20日 04時33分40秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 9月19日(日) 里山でみんなで杉を切って橋に

 里山の橋を建て替えることになり、そのために里の家の裏山の杉を切って、柱を橋にすることになりました。

 すこし涼しくなってきたので、里の家にみんなで集まって、地元のお二人の指導で、2本の杉の木を切って、皮をむいて柱にしました。

 女性は3人、男性10人の13人で、みんなで木を切り、皮をむいて柱にして、それを何本かにぶったぎってから、坂道を柱にロープをつけて、みんなで必死で引っ張りました。

 N子さんも、ぼくも、何人かの人も「杉の皮むき」初体験で「こりゃ、0.3人前くらいだね」なんて言われながら、お手伝いをしました。

 なにしろ、一つ間違えば、崖から転落しかねない坂道ですので、大変でした。
 何回か、柱に打ち込んでロープと結んだくさびが抜けて、ずっこけましたが、だんだん慣れてきて、太いのと細いのと4本を橋まで運びました。

 橋まで運んでのぼくの感想は「この太さなら橋にはもったいないですね。この2本は鳥居にして、橋の前に立てたらどうですか?」と言うと、誰かが「そうだ、鳥居の前にお賽銭箱をおいて、みんなここに来るたびに小銭を投げ込むんだな」と。
 グッドアイデアですね。

 汗だくになって、3本目を運び終えたら、ときどきなる耳鳴りになってしまっrたので、リタイアしました。
 日頃は、重量100グラムくらいの物を持ち運んでいますからね。

 N子さんは、途中で合流したKさんと里の家の前を鎌で草刈りをしました。いましている昼間の仕事は事務労働なので、今日くらいの肉体労働はちょうどいいようです。

 これから1ヶ月半くらい乾燥させてから、橋のかけ直し工事になります。

 ずっとオーシンツクツク、オーシンツクツクとツクツクボウシが哀しげに鳴いていました。

 作業を終えてみんなで休んでいたら、誰かが「タカが向かいの森の、あそこの枝にとまった」と言うので、里の家の中から地上用の望遠鏡「ブロミナー」を出してきて、みんなで見ました。

 何人かいてくれる鳥類の専門家は「たぶんサシバだろう」という結論でしたが、みんなでかわるがわる、望遠鏡をのぞいて、視野の中に「あ!こっちを向いた」とか、大騒ぎしました。

 鷲鷹類がいるというのは、健全な生態系なんですよね。

 この里山とつかず離れず10年以上つきあってきたボクやN子さんの感覚で言うと「里山の再出発の1日」となったと思います。
 すてきな日でした。
 この日をつくった13人のみなさんに、心から感謝いたします。